Cadreメモ:亜人族

人間に似て非なる亜人は複数いるが、
特に多い種族を記載しておく。

ベスチキン(Bestikind)


左は義勇軍所属のロイくん

種族能力:放浪の獸
あらゆる世界の「規律」を2、3割緩和。一部無効化する。

「獸の子」と呼ばれる小人族。
成人でも幼児並みの体格。あと獣耳。
寿命は500年程。

基本的に陽気で好奇心旺盛な性格で、見た目通りに子供っぽい。
あまり種族に拘らない大らかな気質もある。
6歳児のような舌っ足らずな喋り方をするが、語彙は割と豊富。
人に育てられた者は人並みに喋る。

主にカルストやツンドラ地形で生活し、1箇所に留まらず、時季に合わせて住処を移動する放浪種族。
ロイのような一箇所に定着する者は少し珍しい。

基本的に守護獣が数年に1回のペースで生み出すが、所謂取り替え子のような形で、ごく稀に人間から産まれる事もある。(500年以内で1~5人程度)
人間よりも発育が早く、数日で自立して数週間で普通に喋るようになる。

寿命を迎えると獣化して野生化するが、取り替え子の出生だと獣化せずに骸を残して蒸発してしまう。

生まれつき手先が器用で敏捷性が高く、盗賊やレンジャーに就くものが多い。
しかし筋力では人間と比べると非常に劣るため、戦士職に就く者はかなり稀。
取り替え子は比較的知能が高く、体が強い傾向にある。

体に宿す魔光の性質が通常と異なり、一般的な魔法が使えないし効きにくい。
自然の力を借りる妖術や、歌魔法がメインとなる。

主食は果物や野菜類。甘い物や生乳も好む。
一応肉や魚も食べられるが、短期間に血肉を与えすぎると凶暴化してしまう。

凶暴化の度が過ぎると獣型の妖魔になるケースもある。

ステロペス

種族能力:巨神の眼
一日に1回、数秒から1日間までの期間で未来視、過去視できる。

ステロペスはサイクロプスの血系で、
平均身長が3m越えと、並の人間よりずっと大きい。
寿命は1000年程。

服装にこだわりが無く、ラフな格好をしている。
地元民は下着だけな事が多い。

主に山間部、火山地帯で生活しており、採掘や鍛冶を生業としている。
特に鉱石や魔石の扱いに長け、武器や装飾品も手がける。
同業者としてドワーフと共存していることもある。

基本的に豪快な性格をしていて、実力主義な面もある。
時折力をぶつけ合い、溶岩風呂に入って汗を流すのが楽しみだという。

人間とは友好的であり、交易もしているが、小さいので子供みたいに見がち。

体が鋼のように強く、自身の体重の3倍以上の物を持ち上げられるくらいには怪力。
その怪力と巨体から、冒険者の大半は戦士職に就く。
頑強な体から、いわゆる盾役を担うことが多い。

その反面、魔法はやや苦手。
この一族で出る魔導士は非常に珍しい。

神格から生じた種族なため、生物的な繁殖はしない。火山から100年に1人ほどの頻度で子供が生まれる。

それ故に土、炎属性が殆ど効かない。

ドワーフ

種族能力:大地の護り
1日に1回だけ死んでも生き返る

ドワーフは小人族で妖精。
土の精霊の恩恵で生まれたとされている。 

外見的特徴は小柄で貫禄があること。基本的に髭もじゃ。
一応女性もいて、髭がないだけで同じようにずんぐりむっくりの容姿。

主に鉱山や森に住み、鍛冶や石工、採掘を生業としている。

地域性があり、森に住むドワーフは非常に陽気で社交的。
仲間たちや動物たちとも仲良く、毎日を酒を飲みながら歌い踊りながら暮らしている。
森ドワーフは木こりをやってる者も多く、ベスチキンと共存していることもある。

一方、鉱山に住むドワーフは頑固で粗暴で閉鎖的。
職人気質で、作品作りに手をつけると納得のいく物を作るまで何日も徹夜することもある。
友好関係を築くとまるで家族のように暖かい存在でもある。

カンビオン


種族能力:認識阻害
性的関心のない者以外には本来の姿ではなく、各々の好みのタイプの姿に見える。

夢魔の血を引いて生まれる半妖。
なぜか人間から生まれる事が大半である。
寿命は人間とほぼ同じで約100年。
ただし、どれだけ年を取っても見た目は20代ほどの若さ。

外見的特徴は黒くねじ曲がった角と白髪、ヤギのような横長の瞳孔。
共通して容姿端麗としているが、性的にも立派。

見た目によらず人間の3倍近くも体重がある。

夢魔という淫蕩な種族の影響から
性的なコミュニケーションに積極的であり、非常に社交的に育ちやすい。

魅了や幻覚魔法も必ず習得する様子。

生まれる際に角が母胎を傷つけてしまうことから、忌み子扱いもされやすい。
あまり人間社会にとけ込めないのもいる。

因みに彼らから生まれる子供は、カンビオンとしての血は継がない。