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<ジャクソンホール・シンポジウムの結果>

<パウエル議長のスピーチの要約>

1 . 米国経済は力強く、しかし、でこぼこな回復の途上にある。
2 . 普通景気回復局面で観察される個人所得の減少は見られなかった。
    逆に個人所得は上昇した。
3 . 突然の物への需要の集中が品薄やボトルネックの原因になった。
4 . 広瀬さん飛ばしてしまったみたい・・。
5 . 耐久財インフレはそのようなシフトが原因である。
6 . 今回の不況では最初の2ヶ月であっというまに3000万人の雇用が失われた。
7 . しかし、その後の回復は急速でコロナ前より600万人低い雇用水準まで、今、戻してきた。
8 . 黒人、ヒスパニックなど社会的弱者が受けた打撃は大きい。
9 . レストラン、航空会社、歯科医などが大きな打撃を受けた半面、耐久消費財はブームとなっている。
10 . 過去12ヶ月の個人消費支出、インフレは4.2%で有り、ターゲットの2.0%を上回っている。
11 . 中身を見ると、ごく1部の品目にインフレが集中している。
12 . 値上がりが激しかった中古車価格、すでに下落に転じている。
13 . 過去25年間でみると、耐久財インフレはサービスインフレよりも、ず~と低い状態が続いていた。
14 . だから今後、耐久財インフレは一巡するだろう。
15 . 賃金の上昇は生活水準の向上に欠かせない。
16 . しかし、生産性の向上がない状態で賃金が上昇すると、それは賃金価格スパイラルを引き起こす。
だから良くない。
17 . 今の時点では、そういった悪性スパイラルが起こる兆しは見られていない。
18、長期期待インフレ率は低い位置に固定されている。
19 . 連邦準備制度理事会は目先の物価に振り回されることなく、慌てて政策を変更すべきではない。
20 . インフレに関しては、かなりのさらなる進歩が達成出来た・・(過去形の表現になっている。)
21 . 雇用の最大化に関しても明らかな進捗が見られている・・(現在進行形で、もう終わりかかっている。)
22 . 年内にテーパーを開始するのが適切である・・(言い切っている。)
23 .テ-パ-開始時期、毎月のテーパー額、それは利上げのタイミングとは無縁だと思って欲しい・・(ここは非常に重要です。)
24 .利上げに関しては、これまでとは違う、より厳しい合格基準を満たさなければ開始しない。  以上
「解説」
1 . 「テーパーリングが始まるのは何時?」

