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タフな京都2200→高速馬場の阪神2200の楽しみすぎるエリザベス女王杯

愛用しているネット競馬に過去5年分のレース映像とあったが、コースが今年は阪神2200m。全く違う条件ですよ。

阪神2200mのG1といえば宝塚記念。宝塚は梅雨時の開催8日目。Bコースかな?それなりに毎年タフになる条件だが、今回のエリザベス女王杯は開催4日目Aコース。開催してから雨もなく、馬場状態は良好な条件での競馬なので当日一雨でもあれば違うと思うが、基本は時計が出やすい馬場状態と考えてよさそうだ。

最近JRAの馬場情報にクッション値というのが出ており、1日目開催の時は10.1というクッション値でやや硬めのコンディションらしい。

この値がよくわからないが、時計はかなり早い。ファンタジーS比較でいえば2019年京都開催で前半33.7秒と流れたレースのレシステンシアの勝ち時計が1分20秒7に対し、今年は坂のある阪神で前半33.1で流れて勝ち時計は1分20秒1。2着以下の馬も1分20秒前半で走っている。

2日目3勝クラス道頓堀S阪神1400m勝ち時計1分20秒7。

こういう時って春の東京みたいにナスルーラ的な速さとかインリアリティ、ストームキャットが良さそうだなと予測。

早い時計の決着ということは、ダート短距離的、新潟1000mでも良い上記の血統とデインヒルもいい。

というざっくりした感じで見て有力馬の上げ下げをしちゃいます。

ラッキーライラック

この馬は高速決着でも基本大丈夫ですが、最近の条件としては、いかに道中息が入る流れになるか。スローのあがり勝負が一番得意な馬ですね。

エリザベス女王杯はスローからのあがり勝負。基本前目で競馬する馬だが、道中はポジションをとりにいくと展開次第なのが現状。

大阪杯はそれがハマって前半3F36.9を先行して上がり勝負 。

宝塚記念は馬場もあるが、前半3F34.6をミルコは押して先行。ガス欠。札幌記念も決して早くないがスローからの上がり勝負ではなく道中も淡々と流れるレース。ここもスタートしてカウディーリョが上がっていくと同時に2番手。これで不発に終わった。

ラッキーライラックはポテンシャルは高いのは疑いようもないが、一番良いパターンとしては道中息が入るペース、位置にいて、最後の末脚勝負の形しか勝ち切るにはない。

なので人気を背負って前目で1番人気の競馬をする時、早めに動くなどするとよくなくて、証拠にエリザベス女王杯も大阪杯もインで溜めて溜めての競馬で結果を出した。ミルコも大阪杯はダノンキングリーを見てたのかな?じっとして動かなかった。

ラッキーライラックは下手に動かさない騎手が乗ると良いかもしれない。一回戸崎とか武豊とか試してみてほしい。合いそう。

今回はルメール。相手を誰に設定するかだが、どう乗るかちょっと読めない。一番人気だろうから、インでじっとして・・・というのは想像しにくいがどうか。人気がなければ有馬記念のクイーンズリングみたいにじっとしたりするかもね。

なので個人的には人気で買いたい馬ではない。ただ2200mなので道中息が入るだろうから仕掛けどころ一つか。

ノームコア

高速馬場ならハービンジャーに母父クロフネのこの馬はばっちりのように思える。マイルで出遅れてのもあるが、今年は横山典が道中ゆったり乗って末脚勝負という競馬を一貫している。札幌記念はスタートがよかったが、前に促すことなく、道中折り合い重視。

今年1200mから使った馬なのに2000m札幌記念は鞍上と息ピッタリ。手があっているというのはこういうことか?継続騎乗も良い。

懸念されることはラッキーライラックが大好物のスローの中距離戦で上がり勝負になった時にどうかという点。

これまで1分30秒台〜1分31秒台で一番強い競馬をしているのだが、道中は早いレース。道中流れる忙しい競馬の直線勝負が強い。香港マイルはスローのマイルが得意なアドマイヤマーズが勝つレース。前半半マイル47秒。ヴィクトリアマイルと比較してもどうかと思うが、今年のヴィクトリアマイルは半マイル45.6で通過するレース。2019年のヴィクトリアマイルは44.8。こういう競馬で強い馬が阪神2200mの息を入れて道中緩むことになった時、クラシックスローの上がり勝負で好走してきた馬より上に来ているか。ということ。

ハービンジャーの中距離らしいハービンジャーではなく、デインヒルもスピード決着要素が強いかなと。北海道はハービンジャーで1,2着なのでやはりスタミナも兼ね備えているなと思いつつ、ペルシアンナイトが足りる馬場状態であったことも一つ。

ラヴズオンリーユー

徐々に前向きになっているのかな?という感じ。オークスは前の意識が高いレースで1000m通過59.1。勝ち時計2分22秒8というレース。ここで一番強い競馬をしたと思ったのがカレンブーケドール。この時期の3歳牝馬が2400mこのペースを先行して早め仕掛けて2着。底力を感じた。ラブズオンリーユーはもちろん強かったが、道中は中団から足を溜める競馬。エリザベス女王杯、ヴィクトリアマイルと行きたがっていたように休み明けはピリピリするタイプ?なのかもしれないが。

ただ鳴尾記念は物足りない。道中控えて道中促して追走するようなこともあった。勝負所ではややおいて行かれ、パフォーマプロミスに負けてしまった。物足りないと言わざるをえない。時期的に夏バテとかそういうのもあるかも?でも6月だけどね。敗因はわからないが、馬の調子が本調子でなかったということかなとは思う。

府中牝馬Sは休み明けだが我慢がきかないような感じではなかった。敗因を馬場に求めることができるのと、余裕残しだったかもしれない。

ゆったり入って終いを伸ばす競馬があっているかなとは思うので、オークスの1週前追いきりみたいにCWゆったり入って終いが11秒5とか入ってくる調教があるかどうか注目したい。折り合えて終いの脚は速いような練習ができていれば改めてこの馬のポテンシャルを測るチャンスでもある。

血統的にはディープインパクト×母父Storm Catなんで高速馬場はもちろん、スローの末脚勝負になった時、ミルコが折り合い重視で乗れたら弾けても驚かない。


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