ジョー(うちの子)

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profile

本名:ジョー・ナンス
固有能力:ロック&セルヴ
(あらゆる物の封印を解除、又は封印する事が出来る)
星恵能力:異端の翼
(三千世界を自由に行き来でき、「規律」が無効になる)

一部の小世界には「規律」と呼ばれる絶対的な力が働いている物がある。
一部能力の制限や、体の変異など様々。

チームノーンのリーダーを務める天使。階級は主天使。
普段は人間体にして、現界でのんびり過ごしている。

褐色肌で黒髪、金色に光る目が特徴。
明らかに男性的に作られているが、無性別で年齢不詳。
少なくとも2000年以上は生きている。

感情が希薄である天使にしては珍しく、生まれつき感情豊かで人間くささがある。
彼の影響を受け、人間性を持った天使がかなり多い。

諸事情から人間のような生きた肉体を持っており、不老体質。
青い蛍光色の血を持つ。

自由を愛し、明るくフランクに振る舞う義理堅い兄貴的な性格。
本来の天使らしく仁義を重んじるが、時に冷酷な面を見せる。
どんな困難があろうと元気よく笑うことを忘れない。

好物はぶどうジュースとハッシュドビーフ。
普通なら霊体である天使は食事は不要だが、彼は必要不可欠。
健康に気は使ってはいるが、割と軽食をつまんでいる。
あと、どんなに不味かろうと感謝の意を忘れず、美味しく食べようとする。

酔わない体質で、酒も好んで飲む。
中でも好きなのは果物酒で、ブランデーやワイン、シードル等。

バラエティや特撮を好むなど、非常に俗っぽい。

戦闘能力

総合的にバランスがよく、尖った性能がない。
シンプルに強い。

基本的に武器は神刀1本。
専用武器の選定であれこれ触った経験から、他の武器や銃火器も十分に扱える。

魔法は基本的に炎・光・雷属性だが回復、支援、攻撃のどのタイプも使える。
魔法より武器を使った攻撃が得意だが、魔法の強さは人間が決めた魔導士という型に嵌らない程に強力。

使う刃術は、殺戮の「パグローム」と守衛の「デファンス」の2つ。
構えが妙に美しいらしい。

天使として

魔法とは別の力を有しており、浄化能力の他にも光の剣を作ったり、光の弾丸を発射したりできる。
あと動きやすくするために、極僅かに浮遊している様子。

中の上に位置する天使なため、奇跡を起こす力はまあまあある。
人間体であっても指パッチン1つで天候変動、周囲の環境を一瞬で綺麗に整えたりなどの超常現象を引き起こすのも造作もない。

本気を出すとその神性を解放し、天使としての姿に加えて目がより1層明るく光り、威光も纏うようになる。

元々高い戦闘能力がグンと上がり、その間は何をしても一瞬で癒える、実質不死身の体になるらしい。

因みに変身ヒーローのように眩い光に包まれて変身するらしく、変身物のお約束である「変身中に何故か攻撃されない」事は勿論のこと、変身直後に敵がダウンしていることがしばしばある。

神刀「サルース・ラーミナ」

ジョーの主な武器「サルース・ラーミナ」という赤い刃の刀は、あらゆる物を傷つける凶悪極まりない代物。
この刀、元々は銀色だったのだが命を絶つほど魔力が高まり、殺傷能力の向上と共に赤く染まっていくという、天使らしからぬ禍々しさを持つ。
それで真っ赤なのはそれだけ生命を絶った証拠である。

非常に強力で、特殊な赤い力を完全制御できる。

  • 殆どのものを断ち切る鋭さ、絶対に折れない強靭さ、どれだけ傷ついてもすぐに直る再生力がある。

  • 赤い力を利用して擬似魔法が使える。

  • 刀そのものに意思があり、気配の感知、追尾能力がある。

  • 主の意思に応え、狙った獲物を正確に捕捉して攻撃する。飛び道具的に自動追尾する事も出来る。

  • 主が命の危機に瀕すると、自動で迎撃する。

  • 仲間にも赤い力を注いで一時的に強化できる。(強化や解除、洗脳も自由自在)

