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Cadreメモ:アールス教

アールス教は2000年以上昔から存在する邪教。(キース談)
仮面教とも言われる。


主な活動内容

6の倍数の日はお祈りの日で、お祈りは仮面を外して胸に当て、少し頭を垂れるのが礼儀。
芝居のようなスタイルである。

基本的には主による劇場に刺激や彩りを添えることをモットーとしている。
「我々は劇場の舞台装置であり、仮面は劇役の象徴」という感じ。

一人一人に役割を与えられ、ちゃんと果たすことで貢献できる。
公で悪目立ちしているのは力に飲み込まれて暴走している者、基本的に斬られ役や悪役にされている者である。

貢献者には相応の恩恵があり、想いに応じた力が上がる他、主が直接願いを聞いて叶える事もある。
ただし、内容は猿の手のようにややこしい事になりがち。
浄財とかは派閥によるようで、ティモリアはやらない方針。

仮面

仮面の所持はこの宗教においては必須事項。
ただの仮面でも成立はするが、
アールス教が与える仮面は特殊な力が付与されているので、大抵はそちらを優先している。

仮面の種類は千差万別で、見た目はフルマスクやゴーグル、マスクだったり、陶器製や金属製、プラ製の安っぽそうなものまである。

信者でもシャドウに襲われるリスクは十分にある。

仮面の効果

仮面は欲望を増幅させる効果があり、「想い」を具現化する力を有している。 

魂を隔離する仕掛けになっているらしく、手にした瞬間から半シャドウ化するため、一度でも手にすると二度と元の体には戻れなくなる。

仮面が本体なため、破壊されると即死してしまう。

先に体が死んだ場合、仮面だけが遺される。
これを他者が装着すると、その仮面に宿っている魂とリンクして知識や力を一時的に利用できる。

この場合だと半シャドウ化はしない。

信仰対象:「アールス」


世の全てを統べる破壊神で采配の神でもある存在。
穢れの根源であり、全てのシャドウの祖である。

因みに、この破壊神に正式な名前はない
勝手にそう呼ばれているだけらしい。

外観

嘲笑の表情がある半面を被ったドス黒い太陽の姿をしているとされている。(ダン曰く)

ドロドロとした穢れのオーラをまとっていて、降臨するだけで海が黒く濁り、地表が黒く浸されてしまう。
全食の時に地表を覆う黒い泥濘はこのオーラそのもの。

この穢れからは如何なるシャドウも無尽蔵に排出でき、呑み込まれると良くてシャドウ化。
最悪の場合は消滅して、この世からいなかったことにされる。

性質

性質は傲慢で怠惰という人間的な悪意の塊で、なんでも玩具扱いして弄び、劇場感覚で傍観している。

役割はメタ的に言えばゲームマスターである。

理不尽の塊だが、この神は基本的に公正で嘘はつかない。
物理的な天の声として助言する他、道筋から外れたモノには相応の罰を与える。
特に禁忌に触れたモノには隷属化させることもある。

日影に合わせた安息日と繁忙期

基本的に天満月(満月)と朔月(新月)の日が安息日と定められている。
その日はシャドウの汚染因子も著しく弱まって、その日だけは活動せずにヒトらしい生活を満喫できる。

年に4回の弦日(部分食)の時期や、まれに訪れる全食(皆既食)の時期は主の力が特に強く及ぶことから、繁忙期扱いされている。

派閥

ラトレイア

太古から存在し、全世界に渡って存在している。

素質が認められる者を半ば誘拐、洗脳という形で布教する事から、いつの間にか信者になっている事が多い。

しかし存在は知っていてもその実態を知らないのが現状。

彼らにとってシャドウ化は「あるべき姿への回帰」らしく、死は終わりでは無いと説いている。
なので無関係な人達を巻き込んでシャドウ化させる事が度々ある。

因みに自らが信者である事は明かしてはいいが、他メンバーや活動内容などを口外してはいけないという、秘密結社のような規則がある。

アーチボルド家はそこの司教。

ティモリア

50年くらい前から急に勢力を広げている穏健派。
7人の個性的なチーフを中心に活動する。

チーフ達は主から力を与えられ、従属して動いている。
言動が若干サイコじみてはいるが比較的常識的な集団ではあり、ちょっとした慈善活動や困窮者への施しからの勧誘が多い。

シャドウとの穏健な共生も目的のひとつで、過干渉や強制的な変異は基本しないしさせない。

基本的に信者も大切にする方針なため、信者からの信頼が厚く、結束が強いのも特徴である。

チーフが作り出す仮面は、想いを具現化させる力が強い。
力に飲み込まれないように定期的に講義をすることもある。

その一方で、一ヶ月に一回はチーフ自らがトラブルを起こす義務があるらしい。

ただし、チーフはほぼ不死身なので完全に鎮圧するのは不可能。
状況によっては「秘密組織ごっこ」(byダン)と称して彼らなりに悪役を努めようとすることはある。
ただ本人達は根は善良なので、割とベタな悪役になりがち。

リーダーであるダンいわく、真面目に邪教をしたいとのこと。

因みに使徒ではなくチーフと呼称しているのは、元々研究チームだったから。