鬱と双極性障害の悲劇

 前に「発達障害より鬱の方がタチが悪い」といった類のことを書いたが、相変わらず鬱には悩まされ続けている。気圧や天気の影響で外に出られないレベルに陥ることもあるし、実際に自殺未遂をしたこともあった。正直、ここから逃れられないと本当に生き抜く自信がない。しかし、私は双極性障害のケを持っており、抗鬱剤を増やしてハイのままにすることができないのが問題でもある。
 ここで、少しだけ双極性障害についての説明をしよう。この病気は普段は鬱なのに時と場合によって躁状態になってしまうもので、それによって攻撃的な性格になってしまうこともある。皆様も街で意味もなく怒鳴りまくっている人を目にすることがあるだろう。恐らく、あれは双極性障害の人間が大量の抗鬱剤を投与されている状態である。このようなこともあり、私もその一歩手前にある為、簡単に抗鬱剤を投与して貰えないのだ。
 因みに、現在は双極性障害の薬と少しの抗鬱剤でバランスを取っている。一時期、前者のみを貰っていたものの、自分で自分を殺める一歩手前まで陥ってしまったこともあり、少し薬のバランスを取っている状態なのだ。けれども、まだまだ鬱の方が勝っており、薬の見直しをして頂きたいのが本音である。本当に何もできなくなるのだから。
 ただ、電車の中で騒いでいるヒステリックな方々を目の当たりにすると、どうしても今のままの方が良いと思ってしまうから情けない。私ももしかしたらああなってしまうのだろうか・・・・・・と心配してしまうのだ。そのような人間にはなりたくないし、薬によってそうなってしまうのも怖い。仕方のない話であるものの、少し体調が悪い方が自分らしいと言えるのではないだろうか。
 尚、次の通院は来週の予定である。このまま同じ薬を飲み続けるかどうかは分からない。だが、それをしなければ、世間に迷惑を掛ける人間に成り下がってしまう可能性もある。本当に小さなレベルの悩みではあるのだが、双極性障害は非常に辛いことだけはご理解を頂けたら有り難い。

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