たぶん11月のFOMCくらいから、テーパーリングが始まると思います。このスピーチを読んだ限りではね。今年のFOMCは9月11月12月と3回有る。”なんで11月で決め打ちするの? パウエルのスピーチには11月とは書いてないじゃん” と、感じるかも知れないけれども、アメリカの中央銀行には不文律の掟みたいなのが有って、まあ、破られる事も有るんだけれどね、でも普通、”12月、クリスマスの直前には金融引き締めはしない” と言うのが、ジェントルマン、紳士の中央銀行家が守る事なんですよ。中央銀行ではないけれども、レイオフつまり首切り、企業が首切りをする時も12月のクリスマスの直前に従業員を解雇するというのは、”下の下の経営者” がやる事なのね。だから、ホリデーシーズン、みんなが楽しもうとしている時に、それに水を差すような事は、まずやらない。今回、ず~と説明してきた、パウエル議長のニュアンスをもう一度よく咀嚼すると、”もうだいたい外堀は埋まった” と言う事を、彼は言っていて、”年内にテーパーするよ!” という事が、クリアにコミュニケートされている訳ですから、ぎりぎりの12月まで待つ必要はないかも知れないんですよ。だから、メインのシナリオは11月というふうに考えて良いんじゃないかなというふうに僕は思います。
2 . 「9月の雇用統計の結果は、テーパーリングには影響は有るの?」
今週、9月の第1週、雇用統計の発表があります。雇用統計の数字が今回非常に強ければ、むしろ11月じゃなくて、それより前にテーパーが前倒しされる可能性はあると思っています。それはどうしてかと言うと、インフレに関してはもう達成出来たというふうに、パウエル議長は明言している訳ですよ。あと雇用の部分だけ、もうちょっとだけ粘りたい、そういう事を言っている訳でしょう。だけれども、今度発表される雇用統計が物凄く強ければ、”雇用の方も、そろそろOKでねえの?” という機運になるわけですよ。そうであれば、待っている必要はないよね、という話になるんです。
3 . 「テーパー終わったら、引き続いて利上げするんだね?」
”テーパー開始時期と毎月のテーパー額は、その後の利上げタイミングとは無縁です” と、パウエル議長がコメントしている箇所が有ったんだけれど、そこは非常に重要なので解説すると、オプショナリティ(選択性)と言う概念なんですよ。オプショナリティとは何かと言うと、”右に行こうが左に行こうが、どちらにも行ける” 言い換えれば、そういう退路を作っておくと言うか、選択肢を作っておく、それが中央銀行家にとって非常に重要な事なんです。どちらにも動けるように、狭い場所に追い込められる事を回避する目的で、この文言を挿入していると思うんですね。
4 .「じゃあ、債券買い入れプログラムの縮小で債権がゼロになっても、すぐには利上げはしないんだね?」
投資家は自動的に ”あっ、そうか、テーパーは9月から始まったんだね、減額のペースは、財務省証券と住宅抵当証券をそれぞれ1/8ずつ減額していくのだから、8ヶ月経ったらゼロになってテーパーは終了だな、そうすると8ヶ月経った後が利上げのタイミングだね” という風に先回りして予想を立てるわけですよね。だけどパウエルは、”先回りして利上げ時期を予想しないで下さい!” と言うふうにスピーチで言ってるわけですよ。
5 . 「利上げはやるんでしょう? でも我々投資家には、利上げ時期が分からないようにするって事なの?」
パウエルが ”勝手に予想しないで!” って、投資家に釘を刺したから、彼が言ったとおりに、”債券買い入れがゼロになっても利上げしない” という風に、物事が進むかと言うと、そうではないんです。要するにキープゲッシング(keep guessing、推測し続ける)。つまり、中央銀行家にとっては ”投資家にFRBの手の内を読まれ過ぎないようにする”、という事が非常に重要なんですね、ね。これを例えれば、女の子みたいなもんだよ、彼女みたいなもんだよ。要するにあまりにも彼女の次の行動が、手の内が、読み易過ぎればさ、男からなめられるわけでしょう? だから、それと同じことをパウエル議長はやっている訳ですよ。だからその辺の事からも、ぼくがこのスピーチの原稿を読んで感じた事は、”凄く丁寧に、先々の事まで考えて、先回りして予防線を張っている”、この事から僕は、”もうテーパー開始寸前だなあ” という風に感じました。

<個人的に気になった質疑>
Q1、まあこの先あまり奇をてらわず、VTIを買っていくのが正解なのでしょうね。(ライブ時間21:35) 

A . はい、そうだと思います。
1 . 「でも、VTIを買っていても、やられると思う。」
僕は、”VTIを売って下さい”って言っているんじゃないよ。利上げの局面では、”相場はぎくしゃくしない、このままず~っと、ずんずんず~んと、凪ぎのような状態で上がり続ける” という風に想定するのは、不自然だし有り得ないし、馬鹿げていると思います。金利政策が大きく変わる瞬間なんだから、1回ぐらいはそれに敬意を表して、相場がぎくしゃくした方が自然なんですよ。言っている事分かります。VTIを買っていても、やられる!
2 . 「でも、決して全降りじゃないよ! 転ばぬ先の杖は、ポジションを少し減らすって事なんですよ。」
もうアメリカ株から全降りとかさ、もう投資はやらないとかさ、そういう事ではないよ。株価と言うのは、そういう波乱を経験して、それを消化して又高くなっていく。それは1年後2年後の相場を展望した場合にね。”あぁ~、あの9月10月のぎくしゃくした時点で、売るべきじゃなかったなぁ~。”っていう風に思う局面が必ず来る。それも割と早く来ると思うんですよね、だから、”へぇ~っ” と肝を潰したところで降りないで下さい。”ひぇ~っ” と肝を潰したところで慌てて売らないこと。転ばぬ先の杖、それは何かと言うと、相場が高い今の瞬間に少しポジションを減ずって、キャッシュを拵えておくという事です。そうしておけば、9月10月に相場が荒れて株価が大きく下がった時にすっと買い増せば、取得単価が下がって気分が良いよね。
3 . 「皆さん、賢く投資をしてください、よろしく。」
駄目な投資家と言うのは、最高値圏で思いっ切り強気になってフルインベストメントで、その相場の波乱に飛び込んでいくわけですよ、積乱雲の中に飛び込んでいく。それで、相場がぎくしゃくなった時に”え~っ”となって、げろげろと吐いて、それで安値で売るわけですよ。だから、それはどうしてそういう事が起っちゃうかと言うと、波瀾に入っていく時の心の準備が悪いから、そういう事になるわけでしょう?だから安値を叩いて売る結果に終わるわけですよ。賢い投資家は、みんながかんかんの強気になっている時に、少しポジションを減らしておくんですよね。それは相場が下がった時に、”あぁ~下がったなぁ、やられたなぁ~、残念だったね。でも、少しキャッシュ作って有るんで、これで一矢を報いたいね、少し買い増して挽回しよう” と言う、オプションナリティが出来るわけでしょう? あらかじめ余裕を作っているわけだから、それを投入すれば良いわけですよ。だから、良いリズムで、きびきびした投資が出来る為には、全てがバラ色の時に少し投資を減ずっておかないと駄目なんですよ。次、どかーんとやられた時に、良いリズムで買えないわけです。ぼくもキャッシュを拵えていますよ。なんで、皆さんもそういう事をやって下さい。ただ全降りはしてないよ、全降りはしてない、よろしくお願いします。

