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幸せのアロマ


私は構造を理解したいと思っていました。



母と子、、というもの。



好きとか嫌いで片付けられるものでもなく、人は何故こんなに複雑なものを有しているのだろう。


愛したい、愛されたい。だけではない、何か。



おそらく、世の中で聖母子に象徴されるように、生命を生み出す力はこの世で最も尊いもの。
母となる人にとっては究極の自己犠牲であり、自分のことを差し置いても守りたいものは、自分から産まれたその人という型



そこにこそ、自分の生きてきた証を見る事ができる、と信じています。



時代に応じて母親像というものも全く違うのだと思いますが、



人は何故そこまで、生命の誕生に重きを置くのか。我が子への愛を持つ事ができるのか、、、。



あるいは、何故断ち切ることもあるのか、、。



【香りの中にある理由】


私は幼い頃から子どもが好きな子どもでした。ちょっと言い方変かもしれないですが、赤ちゃんや乳幼児などの小さな子を見ると、可愛くて見ているだけで幸せなのでした。変な話しですが、唾液腺が刺激され、本当によだれが出ていたように思います。(食べたいのではないですよ)



何故なのかは不明ですが、乳幼児から発せられるフェロモンに敏感だったのかもしれません。



赤ちゃんて、ホワッと甘い香りがしますよね、まろやかなるミルクのような香り。たちまち人を優しい気持ちにさせる、あの香り。



赤ちゃんは母乳やミルクを飲むからミルクの香りがするのではないそうなのです。アロマセラピストの方の記事をみると、赤ちゃんが庇護を求める感情からフェロモンを発すると書いてありましたが、私感では感情というよりももっと原初的な営みによるもののような気がします。



バニリンというフェロモンなのだそうですが、バニラビーンズやグローブ、安息香、い草の香りの中にもある成分だそうです。また、食品としては梅、梅干しの中に含まれています。



新しい畳のいい香りの中に、このバニリンが含まれているということは、日本人が畳の文化を大切にしてきたことの理由の一つなのかもしれませんし、日本食文化には欠かせない梅は、食する事でバニリンを摂取できるのだそうです。私も梅干しが大好き、小学生の頃から梅干しをいつも携帯していました。




母性が発動するきっかけは、このフェロモンを感じ取る力、感受性、受容力なのかもしれませんね。(男性女性問わず)




赤ちゃんは原初の状態であるからこのフェロモンを発揮出来るのかもしれません。つまり、ありのままだから。生命の力を全てを持っている状態ということ。



バリニンには、筋弛緩効果(リラックス効果)鎮痛作用があるとの研究結果もあるそうで、乳幼児にはやはり、人を幸せにする力が備わっているのだな、と思います。



唾液腺の刺激の謎も、、もしかしたらそこにあるような気がします。美味しそうなバニラのアロマをキャッチしていたのかも。。。梅かな。



出産の苦しみや痛みを忘れてしまうのは、この赤ちゃんのフェロモンのためのなのですね〜、そうでなければ次の子が産みたいとは思えないのでしょうし。



大人になってもこのフェロモンを取り戻す方法のヒントがここにがあります。香りを身につける香水やアロマはありますけども、天然の自分由来のものには叶わないのでしょう。


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