お笑いとは。その1

お笑いとは。

昨日5/25、NGKに初舞台選手権というライブを見に行った。
ここ数ヶ月お笑い欲が低下していたため、1000円でお得なので行ってみるかという軽い気持ちで買ったチケットだった。
お譲りに出ていた前方席のチケット。お笑いには臨場感が欲しいので、前方席はマストである。

去年、和牛に急にハマり(好きな人に似ているという簡単な理由だった)、ひたすら追っかけた。
そしてその後M-1を追っかけ、3回戦、準々決勝と現地で見て、その熱量に圧倒された。
そして推しの敗退と共に、徐々に徐々に、お笑い欲が低迷していたのだった。

そろそろM-1みたいな熱量の高いライブが見たいと思っていた。

今回の初舞台選手権は、NGKの昼寄席に出たことのない、芸歴100年以下の芸人が出場権を持っており、芸人審査員賞、吉本のお偉いさん達の賞、観客賞の3つがあった。
蓋を開けてみると、その賞を巡ってなかなかにカロリーの高いライブとなっていたのである。(そうでない芸人さんもいたけどね。)
芸人さんたちの熱量はもちろんのこと、各劇場のイチオシを送り込んだ支配人さんたちも集っており、劇場のプライドを賭けた戦いのようにも感じられた。

今回、マイスイートメモリーズが体調不良のため出演できなくなり、奇しくも推しの黒帯が代演となった。
他にも、基本的に関西の芸人を推しているため、ダブルヒガシ、フースーヤ、軍艦が目玉であった。
関東勢も、そいつどいつ、9番街レトロ、ナイチンゲールダンスは名前を聞くから見ておきたい。
そして、ネタゲストとして登場した男性ブランコ。キングオブコント2021で面白さを知ったものの、生でネタを見たことがなかったため、本日の機会を楽しみにしていた。

観客はネタ終了後、各々3組に投票するシステムとなっていた。
M-1のように、ネタ直後に評価を書き込む用に、紙にコンビ名控えておくべきだったと反省。
なんとか面白かったコンビを頭に残しながら、次々とネタを見ていく。
個人的に印象に残っているコンビは下記の通り。

軍艦は1番手。米津玄師のネタ。去年のM-1の予選で強かったので期待していたが、少しネタが弱かったか。梅野さんは安定していたが、仁さんは緊張しいのように感じた。
推しの黒帯は2番手でじゃんけんのネタ。以前マンゲキで見たときと少し変わっていた。女てらうちが見たかった。今日は今日でウケていたが、女てらうちのあの破壊力、エグい。
Aブロック最後、ダブルヒガシ、熱い男のネタ。今日イチ笑いました。ダブルボケのスタイルで、2人ともボケを全力でやりきるのでしっかり笑える。

Bブロック1番手、そいつどいつ。森の守り神が憑依するネタ。この時点で投票3枠のうち2枠が埋まってしまった。1番手からこれだけウケるのシンプルにすごい。
青いデルタは名前も知らなかったがネタが非常に面白かった。養子縁組と留学生のネタ。留学生の子の演技が上手い。
待ってました、フースーヤ。CAのネタ。単独も見に行ったことがあるが、漫才としての話のつながりが以前よりしっかりしていたように感じる。途中で挟むギャグは何も考えずに笑って見ていられるのが彼らのネタの中毒性があるところか。
Bブロック最後は9番街レトロ。京極さんはR-1で知ったが、コンビネタを見るのは初めて。不眠ネタ。ダイアンユースケを連想させるような、低音ボイスの京極さんの声の良さが際立つ。なかむらさんの客席に寄り添ったツッコミが見ていて楽しかった。
(普段寄席でも感じていたことだが、客に寄り添った話題提供してくれる漫才師さんは親近感が湧いてしまう。)

とらんじっとやカーネギーは、どこか聞いたことあるような訛りだなと思っていたら、福岡芸人でした。どおりで。(私が九州出身なので)

長くなってしまったので、審査員の講評と、結果について思うところに関しては明日にでも書こうかな。

ど素人のお笑いレポですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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