うれしい心くばり

画像1 ノスタルジックな映画のワンシーンのような部屋――  これ、ある駅の待合室なんです。 高い天井に取り付けれたファンつきのクラシカルなランプが その部屋にやさしく上品な雰囲気を生み出していました。
画像2 そして部屋を見渡すと、部屋の片隅には 陶器の洗面器に水が張られ、黄色いスミレの花 が、浮かべてありました。 誰もいない駅の待合室にこんな細やかな心配りが されていることにちょっと感動♪電車がホームに入ってくると、車掌さんらしき駅員さんがどこからともなく出てきました。(無人駅かと思うくらい静かだったのですが 人がいました・笑) なんだか旅をちょっと素敵にしてくれそうな、そんな場所でした。
画像3 この駅、どこかというと、上田電鉄別所線の『別所温泉駅』でした。さらに、水に浮かべられた花のそばに小さな写真ブックが立てられていて、 手にとってめくってみると、駅を利用する人々の自然な様子が写真に収められていました。どれも暖かい表情やしぐさが収められていて、撮影者の愛情みたいなものが伝わってくるとてもやさしい写真でした。最後までめくると小さく撮影者の名前が。駅長さんでした。
画像4 この、ものすごく控えめでさりげない飾り方もなんだかスミレの花といい、品のある、センスの良さを感じました。いつかまたこの駅を訪れたとき、変わらずこんな風であってくれたらと、願わずにはいられません。でもこれ、2010年3月の写真でした。近い将来いつかまた行ってみたい場所です。

はじめまして。見に来ていただき、ありがとうございます! 「雨の詩(うた)」https://note.com/nepa88/n/n422be1298f3e を絵本にしたいと思っています。 いただいたサポートは大切に制作活動に使わせていただきます☆