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【活動報告】「めざせ!探検昆虫学者〜コスタリカの西田賢司さんとともに〜

2023年9月9日と10日、九州大学伊都キャンパスの生物多様性保全ゾーンと情報学習室にて、「めざせ!探検昆虫学者 〜コスタリカの西田賢司さんとともに〜」を開催しました。

講師の西田さんの希望は、「大人のレールに敷かれていない場と時間を子どもたちにのびのびと体験してもらいたい」です。大人に急かされることなく、評価されることなく、子どもたちが自分のペースでたっぷりと昆虫に向き合う時間になりました。

自分で作った虫捕り網を手に九大の森へ向かう
九州大学の敷地に広がる広大な生物多様性保全ゾーン
西田さんと学生サポーターの方々と子どもたち

保護者の同伴なしで、西田さん、昆虫や生態の研究をする大学生たち、また、広域から集まる昆虫好きのお友だちと過ごす一日は、子どもたちにとって大冒険だったでしょう。小1から小3までが対象でしたが、兄弟児として年中さんも参加しました。みんな最後まで、虫捕り網作り、昆虫採集、実体顕微鏡や虫メガネを使った観察、標本作り、創作活動に夢中でした。

2日目の子どもたち

講師の西田賢司さんは、受験勉強に疑問を抱き、単身、アメリカの高校と大学で学び、現在はコスタリカを拠点に世界で活動を続ける探検昆虫学者です。昆虫の世界を探究し続ける姿から、子どもたちがますます昆虫の魅力を感じてくれたら、主催者としてうれしいです。

西田賢司さん

今回の企画を全面的にサポートしていただいたのは、九州大学大学院 農学研究院 昆虫学教室の広渡俊哉先生と学生さん方です。子どもたちの活動の様子や応援メッセージを一人一人に書いて渡してくれました。子どもたちの宝物になることでしょう。西田さんからは、「探検昆虫学者のたまご」の認定証をもらいました。今回の体験が、自然の不思議を楽しく探究していくきっかけになることを願っています。

子どもたちに渡されたサポーターからのメッセージ
チームリーダーたちが子どもたちの観察を見守っていました
西田さんからの認定証

活動の様子

オクラネットとタマネギネットと針金で虫捕り網作り
根気強く針金通し
どの網にかかるかな
森と草原が広がる
捕れたチョウは、そっと三角紙に包む
捕まえた
大きなバッタ
だんだん虫を見つける目になっていく
チームで協力して捕れました
先生というより昆虫仲間
実体顕微鏡で虫の観察
枝のコブの中に何かいる
標本作り
九州大学に保管されます
切り絵を教えてもらいました
大学生の切り絵
小学生も切り絵に挑戦
トンボの模様をよく見て描く
迫力ある粘土の昆虫たち
大学生が描いてくれました
よく見て描いたよ
昆虫のキャラ弁を虫メガネで観察
休憩時間

保護者の方からの感想

「いろいろな虫を捕まえて嬉しそうでした。帰ってきて「虫さんも生きてるから、大事にしなきゃね!」と話してくれました。」(年中のお母さんより)
「飼う虫、逃がす虫、標本と何度も分けていました」

「​​初めて見る虫捕り網にとても大喜びしてました!たくさんの虫好きの子たちと捕って見せ合えて、とても満足してました」

「​​元々昆虫は好きだけど、怖くて触れないという気持ちも大きかったのですが、大きな蜘蛛と遊んでいるのを見て、びっくりしました」

「かなり楽しかったようで、昆虫を採取した話や、標本づくりなどを目を輝かせて話してくれました。話が止まらないほどでした」

「虫のことをもっと知りたい、また九大に虫捕りに行きたいと言っていました」

「本人は、虫捕りの時の様子や標本つくり、グループリーダーと話した事など事細かに話してくれました。大の虫好きで、虫に詳しい方々と過ごした一日に大満足の様子でした。6歳男子のどんな質問にも丁寧に答えてくださった大学生の皆さんのおかげで、もっと知りたい!という気持ちがムクムクと湧いてきたようです」

​​「スタッフのお兄さんたちがすごく優しくていろいろ教えてくれて嬉しかったと言っていました」

「標本作りが楽しかったそうです。学生さんが熱心にお話してくれていました。自宅に帰ってからの、標本作りの手順も私(母)に指導してくれたので、頑張って完成させようと思います。先生方や学生さんの昆虫に夢中な姿をみせて頂いて、子も母も感動しました。」

「子どもだけで参加するというのもとても良いと感じました。保護者はつい口出したり、手を出したりしてしまうので」

「虫取り網から制作、そして折り紙やお絵かきなどたくさんのアウトプットの方法を選択させてもらえる状況、子どもを子ども扱いせずに向き合ってくださってるんだろうな、先生方も本当に虫がお好きなんだろうなと本当に感謝です」

「帰ってからもエタノールや容器を買って標本にしたり、父親と一緒に虫を観察したりしておりました」

広渡先生よりメッセージ

「みんなに見せてあげようと思って大きな網をつかったんですけど、全部採り逃がしてしまいました。メスグロヒョウモンというちょうちょとか、タテハモドキ、最近北上してきたちょうちょとか、イシガケチョウ、ゴマダラチョウとかいたんですけど。
西田さんが作り方を教えてくれた網は、優れてるなと思いますよ。この網だと逃げてないんです。
それに、網がちっちゃいと一所懸命とろうとしてね、集中して見るんですね。手で虫を捕る子は、その昆虫が一体どこにいるかっていうのをちゃんと自分で見つけるわけです。虫の生き様をみている。今日の経験を生かして、周りにも結構めずらしい虫いるんで、これから注意して見ていってください。
この中から昆虫の研究を続けて、九大に入ってくれる人がいることを期待してます。みなさん、がんばって、楽しんでください」

 

*このイベントは、「福岡市未来へつなげる環境活動支援事業」の助成を受けています


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