Cadreメモ:特殊な薬
強壮剤
一時的に筋力や体力、魔力を強化する薬。
回復薬ではなくバフ付与系。
人間やベスチキン等の非力な種族がよく使う。
ジェンナーが取り扱っているものは特製で、一般に売られているものよりも桁違いに強い。
魔力強化のものは自然治癒効果を高めたり、
意外と汎用性が高い。
IFではルーベンとラルス、ロナウドの人間勢が基本的にスキットルに入れて摂取している。
副作用
摂取してから1日経つと、反動で筋肉痛や強い倦怠感を負う。
継続して使うほど、体への負荷も大きくなる。
ある成分が含まれていると永続的に効果を与える。
ただし依存性が強く、危険ドラッグ扱いされている。
味は苦味やエグ味が強く、好んで飲むものはそんなに居ない。
キャンディバフ
強壮剤の派生アイテム。
飴玉や棒付きなどの形状があり、割と可愛らしいデザインをしている。
効果は通常の強壮剤の7割ほどしかないが
多彩な味があり、携行しやすい事から結構人気がある。
クラスター家が主に製造している。
昔ながらの製法で自然な甘味があり、安全性が高いので長く愛されている様子。
精神抑制剤
向精神薬の一種で、
リアの父が務めていたシャドウ研究チームが開発したものである。
現在はリアがミークと共同研究中。
半シャドウ化や重度の汚染による精神汚濁、暴走、発作などを抑制させる効果がある。
程度にもよるが長くて1ヶ月間は軽減される事が実証されている。
副作用
軽い時は体がだるくなって感情が希薄になる。
シャドウの能力が半減することもある。
薬が切れると一時的に暴走する。
また、長期間服用すると症状が無くなると同時に、
永続的にシャドウの能力が弱体化していき、最終的に10%に落ちる。
体力も大幅に落ちる事になり、体への負担が大きくなる。
1ヶ月以上は間を空けて服用するならこの副作用は発生しない。
あまりにも強力なので1回1錠だけ。
それを守らず1度に多く飲みすぎると一時的に感情や体の感覚を失い、酷い時は昏睡する。
専門の医師だけが精製、処方することを許可されている。
現在、服用を確認できているのは
ハーネス、リアン、イサーク、ラーヴァetc…
ハーネスだけはルーベンの能力により大幅に症状が軽減されているため、
彼が居ない時にだけ服用している。
抗毒剤
見た目はタバコに見えるが無害。
精神毒の進行を退ける効果のある吸引薬。
解毒剤と精神刺激剤が混ぜ込んである。
主にエルバートとジェンナーが服用している。
外見はタバコ型ビタミン吸引器のデザイン。
なので煙ではなく水蒸気を出す。
味は色々種類があるらしく、基本的にペパーミント味を使ってる。
リアの自作で、精製法はジェンナーに教えてある。
副作用は吸い始めてから数分間だけ頭がぼんやりする程度で、特に無い。
今の所は体に染み出た分を除去するというだけ。
催眠薬(セロドミン)
短-中時間作用型の睡眠導入剤、鎮静剤としても使う。
形状はカプセル、注射器などによる液剤、スプレーの吸引タイプとか色々ある。
適切な量を守れば多幸感とリラックス効果のある鎮静剤として使えるし、
睡眠導入効果もあるせいか、非正規の睡眠導入剤にも僅かに含まれていたりすることもある。
ループスがよく使っている薬で、
主に無駄な感情や思考を抑制し、命令に忠実にさせる為に適切量の数倍くらい濃厚。
ループスは主にカプセルや注射器を取り扱っている様子。
元ループスであるハーネスもよく服用している。
元々はインテンスで作られていたのが、裏でじわじわと広がっていったらしい。
副作用
適量なら喉の渇き、発汗など。
量によっては幻覚作用もある。
長期的に摂取する際には2日ほど間を置かないと、無気力化してしまう。
非常に強力な依存性があり、多量に服用すると離脱症状が発生する。
睡眠導入剤に含まれている分ならそのリスクは少ない。
主な離脱症状は、自分で考えることを放棄したり、かなりキツい悪夢を見る。
あとは一般的な危険薬物と同様に、苛立ちやすくなる他、不快感、呼吸困難、瞳孔が極端に小さくなるなど。
薬と異なる治療アイテム
カクテル「クラシオン」
ルクスリアの特製カクテル。ノンアルコールである。
綺麗な空色で、ほのかに光る。
ソーダがメインで、青いシロップの「シームーン」
アロマポーションの「ヒューレー」
シュガーシロップ 少々
それにステルラの結晶をほんの少しだけ加えるらしい。
シームーンとヒューレーは適切な量で合わせると治癒効果が付き、
ステルラの結晶はその効果を劇的に向上させるという。
森の香りと優しい甘さがふんわりと口に広がる。
飲むと心身を癒し、傷の治りも早くなる。
いくら暴走していようが、悪夢に犯されていようが
これ一杯で正気に戻る。