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新潟直1000mと東京の芝はリンクしている【2020安田記念】

過去の安田記念も多少は参考にするが、今を捉えた方が良いのはあきらか。

去年を踏まえNHKマイルCから論じているのだが

東京はインリアリティがトレンドかもね。20ヴィクトリアマイル想定人気上位馬の考察

からオークス、ダービーともに今の東京芝はダート短距離のスピードが必要というふわっとしたものを書いてきた。

ただ母系の影響を出さずにステイゴールド系が走りすぎることを無視できなかった。芝をチェックするのにむらさき賞から馬券を買っていたのだが、ここで11番人気のゴールドスミスに注目していたのだが、全然自信はなかった。馬場をチェックする程度の気持ちだったからだ。

結果は1着も父ステイゴールドのウインガナドルが勝ちきったのを見て、ダービーはサリオス本命の単複のみ買っていたが、ビターエンダーとヴェルトライゼンデが来るかもね〜とZOOMで友達と話していたがまじできた。

これはと思い、目黒記念はタイセイトレイルからステイフーリッシュに本命変更し、これが吉と出た。

最近のnoteは血統を楽しく分析しているが、過去の記事を見返していただくとわかるのだが、私はばりばりVTR検証派であり、ラップを見てから最後血統という順番で勝負馬券は買っている。

過去の自分ならステイフーリッシュは買わなかったが、あまりにステイゴールドが走っていたのと、ステイフーリッシュは母カウアイレーンがブラックホークやピンクカメオとこの春G1東京で走っていた馬だったのも買う後押しにはなった。

東京の高速馬場っていうとディープインパクト、ロードカナロア、StormCatとかそういう印象があったが、なぜ中山2200m,2500mに強いステイゴールドが走ってしまうのか。去年のクロコスミア、インディチャンプがあったからこそNHKマイルCはギルデッドミラーが買えた。オルフェーヴル産駒でもインリアリティ系でスピードを補充しているからよかったと思っていたが、どうやらステイゴールド自身にも原因がありそうだというように思っている。

ステイゴールドってどんな種牡馬か

をやり始めたいのだが、あまりに長くなりそうなので、やめておく。

そもそもステイゴールドの母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全きょうだいである。そしてサッカーボーイがなぜマイルでスピード能力を発揮できたかから

ナスルーラ的なスピードと持続力が効いているというのがミソなのではないかという仮説を立てた。

そこから深堀りしたのが以下。

↓この囲ってあるところは好きな人だけ見て読み飛ばしても大丈夫です。

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過去クラレントやレッドアヴァンセ、レッドヴェイロンなど父が何であろうが東京マイルG1で穴をあけてきたのはこのプリンスリーギフト、ナスルーラ的なスピードが活きていた。

ナスルーラのサクラバクシンオー産駒が活躍する舞台でいうアイビスサマーダッシュがあるが、ここにまとまってくる。

ベルカントがアイビスサマーダッシュを勝った時2着はネロ。ネロはヨハネスブルグなのでその父ヘネシーである。ヘネシーは安田記念勝ち馬モズアスコットの母父でフェブラリーステークスからもモズアスコットはフランケルではなくヘネシーの影響が強い。

新潟直1000m話しは面白いから広げる。

今新潟直1000mの鬼ライオンボスは父エンパイヤメーカーが走らせているわけではなく、母だ。母父のステイゴールドもナスルーラを持っているが、母母はボールドルーラーを2本もっている。ボールドルーラーはナスルーラ。またSolariatはボールドルーラーにHaloを持っている。まさにスピードの塊。

去年のアイビスサマーダッシュ2着カッパツハッチは父キンシャサノキセキはインリアリティ系を持っているし、母父デビルズバッグとのHaloクロス。デビルズバッグとのHaloクロスは高松宮で惜しい競馬だったクリノガウディーと安田記念で惜しい4着だったグアンチャーレがいる。ちなみに3着のオールポッシブルはデビルズバッグの全きょうだいセイントバラード持ちによってHaloのクロスがかかっている。

2018年勝ち馬ダイメイプリンセスはキングヘイローでHaloのクロスを持っており、母母方にブラッシングブルーム。レッドゴッドだ。レッドゴッドもナスルーラのスピードを色濃く伝える種馬。2着ラブカンプーはショウナンカンプなのでサクラバクシンオー経由。余談だが、3着のナインテイルズの父ローエングリン。これは安田記念で度々好走したロゴタイプの父である。おもしろい。

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ロゴタイプはもちろんグロリアスソングもちなのでデビルズバッグ、セイントバラードの全きょうだいであり、母方とHaloのクロス。そしてボールドルーラーを持っている。

などまだまだ広げるとおもしろすぎるのだが、最初に戻ってインリアリティ系もこのアイビスサマーダッシュのレコードホルダーカルストンライトオもインリアリティ系じゃん。

ということで、東京の芝は今やこういうスピードを補強してきた馬が人気薄で走りやすい。

という。

長くなったので、あとは読者さんにおもしろい馬を探してほしいが、今の東京馬場なら実績、血統ともに誰もが注目しているのはインディチャンプだろう。

去年の勝ち馬であり、父ステイゴールド、母方はインリアリティ系が色濃く出てる一族。

トキノリアリティーはリアルインパクトの母であり、このNHKマイルCでもラウダシオンが走った。

アーモンドアイ、インディチャンプはほぼほぼ馬券だとしたらあと一枠。

その一枠をこの新潟1000直血統からおもしろい馬を一頭選びたいところだ。

競馬おもしろすぎだと久々に思った。

これを念頭にVTR検証とラップ検証をしてようやく形になる。



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