Cadreメモ:ループス

第3の勢力

エリアBに本拠地を置く傭兵組織。

チームIFとはたまに共闘したり、敵対する関係にある。
メンバーはどこにでも潜伏しているので、割と油断ならない。

「犠牲なくして平和は勝ち取れない」「力こそが全て」という危険な正義感を信条に活動している。

白黒帽子がトレードマーク。
帽子の何処かに狼の印があり、普通は気づかれないが分かる人にはすぐ分かる。

創始者はイルマとテイバーの2人。
現在はテイバーが仕切り、イルマは10年くらい前に脱退している。

基本的に実力主義で動いてるものの、実績が積めなくても捨てはせず、
代わりに力を与える為の実験や手術を幾度も繰り返している。
一応、脱退しても強く咎めはしないらしい。

構成員は志願してくる者もいるが、何処かの施設から優れた素質のある者を引き抜く事が年に2、3回くらいある。
構成員は基本的に冷淡で、ハーネスのような意思力が強く、性格の良いお人好しはかなり珍しい。
危険な環境ゆえに若者が多く、人間に限らず種族が色々いる。

武器や道具はオーダーメイドで、専用の物を支給している。
貸し出しではなく先行投資的なもので、ある程度稼げるようになってから、やっと所有物として譲り受けらられる。
その人の戦闘スタイルや体格や性格、属性等を見極めた上で作成するらしい。

因みに、傭兵組織なので依頼があるから危険な活動をする事が殆どであり、一方的にループスだけが悪いという訳ではない。

ティモリアからすれば混乱の火種としてちょうどいいため、よく依頼しているらしい。(クアンドー談)

歪んだ環境

後述の赤い力に毒されている上に、
「行動の原動力となる大事な願いや想いを戦闘エネルギーに変換する」という非人道的な改造施術を義務化していて、
そのせいで構成員の大半は目に光がなく、人間離れした戦闘能力を持っている。
ただ、生きる意味を失ってるも同然なため、自分の生命すらも粗末にしがち。

一部の構成員は感情や感覚を鈍らせる「催眠薬」(違法薬物)を頻りに使用しているので、精神的にかなり参っている。

全てを狂わせた赤い刃

元々はチームIFのように、仁義を重んじる組織だったのだが、
テイバーが不気味な深紅のソードペンダントを偶然手にしたあたりから、
呼応するように急激に狂気に染まった。

ソードペンダントの深紅の石はブラッドコーラル(レッドコーラルの希少種)
リアのパルチザンやジョーの魔刀と似た力を持つ。

テイバーはこの石によって凄まじい生命力と戦闘能力を得たが、
力に飲み込まれて性格が大きくねじ曲がり、「力こそ正義である」と歪んだ正義感を抱く。
倫理観が欠如し、力に貪欲になってはいるが、一応良心は少しは残されている。

石に半分操られている状態で、いずれは勢力を拡大して暴力と狂気が渦巻く世界にしようと目論んでいる。

現在、構成員のほぼ全員が赤い力に毒されていて、殺気を高めると目が赤く光る。
テイバーが無理矢理力を引き出したりする事もある。

最近は赤い力を与える人工魔石のアクセサリーを作っており、
テイバーのペンダントを通して、無理矢理覚醒させられるようにしてある。
これを着けていると目が暗く淀んだ赤に染まって、戦闘狂になってしまう。

なお、イルマと一部の構成員は剛健なる精神力を有している為に施術による喪失はなく、力の洗脳を殆ど受けていない。
先鋭レベルの実力者揃いなので、敢えてそのままにしているとのこと。