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ヤマハ発動機のコンセプトモデル

こんにちは!
Neoriders Project アンバサダーのMaruです!

私はヤマハ発動機の資料館であるコミュニケーションプラザを2023年10月に訪問しました。そこで得た知識をnote記事にして発信しており、今回はその第三弾となります!

第一弾と第二弾をまだご覧になっていない方はぜひこちらもご覧ください!

今回ご紹介するのは、ヤマハ発動機のコンセプトモデルについてです!

私は2023年10月にジャパンモビリティーショーに行き、自律走行可能なMOTOROiD2というバイクのコンセプトモデルを見ました。ちょうどコミュニケーションプラザを訪問した直後でもあったため、ヤマハ発動機がこれまでどんなコンセプトモデルを作ってきて、それらがどのように影響を与えたのかについて興味を持ちました。

MOTOROiD2 参照

今回の記事では、ヤマハ発動機がこれまで生み出してきたコンセプトモデルの一部を紹介します!この中にはコミュニケーションプラザに展示されているものもあります!ぜひ最後までご覧ください!


MORPHO 1989年

MORPHOは1989年の東京モーターショーで初めて披露されたヤマハ発動機初のショーモデルです。パーソナライゼーションの思想が反映されており、ハンドルの高低やグリップの上下角度、シート、ステップの位置調整が可能になっています。ヤマハ発動機には「人機官能」という独自の開発思想があり、人機官能の確立の背景にはこのパーソナライゼーションが関わっていたようです。

MORPHO 出典

個人の好みにカスタマイズできる点も素晴らしいですが、片持ちのスイングアームやカラーリングも美しいですね!

1991年にはカードキーを差し込むことでマシンがライダーに適したセッティングを行う、セルフチェック機能が搭載されたMORPHO Ⅱが披露されました。30年以上前からバイクに高度な人工知能が搭載されていたなんて驚きですね!

MORPHO Ⅱ 出典


MT-01 1999年

MT-01はコミュニケーションプラザに展示されていました!

MT-01 (写真右)

MT-01は「ソウルビートVツインスポーツ」をコンセプトに、洗練された大人のための”究極の趣味車”の具現化を目指して開発されました。エンジンのベースはXV1700であり、なんと1670ccもの排気量があります。私は750ccまでのバイクしか乗ったことがないので、一体どれほどのパワーを秘めているのか想像もできません。

以前このバイクを中古バイク店で見かけたことがありますが、周りにあるバイクとは一線を画しており、ヤマハのデザインはさすがだなと感じさせられました。


様々なEV二輪 2003年-2009年

ここではEV二輪のコンセプトモデルについてご紹介します!
まずは2003年のDolsa Windです。

Dolsa Wind 出典

美しすぎます!!!
このEV二輪はエルム・デザインが監修し、ヤマハ(株)デザイン研究所がデザインを担当しています。「走楽」と「奏楽」がテーマであり、まるで楽器の演奏を楽しむような心地よいライディングが想起されます。スタイリングはヤマハ(株)のサイレント楽器群のイメージであるそうです。

・エルム・デザインについてはこちら
・サイレントシリーズについてはこちら

次に紹介するのはBOBBYです。シート、後輪、ハンドル、フットレストが折りたたむことが可能で、都会的なガジェットデザインのEV二輪です。

BOBBY 出典

2009年に披露されたのがEc-fです。

Ec-f 出典

冒頭に紹介したMOTOROiD2のような近未来的な二輪車はすでに2000年代に登場していたのですね!発表されてから約15年経っている現在(2024年)でもこのようなEV二輪が街中では見られないことから、EV二輪の普及はかなり遅れているということなのでしょうか?? 詳しく調べてみたいところですが、今回の記事では割愛させていただきます。

この頃、他にもたくさんのEV二輪が開発されているので、気になる方はぜひヤマハ発動機のサイトをご覧ください!


XS-V1 Sakura 2007年

XS-V1 Sakura 出典

コンセプトモデルといえば近未来的なデザインですが、なんとかなりクラシカルな雰囲気のバイクときました。ですがよく観察してみると細部には新しさも同時に隠れていました。ブレーキディスクは花のような形をしており、車体は車名にある通りの桜色をしています。フューエルタンクやグラブバー、マフラーの流線美は現代でしか成しえないでしょう。まるで日本人の美意識を表現したようなオートバイですね。


01GEN 2014年

次にご紹介するのは、2014年にドイツ・ケルンで開催された「INTERMOT Cologne 2014」に出品された01GENというコンセプトモデルです。

01GEN 出典

ヤマハ発動機は「Refined Dynamism(洗練された躍動美)」をデザインフィロソフィーとして掲げ、その第一弾としてこの01GENが生み出されました。01GENのデザインコンセプトは”On and Off crossover”です。三輪ならではの運動性能を活かし、オンロードからオフロードまで走破することができるという意味もありますが、緊張感溢れるアグレッシブな走りから、リラックスして楽しむスムーズな走りまできるという心の「オン&オフ」も行き来できるという意味も込められています。その他にもたくさんのデザインの工夫があるので、気になる方はぜひこちらをご覧ください!

○○GENシリーズは何弾も続き、2017年の07GENというモデルまで存在します(2024年2月現在)
〇〇GENシリーズの中で個人的にお気に入りなのが、04GENです。

04GEN 出典

04GENは心と身体を磨き上げ気品に満ち溢れた女性がテーマとなっているコミューターです。利便性に関しては不明ですが(笑)、デザインが本当に美しく、今にも羽ばたきそうな見た目をしています。利便性を追求したモデルが多いコミューターですが、そのコミューターにも遊び心を交えた、ヤマハらしいモデルということでお気に入りとさせていただきました!


MOTOROiD2 2023年

最後にご紹介するのは、最新のコンセプトモデルであるMOTOROiD2です!
2017年にMOTOROiDが発表され、MOTOROiD2はその進化モデルと位置づけられています。

MOTOROiD2 出典

冒頭に述べた通り、MOTOROiD2は自律走行を行うバイクです。その他にも数多くの機能があり、その一つに”LEAF”があります。
LEAFには、乗車時・非乗車時のシチュエーションに応じて最適化するトランスフォーム機能があり、乗車姿勢に応じてライダーを受け止めるだけでなく、ライダーの意思を汲んで呼応する”触覚”の役割を果たしています。既存のバイクとかけ離れすぎており、どんなバイクかは想像しがたいですが、上半身がフリーになるとのことなので、むしろ初心者に優しいバイクなのかもしれませんね!

Youtubeのヤマハ発動機公式チャンネルに、ジャパンモビリティーショーでのステージに向けたリハーサル動画が上がっていました。MOTOROiD2がバランスを取る様子がよく分かるのでぜひこちらを一度ご覧ください!

その他の数多くの高度な機能についてもっと知りたい方はこちらのサイトをご覧ください!


まとめ

ヤマハ発動機のコンセプトモデルをいくつか紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
どのモデルも日本人の琴線に触れるデザインであり、人と機械の一体化を目指した機能が充実していましたね。今回紹介していないモデルの中にも興味深いモデルがたくさんあったので、気になる方はぜひ調べてみてください!

今回の第三弾をもって、コミュニケーションプラザ訪問に関するnote記事は終了となります。
コミュニケーションプラザを訪問した後、ヤマハ発動機についてもっと知りたい!という興味が以前よりも強くなり、その日以降暇があればヤマハ発動機のホームページを閲覧していました(笑)
そのくらいコミュニケーションプラザはライダーの好奇心を満たしてくれる場所です。
バイク好きはもちろん、そうでない方もぜひコミュニケーションプラザに行ってみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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