Q2、アファーム・AFRMを90ドルで買って持っていました。今回のアマゾン・AMZNとの提携が許可されるか心配なので売ろうと思ってます(ライブ時間1:09:27)

A . 誰が許可するんですか?誰も許可する必要はないと思いますよ。
1 . 「BNPLの恐ろしさを、皆さんは分かっておいて下さいね。」
BNPLの恐ろしさと言うのは、法規制が追い付いていない事なんです。法律がないんですよ。ルールがないんです、何でも有りなんですよ。何故かと言うとあまりにも新しいサービスだからです。例えば、仮想通貨が出てきた時にさ、仮想通貨を取り締まる法律はなかったわけですよ。既存の法律は有ったけれども、仮想通貨向けの法律はなかった。当たり前だよね。仮想通貨がその物がなかったんだからさ。
2 . 「パウエル議長もビビっているよ? たぶんね。」
”アマゾンがアファームの「分割払いボタン」の実装テストを開始!”
そのニュースを見て、銀行、メガバンクの人は思わず、”パンツにおしっこをちびった”、と思うけれども、もう1人、”おしっこをちびっている人”、がいるんですよ。それは誰かと言うと、パウエル議長ですよ、パウエル議長。”わぁ~あぁ~っ・・”、って、叫んでいると思うよ。何故かと言うと、いろんなレベルで(FRB、SEC、OCC、州当局など)、銀行行政の監督の守備範囲と言うのが有りますが、そのすべての銀行行政の監督レジーム、それらのらち外でBNPLが興っているのだから、これは凄くリスキー、危険な事なんですよ、無法地帯だからね。今回のニュースでパウエル議長の気持ちは、ちょっと動いたかもしれないと思う。”これ、やばいな!早めにテーパー始めて、早めに利上げした方が良いかもしれないな、”と言う心の動きになっている筈ですよね。
3 . 「仮説:景気後退が深刻になる理由って、なに?」
ジャクソンホール・シンポジウムで
経済の事に関してデスカッションが有りました。その中で一番面白い意見を話した人はミーオ・シュウリーという人ですよね。シカゴ大学の教授、彼の専門は消費者セクター、消費者金融そういったものが専門です。彼はリセッション、景気後退という物がなぜ深刻になってしまうのか?そのメカニズムを究明する、それを専門にしている大学教授です。彼の研究では、”リセッションがギトギトになっちゃう原因は、経済が暗転した時に、それによって受けるダメージ、それが極少の一部の人に、集中的に過酷に起こる、だから、経済がなかなか這い上がってこれない” という仮説を、彼は立てています。
具体的にはリーマンショックの前に、みんながポコポコ家を買っていたんだけれど、リーマンショックで収入が減ったり失業した上に、買った家が大きく値下がりして、売却してもローンが完済出来ない、債務がたくさん残る。立ち退きに追い込まれる、って感じで、マイホームからみんなが追い出されて、銀行がその物件を接収して、それでホームレスが増えちゃったとかさ。そう言う事が起こった訳ですよね。景気サイクルのピーク(好景気・過熱気味?)で借金をして家を買う、株を買う、物を買う、その人達が、景気がちょっと暗転した時に、凄く大きなやられになってしまう。景気の暗転というものは、国民全体に等しく悪影響を与えるんじゃなくて、一部の人達だけがスパーン、スパーン、スパーンとやられるわけですね。そういう人たちが深く傷ついて退場して、樹海行きになるから、だから景気がなかなか戻って来れない。そういう事を彼は研究している訳です。
4.「BNPLって、何年か先にはリーマンショックと同じ流れになるかもよ? パウエル議長はビビっていると思う。だから、引き締めなんですよ。
今回のBNPLと言うのは、一番貧乏人のさ、キャッシュで高額な耐久消費財を買えない人達に対して、お金をばら撒くスキームがBNPLなわけでしょう?だから、一番危ない人達に、一番アグレッシブるに金貸して、どうするんですか? という話をしているわけですよ。だから、”パウエルが今、パンツを濡らしている”って言ってるわけ。言ってること分かる?だから、引き締めなんですよ。今、非常に微妙な局面に来ていて、ほんのちょっとした拍子にFRBはぐっと引き締めのスケジュールを前倒しにして、ぐっと引き締めるかもしんないよ。そういう危機感、危機意識、みんな持ってる?持ってないでしょう?マーケットはず~っと右肩上がりで高いから、広瀬さんあんなこと言ってるけれども、このままず~っといくんじゃないの?っていう風に考えている人が殆んどだと思うよ。そうじゃないと思う。そうじゃない。
5 . 「みんな、GDPの7%成長が、2022年は3.3%になるんだろう? みんなはその理由を、はっきりと分かっておくべきだと思うよ!」
だって今切れてきているんです。政府からアメリカ国民に対する財政出動がね。つまり、失業保険の上乗せ金とか、手厚い保護、キャッシュをばら撒くってことがね。それが今切れてきているんですよ。だから、DGP成長率で言うとさ、今年はたぶん7%の高い成長率が確実に出ると思いますけれど、しかし、来年は3.3%成長になるんだよね。じゃあ、GDPの7%から3.3%へのスローダウンと言うのは、何によって引き起こされるのかと言うと、これは景気そのものがスローダウンするからと言うのは一切入っていません。計算に入っているのは、今、政府がばら撒いているキャッシュ、そのプログラムが終了したら、どれくらいGDP成長の押し下げ効果が有るの?という部分だけを計算してシンプルな計算で、7%成長が3.3%成長になるんです。分かります? そのくらい大きな財政面での支援と言うのが、みんなの足元から取り払われちゃうわけです(GDP換算で約4%弱)その時に利上げするって言ってんだから、”マーケットが凪ぎの状態でいく筈がない!” と思うよ。いく理由(わけ)がない、考えが甘いですよ、みんな。

