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はじめて執筆した書籍が出版されます『消化器病理の見かたのコツ』

お久しぶりです。

noteをたくさん書いていた時期から2年あまり、別にただサボっていた訳ではありません。この2年間で僕の人生は大きく転換しました。

適応障害から復帰し、家族で新天地へ移り、メンタル不調にやられながらも新しい世界で頑張り、体調も随分と良くなり、昔ほどではないけどそれなりにバリバリ仕事できるようになりました。また、今更ながら社会人大学院ではありますが、博士課程に進みました。

たくさんのやり甲斐ある仕事をいただき、忙しいけれども、ときに挫けそうになりながらも、頑張っています。まともに仕事ももらえない辛かった時期を考えると、本当に一大決心して良かった。そして、マンション・・・やっと売れてよかった(家賃+ローンを毎月支払うのはきつかった)。

そして、その中の仕事の一つが初めて形になります。2023年4月4日に出版予定です。

Amazonのリンクは以下です。

消化管パートを担当しましたが、初版の出版から10年の間に新規疾患概念の登場、既存の疾患分類の再編成や新知見など、消化器に限定しても医学は大きく進歩しました。

しかし、そのベースとなる基礎は大きく違いはありません。基本的疾患からトピックまで特に消化器診療をする医師には病理学的なことまで知っていてほしいものを取り上げました。”これだけは押さえておきたい80疾患”の具体的な症例を通して、病理学的な考え方の基礎を身につけていただければ幸いです。

基本的な疾患は外せないので、初版と異なる症例で、新たな知見を含めて紹介しています。そして、近年トピックとなっている疾患についても取り上げました。出版社のホームページでご確認いただければ幸いです。

初版が75症例に対して80症例に増えましたが、それに加えて、各章の頭にある「0.正常構造と病変の見かた」により力を入れています。初版の2ページ(見開き1ページ)から、4ページ(見開き2ページ)に各章増量し、総論事項の記載をより充実させました。

よろしくお願いします。

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