夏休みの自由研究(小松伊吹を宇宙と定義した場合におけるダークマター、ダークエネルギーへの思索)

過去幼少B

突然だけど、今の通説だと、宇宙には、
目に見えるものよりはるかにたくさんの、目には見えないけどそこにある物質(ダークマター)が溢れてて、正体不明のパワー(ダークエネルギー)が宇宙を拡大させ続けてるらしい。

見えないけど計算したり、理論上はあるに違いない、と思えるものを、
「ダークなんちゃら」って名付けてるのだ。
ダークという言葉には悪いイメージもあるけど、
ここでは、光が当たらない、透明というイメージが近い。


この「ダーク○○」を二次創作……
たとえばデレマスに置き換えるなら、
裏設定がそれにあたるんじゃないか。

自分の身内アイドルの中でも、
有浦柑奈ヒストリーでいきなり、実は社長令嬢だった設定や、
家を継ぐ予定の弟がいたことが発覚、
今回のアイプロでの穂乃香ちゃんがプリマを目指してたのは
勘違いから始まってたという衝撃の過去話など、

これまでユーザーに明かされなかっただけで、
彼女達の物語、キャラクターとしての人格に密かに影響を与えて、
魅力や人物像の奥深さを広げ続ける力になってたんだと思う。

で、担当である小松伊吹にも、直接観測はできないけど、
小松伊吹の言動や考え方に影響を与えている、
ダーク設定…があるのかどうかを、真剣に考えてみたんだけど、


「過去や家庭のことを一切語らない」
「あたたかい家庭への強い憧れ、理想の結婚像だけ妙に具体的」

「世話したい方だ、旦那に家事はさせたくない等のこだわり」

「19歳になるまで女の子らしさを意識したことがなかった」(母親は?)
「小さい頃からいつも外で遊んでいた」
 →一人で生活するようになった今は、家でのんびりしたりもする
「学園祭はふけて踊ってた」
「昔から表情を作るのが苦手で、変な顔になっちゃう」
「家庭環境が複雑な速水奏と、自然と親しくなっていた」
「捨てられた(と伊吹が感じた)経験がある」
「自分らしくやってうまくいかなかったら、怖いよ…」
「蒸機公演で、親しい人を目の前で喪い、
 その悲しみや憎しみを乗り越える役を(なぜか)与えられた」
「プロデューサーや仲間にはいつも支えられてるから、
 自分もそうしたい。自分の大切なやつには、笑っていてほしい」


という風にいずれも、決して確定的なものはないし、
「今に生きるパッションアイドルだから全部深い意味はない」
と言ってしまえばそうだよね、程度のエピソードに思える。

必ずしもすべての出来事に
「なぜか」という理由があるとは限らない。


それでもあえて、観測できない闇の中にある意味を、引っ張り出そうとしたきっかけは、想定していた以上に、デレマススタッフは、アイドルの裏設定に様々な仕掛けを残していると、個人的に感じる機会が増えてきたため。

なので、伊吹についても何かある「かもしれない」ので、
気になることについて、観測すること、
考察することは担当Pとしてちゃんとやっておこうと思った。
ちょうど夏休みだったしね。


今回振り返った中で、特に気になったのが、デレステのコミュ4。
最初はスタンダードに成長とPとの絆を描いた最高のコミュだという感想だった。

けれど、何度も見返してみると、ある部分に違和感がある。
元々、ダンスの活躍の場を広げたい、という気持ちで
売り込んでアイドルになったのが、
コミュ1で描かれた伊吹の経緯だ。
けれど、コミュ4で伊吹はおかしなことを言いだす。

「アイドルらしくならないと、アンタに捨てられるかも」

踊れるならどこでも、というノリでアイドルになったはずなのに、
「捨てられたくないからアイドルらしくならないと」と言い出すのだ。


この一件については、プロデューサーの返答が百点満点で、
それによって伊吹は伊吹らしく、前へ進むことが出来るようになるのだけど、

「捨てられる」とはかなり……強烈な強い言葉だ。
過去に、捨てられた経験がないと、なかなか出てこない表現ではないか。
伊吹はこれまでの人生で「捨てられた」ことがあるのだろうか。

それは、文脈的には、先が見えないと言って辞めていってしまった
ダンス仲間だと考えるのが自然ではあるけれど。

過去や家族のことを全くと言っていいほど話さないこと、
強めの結婚願望や、やや古風な家庭観を持っていることなどと並べて考えると……
少し別の見方もできる気もする。

ということで今回は少し飛躍しているかもしれないが、
いつもと違った角度で、伊吹について考えを深めてみた次第。

過去幼少1




なお、過去に何かあったにせよなかったにせよ、「現在」の伊吹と家族の関係はすこぶる良好らしい。
ギリシャアイプロで数日間ギリシャに滞在した際、「お母さん」におみやげを買った他、帰国して家族や事務所の仲間に会えるのが楽しみ、と発言している。(10年の間に、家族に関する発言はなんと、これが唯一である)


次は何について考えようか。
そういえばなぜ、伊吹は「恋愛映画」を好きなのか。
ぷちデレラでは、「ドキドキするから」だと言っているが、恋愛映画を見始めたきっかけはなんだったのか。
まだまだ考えることは多いな。楽しい。

デレステの二周目SSRで、何か明かされるかな?
そんな期待も込めつつ。


2021.8.15

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