Q3、日本の個人はクレカのカードポイントを利用判断にします。米国のカードポイント制度は有るのですか?(ライブ時間2:25:16)

A . はい、それは有ります。一番ポイント関係で進んでいるカードはチェイスのサファイアカードだと思う。
1 . 「クレカとBNPLの戦いが始まった、それはITインストラクチャーの戦いなんです!」

そういうカードポイント制度云々と言うのは、ITの戦いなんです。ITインストラクチャーの優劣、それが勝敗を決める。だから今、軍拡競争みたいな事が起こっています。その戦いにチェイスは勝っているんですよ。でも今、強力なライバルが登場している、それがBNPLです。何故、BNPLの方が、クレカのポイントサービスよりも訴求力が強いかと言うと、それは、例えばペロトンが、自社のエクササイズバイクの販売戦略として、購入希望者にBNPLを提案して、”割賦販売の金利を只にしてあげますよ”、とかのサービスが出来るわけです。クレカで買ったら金利が15%ほど、アファーム・AFRMで買ったら金利がゼロ、当然みんな金利ゼロで買うわけでしょう?これは凄くパワフルな価値提案ですよね。サービスの提案ですよね。そういった形で、BNPLの方が一歩踏み込んだ、もっと魅力的なプロモーション、そのサービスの提示が出来るわけです。 そこが問題なわけ(理由)です。じゃあ何故そんな差が出てくるのかと言えば、クレカはメインフレーム時代にCOBOLだか何だか知らないけれど、苔むしたような言語で書かれたプログラムで走っているわけですよ。そんなもんIBMの世界でね、IBMのメインフレームの世界でなんか、良い、臨機応変なサービスの提案なんか、出来るわけがないわけですよ。BNPLはクラウドでAWS上でデザインされているわけだから、マーチャンズの持っている情報インフォメーションとマルケタ・MQのインフラストラクチャを合体させればさ、いろんな新しい事が出来るわけです。だから、もう勝負は目に見えている、もう勝負はついているわけですよ、その時点でね。そういう差が有ります。

Q4、VTI30%、ズーム・ZMオクタ・OKTAなど50%、最近好決算の銘柄20%を持っています。少しキャッシュポッジションを高めたい、御指導よろしく。(ライブ時間2:48:50)

