見出し画像

投票に 行くも行かぬも 空気感

ブランデーの瓶

 日曜日の朝、妻と2人で区議会議員選挙の投票に行った。朝早かったせいか投票所に来ている人は少なく、しかもそのほとんどが我々と同年輩だった。「投票に来ているのは老人ばかりだね。若い人は政治に興味がないのかな。」と若者と政治に話題が向いた。「今時、候補者の写真を貼ったパネルを街角に立てるなんて時代遅れだよな。」「スマホで候補者が見れるようにしなければ。」「投票だってスマホで出来るのではないか。」「老人がのさばっている間は、新しい取り組みが進むわけない。」と話しながら家に帰った。

 若者といえば18歳の孫は投票に行っただろうか。隣の区に住んでいる孫にLINEで「興味本位で申し訳ないが、区議会議員選挙の投票に行きましたか」と聞いてみた。その日の夕方返事が来た。「投票に行きましたよ〜周りの子も結構行ってたので、行く空気感のところはみんな行ってるような気がします。そうでないところ(空気感の違う子たち?)は行っていないのかも。」若い人も行く人は行く、行かない人は行かない。この点は中高年と同じだ。

 行く子、行かない子その割合が重要だが、N数が1では割合など掴みようがない。年代別の投票率は、手に入る最新のデータである昨年の参議院選挙における東京都の推計値で見ると、10代50%、20代41%、30代51%、40代58%、50代63%、60代68%、70代以上60%である。行く子より行かない子が多く、行くおじさん・おばさんが行かないおじさん・おばさんより多いことが分かった。

 区議選の投票所の風景から、若者と選挙、若者と政治に関心が湧いた。そんな折、テレビの番組中に「私は青森県知事になりたい」と言い出す女性タレントを見つけてビックリした。ウエッブ上に名は王林、青森県弘前出身の25歳、アイドルグループ「リンゴ娘」の元メンバーとある。彼女のようなZ世代の若者が政治に参画してくれれば、若者の選挙へ行く空気感が一気に高まること間違いないしだ。頑張れ王林!頑張れZ世代!

                              (2023.04.28)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?