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そう言えば。
「意余って、弦響かず」
ってフレーズが、子どものころ読んだ太宰のどれかに出てて、今日までてっきり熟した言い回しだと思い込んでいましたのですが、ふと調べてみると、そんな成句はないらしいのね。
稀代のことば操り師め、また、やられた。
意余って、チョークが乗らず。
根源的に
とか
要は
という ことば を忘却し
ad hoc
に徹したのは
ものごころついて以来
はじめて
のことかもしれぬ
!!
転んでも、ただでは起きない。
起きてやるから、108円くらいくれ給え。
起きる、と言えば、ここ数日、面白いほど起きられない。目覚ましの音に驚く日々から、怯える日々を経て、目覚ましとニャンニャン戯れる日々が到来したのだ。n度目のスヌーズを肴に(n+1)度寝を貪るのだ。
自分が死んだ50年後、今より、少しなりとも「生きにくくない」世の中であってもらうためならば、いまの自分は、目下の不毛と不条理くらい、笑顔で甘んじて受ける。
ノルマ達成と事業拡大:そんなものは何ほどでもない。問題は、その「ノルマ」「事業」に、にんげんのこころが生きているかだけだ。
最近はパンドラの箱を開けるのがブーム。
そして、父方の先祖が隔世で自死していることに、なかなか驚愕。
祖父…自殺
祖父の祖父…大恐慌で夫婦心中
祖父の祖父の祖父…攘夷運動で切腹
なんじゃこりゃ。どんなフラグだ。出来れば回収したくないわ。
Diary: 2011.4.28
書けないよ、と思った。でも、書かなけりゃならないと、より強く思った。こんな日記が、いつ、誰の力にならないとも限らない。
手に力が入らない。得体のしれない汗ばかりが出てくる。
生まれて来るはずの僕たちの子が、今日、死んだ。
哀しい。そうだ。すごく哀しいのだ。
僕からこの単純な一言を奪おうとするものが、こんな miserable な状態で、それでも日記を書かせるものが、この生半可な知性だとすれば
TINY LINER NOTES on 'SLOOP JOHN B'
ビーチ・ボーイズの「スループ・ジョン・B」は、『僕』とじいさんが二人で漁りの旅をし、いろいろあって、帰りたくて仕方ないくらい最悪のトリップなんだという、まあそういう歌だ。
『僕』の気持ちはただひとつ:
”Let me go home.”
『僕』はいつか家へと帰るかもしれない。帰らないかもしれない。
どちらにしろ、そのことで、『僕』たちはそれぞれの
”the worst trip I’ve