A . ちょっと配分が、おかしいんじゃない? VTIとかの株価指数を、こんもり持って下さい。味付け程度に個別株を持って下さい。
1 . 「
アセット・アロケーションが、貴方のパフォーマンスの大部分を、決定してしまうんだぜ!
なんでVTIが30%しか入ってないのか? 良く分かんないんだけど。アセット・アロケーションが間違っていない? 株で儲かる、儲からない、の話をするとね。みんなは、個別株でどれを選ぶかという事が、あなたのポートフォリオのパフォーマンスを、決定的に左右する重要decision(ディシジョン:判断)だという風に思っているかも知れないけれども、それは間違いだぜ、それは正しくないぜ。それは過去を検証するとさ、明らかに間違った考え方ね。正しい理解の仕方は、”アセット・アロケーションが貴方のパフォーマンスの大部分を決定してしまう” という事で、個別株ではないという事です。だから、アロケーション、アロケーションが最も大事なんですよ。分かる?そして、アロケーションとは何かと言うと、VTIですよ、インデックス、インデックスを、どし~んと、こんもり、たくさん、ポートフォリオの50%くらい、あるいはそれ以上のインデックスを持って下さい。そして、遊びで個別株をやって下さい。これは凄く大事な話なんで良く覚えておいて下さい。そして、9月はそれが物凄く大事になる。何故かと言うと、9月はマーケットが大きな波で荒れるから、そんな時にさ、ハイパーグロース株なんか持っていたらさ、ぴ~んてさ、振り飛ばされるよ。言っている事分かる?だから、物凄く危険な局面に入っていくんだから、これから大しけが来るんだからさ、その時に、非常に弛緩した、緩慢な、たれパンダみたいなさ、ぬるい姿勢で9月相場に臨むと、悲惨な事になると思うよ。
(2021/08/29 配信)

備考」
・コモディティ・Commodity:一般に、“商品や物品”のことを指す言葉で、コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ(商品)に投資すること。
・COBOLコボル:1959年に開発された古くからあるプログラミング言語。事務処理に最適な言語として開発され、国際的な標準化がおこなわれているプログラミング言語である。アメリカ国防省が共通言語として提案し、開発された。COBOLのソースは、英語の記述コードでプログラミングすることができ、その他のプログラミング言語よりも比較的“読みやすい”ことも特徴。事務処理、計算処理、帳票作成に適しており、金融業界や政府機関において、COBOLは基幹系システムとして今でも現役で稼働している。
・リセッション:簡単に言えば景気が半年間にわたり後退することをいいます。 経済学の観点では、GDP(国内総生産)が2四半期連続で縮小する場合、その国はリセッションに入ったと判断します。
・アセットアロケーション:運用する資金を国内外の株や債券などにどのような割合で投資するのかを決めること。アセットとは「資産」、アロケーションとは「配分」という意味を持っている。

<あとがき>
今、勝負しているROKU・ロクの株価が、317ドル台まで下げてきた。
コストは365ドルで20株だから、ほぼ全資金をぶっこんでる。
本当なら、300ドルを割ったら買い増ししたいところだけどね。
資金を何とかしないと無理だね。
株ってギャンブルだと思っているけど、長年やってきた競馬はもっと
ギャンブルだからね。
1レースが1分10秒から2分くらいで勝負がつくんだけど、外れたら掛け金は完全にゼロだよ。本当のギャンブルだから当たり前だけどね。
公営ギャンブルとして社会的には認められているけど、その正体は ”博打” なんだよね。中央競馬だけで、1日12レース有って年間100日以上開催されるんだよ。地方競馬も入れると、ほぼ毎日どこかで競馬をやっていて、簡単にネットで馬券が買える。こんなのに嵌まってしまったら100万円くらいは、簡単にゼロになっちゃうから、ほんとに怖いよ。
それに比べたら株は、クズ株で無謀な勝負をしなければゼロにはならないと思うんだけどね。こんな考え、やっぱり素人の甘さかな?・・
広瀬節の大ファンだけど、持ってる資金が段違いだから、彼のまねはできないんだよね・・ただ、”広瀬節って、頭の良い人が30年間の経験に基づいて解説してくれる、株式投資のエッセンスだから、おろそかにしちゃいけないよ!ほんとに・・”
僕はギャンブルな株式投資をするけどね。
凡人の人生って、こんなもんかな・・やっぱり苦笑いだね・・。
以上・・またきま~す。

サポート有り難う。個人的に関心の有る事柄しか文書化しません。ランダム発行です。私の資金はポケットマネーの70~80万円なので小額過ぎて、優良大型株には手が出ません。1銘柄で10株くらい持たないと、貧乏臭く気分がしみったれるので、いつも手頃な30~50ドル/株の銘柄に目がいきます。