とりあえず新曲のダンスについて語らせてください。

‪「今からお前に何話そうかな、どうやってこの感じ伝えようかな」

まさに私の心境である。今、私のこの胸の中にある興奮をどういう風に伝えればいいのかわかっていないので、こうして文章を綴っている。本日5月18日、MZMの1st anniversaryライブが行われた。どういう構成だったか、どういう盛り上がり方をしたのか、それはおそらく私が語る必要はないだろうと思うので、私は私なりに、興奮を文字にしようと思う。

  では、新曲の千年愛について語ろうか。まぁ皆目かってかっぴらいたと思うんだ。まさかまさか、普段家で駄弁っている、白バックのスタジオでもスマートフォンにむかって「んちんち」を言い続ける人達(ではない)が、ダンスするなんて誰が想像しただろうか。狼男はそれなりに運動をしているし、吸血鬼もジムに行っていると先日の動画で言っていた、しかし吸血鬼にいたっては体幹トレーニングで攻略ヒロインよろしく「はぅうう」と呻いていたというのに、踊る体力がどこからきたのやら。皆目見当もつかない。

さて、新曲「千年愛」。二人にとっては珍しいと言わざるを得ない曲になった。その点に関しては、私以外の誰かが語るだろう。というより私はそこまで音楽に明るいわけではないので、語ることがあまりできない。

それよりも私が言葉にしたいのは、やはりダンスについてだ。もちろん私は、ダンスの技術やらに明るいわけでもないので、所詮素人の感想であることをここに、明記しておく。

2人のダンスの揃い具合にも目を見開いたものだが、個性を踏まえての揃い方だったことに私は感激をせざるを得なかった。語彙力を失いひたすら「目が足りない」と叫んでいた。ダンスをじっくりみたい、でも後ろの画面を見たい。でもダンスみたい。そんな問答を繰り返しつつ、やはり私はダンスに目をやることにした。

2人のダンスは、静と動だった。

体を大きく見せ、長い手足を使いしなやかに踊るアンジョーさんが静のダンス。静かに綺麗に、華麗に踊る。けれど音楽に対する熱は持ったまま。それを表すダンス。小柄な体躯を活かし、キレが良く軽やかに踊るコーサカさんが動のダンス。ねずみ花火のように、バチバチとこちらが危険を感じるほどに、弾ける熱動。

ダンスの違いが、2人の相対性を示していようで、一言で言うなら「エモい」だった。MZMと出会ってから私は何度「エモい」と言う言葉を使うようになったのだろうか。一つ前の私のnoteで、アンジョーさんの声が太陽で、コーサカさんの声が影の暗殺者と語ったと思う。太陽は動かないのにこちらを焼き、暗殺者は素早く動き、こちらの動きを封ずる。彼らのダンスは、彼らの歌声の個性によく通じるものなのかもしれない。そして、その2人の歌声の相性はよく、ダンスはぴったりと揃うのだから。やはりあの2人は相性がいいのだと思わざるを得ない。

1st anniversaryライブで新曲を披露して、それが2人はあまりやらない曲調で、コーサカは初の人に詞を書いてもらい、その上ダンスを披露ときたものだ。全く彼らは、MZMはどこまでも私たちを驚かせてくれるらしい。次は何を魅せてくれるのやら。