感謝する思いを忘れずに…
2020年4月7日、ついに緊急事態宣言が発令された。
私が住む東京は新型コロナウイルスの感染者が増えているから、いつ出されてもおかしくない状態だったから、覚悟を持っていたけど、いざ出されると「これからどうなるんだろう」という思いがどうしても出てきてしまう。
でも、こうなることは予想していたことだから、改めてこの前ブログに書いた事を心がけていきたいと思う。
毎月恒例になっている「大切にしたいこと」。
今月は「今出来る事を出来る範囲で」にしてみた。
変わること、変わらないこと
緊急事態宣言が出されたことで、生活が一変しそうな事態が増えてきた。
デパートは一部の食料品売場以外は休業してしまうし、スポーツクラブも該当する地域は休業。飲食店も今月いっぱい休業だったりテイクアウトのみだったりと、今まで通りの生活が出来ない状態になっている。
楽しみにしていたライブが延期になったり、会場に集ってのセミナーも開催できずオンラインに切り替わってるところが多い。
私が通ってる教会も先月から礼拝は動画での家庭礼拝になってしまい、イースター礼拝含め、今月も教会に行かれない日々が続いている。
仕事にしても在宅勤務に切り替えているところがあるし、打ち合わせもオンラインに変わっている所もある。
学校は休校期間が更に延長されてしまい、子どもたちにとっても運動不足になったり、心が乱れてしまってるという話を聞くことがある。
という感じで、今までの生活が一時的とはいえ出来なくなっているのに戸惑いを隠せないという人も多いのではと感じている（私も）。
その一方で、続けているところも多い。生活に必要なものが売られているスーパーやコンビニ、ドラッグストアは空いているし、銀行や病院も郵便局もやっている。
電車は通常運行だし（減便にならなくてよかった…）、道路も封鎖されていない。宅配便なども行ってるし、郵便もやっている。電話もネットも出来ているから、家に居続けても誰かと繋がれるし、何か楽しみを見つけることが出来ている。
また、保育所が開いてたり、学校が休校になったために学童保育は朝から開いているという所もあったりしている。
家で過ごせるのは…
新型コロナウイルスの感染防止のために、「不要不急の外出を控えてください」と呼びかけられて、それに対し「#家で過ごそう」や「#stayhome」などとハッシュタグを付けて応えている人が多い。
こうした取り組みはいいことだと思うし、自分がかからないために、周りに人たちに移さないために私も出来るだけ実践していきたいと思う。
その時、一つ考えてほしいと思う。
それは、私達が「#家で過ごそう」や「#stayhome」が出来ているのは、その間、働いている人たちが多くいることを。
スーパーの店員、工場で物を作っている人たち、宅配便のドライバー、電車を動かしている運転士や車掌、物流を運ぶ人、電気、ガス、水道などライフラインを作って守っている人たち、保育士、学童、介護の人たち、銀行員、公務員、そして、最前線で働いている病院の医師や看護師、医療事務の人たち…数えられないくらい多くの人達によって、私達のインフラを守られているんだなと気付かされた。
それなのに、そのことに気づかずに「外に出られない」と不平不満を言いそうになったり、自粛するのが嫌で外に出たいという思いが出た時、自分の弱さに気付かされてしまった。
彼らが「命がけで」働いているからこそ、私達は「家で過ごす」ことが出来ている。感染が広がってるから、本音は自分たちも家にいたい。だけど、生活を守るために、外に出てそれぞれの場で働いている。
当たり前の生活が出来なくなってることで、このことに気付かされた。
一言「ありがとう」と感謝の言葉を
家にいることが多くなると、例えばスーパーで買い物をする以外で人と会うことが少なくなってきてしまう。最近は宅配で来た時も対面しないというケースも出てきているらしい。
感染防止のために人と会うのを避けるというのもありかもしれないけど、でも人は一人では生きていけないし、多くの人達がいるから生きていける。
だからこそ、家にいる間も働いている人をみかけたり、宅配便を受け取ったり、デリバリーで店員さんからものを受け取ったりしたら、一言「ありがとう」と声を書けていきたいと思う。
直接会わない形にしてる場合でもただ無言で返すのではなく、一言感謝の言葉をかけるだけで、相手も喜ぶし、自分も嬉しい気持ちになれると思う。
ここ1ヶ月位、どこかギスギスした感じになっていたり、不安になったりして、相手に八つ当たりにしてしまったり、心もとない言葉をかけてしまいそうになったりもしていた。
そうなりそうになった時には、深呼吸をして相手を思いやり、感謝する事を思い出していこうと思う。そして、「ありがとう」と一言かけてみよう。感謝する思いを忘れずにいることで、気持ちが穏やかになっていくと思うから。
しばらく不安になったり、穏やかに過ごせなくなることもあると思うけど、「今出来る事を出来る範囲で」取り組んでいきたい。そしてできるだけ笑顔でいることも忘れずに…。
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