夫婦で会社作ってみた
夫婦で起業しました!スタートアップやっていきます!みたいなキラキラな感じではなく、家族経営の会社作っただけですが、実際に作ってみたので、何を考えて設立したかをまとめてみました。
元々、会社を作りたかった
昔からWeb界隈の友人・知人と一緒に個人開発をやったり、やろうとしていましたが、「アプリが特定の個人と紐付いてしまうこと」を問題に感じていました。
たとえば、デザイナーさんとiOSエンジニアでアプリを作るケースを考えてみましょう。
デザイナーさんがスゴクイイアプリのアイディアを思いついたので、仕様を全て自身で考えて、友人のiOSエンジニアと2人で作ったとします。
ここでiOSエンジニアのアカウントを使ってリリースすると、既存のアカウントを流用するだけなので楽ではありますが、デザイナーさんがポートフォリオとして主張しにくい状態になってしまいます。
逆にデザイナーさんがアカウント取得してリリースすると一番スッキリした状態にはなるのですが、
・毎年、Apple開発者費用を払わなければならない
・証明書やProvisioning Profileの管理やアプリのメンテも必要
という感じで、デザイナーさんが気軽に始めるには重い状態でした。
なので、みんなでアプリをリリースした時に使う、適当な紐付け先が欲しいとは元々思っていました(そしてAppleの開発者、販売元になることができるのは個人 or 法人のみ。それ以外では登録できない)。
というわけで、友人のグリさんに会社名の案を考えてもらい、
雑に会社名を決定(「いくつかの個人アプリをまとめて面倒みる」という役割にもぴったりだったので)
ドメインも即購入。
Slackもゆるゆる作成
で、どこかのタイミングで法人を作ろうかなーと思ってました。
夫婦のライフプランの変化
そんな中、
・妻の職場環境があまりよろしくない
・それが特定の個人によるものというよりは、構造的なものであり、
改善される兆しがない
という問題が浮かび上がってきました。
・僕のフリーランス(SES)での売上が立ってきており、2-3年は同様の売上が
見込めそう
・そろそろ、子供ほしい
・でも、今の妻の職場環境だと子供育てるのは現実的に無理だし、
フルタイムの正社員で転職しても、転職直後に産休は無理
という現状認識の共有と
・とは言っても、所得が分散されなくなってしまうリスクはある
・それに、妻が昔ながらの日本企業に再就職しにくくなるリスクもある
・しかし、今の職場環境にいても事態は好転しない
というリスクを夫婦で話し合い、
・所得が分散されないリスクについては一旦飲み込む
・僕の生命保険と収入補償保険あたりを厚めに積んでおけば、僕が死んだ
際のお金周りのリスクにも備えられそう
と結論付けて、妻が7月末で退職することとなりました。
会社作ってしまったほうが良さそう👀
妻は在職時からキャリアコンサルタントの資格取得を目指して勉強していたのですが、
・キャリアコンサルタント、勉強や資格取得にお金が掛かる
・僕の個人事業主の売上がそれなりに立っており、税金でそれなりに持っていかれそう
という現状があり、
・今後の夫婦の資金面を別々に考えるよりは、お互いの資金を融通し合った方が能力開発や税金面でのメリットが大きそう
・妻にバックオフィス業務や、試してみたいけど時間の都合つかなくて試せていないアイディアを実行してもらえれば、お金と時間を有効活用できそう
と考え会社設立するにいたりました。
RPGでも、パーティの装備を均等に強くしたほうが最終的にパーティ強くなるじゃないですか。そういう考えです。
まとめ
というわけで、
・友人 / 知人と個人開発したアプリの紐付け先として
・夫婦の能力開発に伴う資金移動の最適化のため
という理由で会社を設立してみました。
ちょっと責務過多にはなっていますが、何らかの問題により分割の必要性が出てくるまではこの方向性でやってみようかと思います。
追記
freeeの記事個人が法人成りしたらすべきことにも記載されていますが、意外と法人設立に伴ってやること多いです(廃業届、法人口座開設、法人カード発行、年金事務所届け出etc...)
案件で忙しい時期に勢いで法人設立するのはやめましょうね!!!!!!!(特大ブーメラン)😇😇😇
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