伝説の少年
今朝は、通学路の見守り当番だった。
なぜこんな冷たい雨の日に当たったのかというモヤモヤを、クジ運の悪さをここで捨てていけてむしろラッキーなのだとむりやり上書きして、子どもたちを見守った約40分。
挨拶と簡単な道路状況の観察程度の注意力で事足りるので、子どもたちの観察であたまの暇をつぶしていたのだけど、
まず、雨なのにランドセルのうしろが空いている子が意外といる(うちの子だけじゃないんだね!!)。
意外とみんな、上着着てない(どゆこと!?)。
ジャージの下を履かずにハーフパンツで着ている中学生も結構いる(マジで!?)。
なんなら、半袖半ズボンの子もいる(しかも二人も!!)。
っていうか、この真冬でも真夏の格好で過ごす子って、どの学校にもなぜか一人くらいはいる伝説的存在だけど、
21世紀の極寒の雨の日に生で拝むことができるとは!
飄々とした雰囲気から着る服が買えないわけでも、親に強いられてでもないことは伝わってくる。
これが、個人の感覚の差?我慢の差?なのかはわからないけど、わたしは絶対ムリ(既に足の感覚なかったし)なので、目に見えない部分の個人差の幅のダイナミックさにぼーっとしてしつつ、
自分も高校一年生のとき、雪の中コートなしのミニスカでチャリ通してたのを思い出して、個人差以上に年齢の差の大きさがチラっと頭によぎってかきけしたのだった。
自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。