主以外が持つと、刀の赤い力によって破壊衝動に振り回される危険性があるので、あまり触らせてくれない。 

本人が本気を出すと不気味な赤い炎のようなオーラを纏うようになる。

天使としてのジョー

出生

バアルが自らの手で一から作り上げたオリジナルで、
彼の事実上の息子である。

天使のタイプとしては「万能型」で、創造主の影響から肌が黒め。
星恵能力を持たされている為、相当な寵愛を受けている様子。

元々は天使の階級で最下位にあたる「天使」として生まれた。
下積みから叩き上げで主天使に登りつめたキャリア天使。
本来ならもっと上に行けるのだが、座天使以上になると自由が失われていくというので辞退している。

「迷える者達に救いの手を差し伸べ、時に鼓舞しながら正しき道へ導く」という、実に天使らしい役割を与えられている。

最近生まれる天使達は機械的で合理的な性格なので、
感情を汲み取って先導できる者が殆ど居ないらしい。

役職

治安課の内、ポータルエリアの部署長の一人として務めている。
担当区域の治安を維持するのが本来の仕事。
世間の混乱や事件が起こったら解決の手伝いをしたり、最悪の場合は力を使って強制的に終わらせる事もある。
ただ、泥棒や殺人等の些細な事(天使基準)は基本カウントしない様子。

部署長は天使達を統率する権限があり、自由に行動できる。
特に危険だと判断した人物を羅列するブラックリストや、それを上回る要処分リストの作成及び検閲もしている。

因みに黒い制服は担当の色。 

ノーンの所長の仕事も似たようなものなため、割としっくりくるらしい。

階級の隔たりが無く、どの部署にも平気で顔出ししては口出しでき、滅多にお目にかかれない天使長達とも気軽に話せるという天界屈指のイレギュラー。

上司であるエルムに目を付けられていて、自由人ゆえに叱られることはよくある。



天界の大クーデターから

まだ新人だった頃に天界の大クーデターに巻き込まれた事があり、
ルシファーとミカエルの兄弟喧嘩を遠目ながらも直に見た事がある。

共犯者たるバアルの創造物という理由で天界から追放されるはずだったが、
「無くすにはもったいないしどうせ落としても戻る事が出来る」という理由で決行は無効になった。


悪魔との契約

約100年前の幻魔大戦の真っ只中。
ジェエルは人格が完成して相棒として信頼できるくらいに成長したが、同時に体に秘めた力が膨張し、自壊しかけた事があった。

そんな時に最高位の悪魔である「ルキフゲ・ロフォカレ」から、
彼を幼き神霊としての可能性を案じて、取引を持ちかけてきた。

まず取引の内容としては、
「ジェエルの自我や記憶などの中身はそのままに、体を古の天使と同等の純粋な器に変えることで、力を完全に制御できるようにすること。
その代償としてジョーは不変の霊体を捨て、不老の肉体を得ること。」

その契約を受けいれ、現在は生きた体を持つ世にも珍しい天使になっている。
(なお、マモンも生きた体なので初では無い)

当然ながら天使が悪魔の取引を受け入れるのは禁忌であり、一応追放されている。
しかし能力がある以上、いつでも天界に戻れるため、特例で主天使としての権限や仕事は変わらずある。
基本的にリモートワークだが、数ヶ月間は戻ることがある。


保護天使

追放されてから暫くして、天界の手違いで天使たちがピュロボルス家を襲撃した事件があった。

要処分リストを常に確認している為に誰よりも先に間違いに気づき、ジェエルに頼んで通報し、自分は単独で襲撃を止めに行った。

しかし、無情にも天使たちがピュロボルス家をほぼ全滅に追い込んでしまった。

責任をもって遺された兄弟(イサーク以外)を保護し、自立できる年齢になるまで育てる事にした。
10年以上保護者として面倒を見てきたからか、ルーベン達とは家族のような絆を築いており、いつの間にか守護の力まで与えている様子。

末弟のイサークに関しては生存確認はしていて、今は時々顔を合わせている。
あの時保護できなかったせいで、半シャドウになってしまった事を密かに後悔している。

なお、ルーベンを壊して挙句の果てに不老不死にしてしまったクアンドーに対しては、保護者としての怒りもあるが、彼自身の境遇などから複雑な感情を抱いている。

天使との関係性

<エルム>
智天使で上司。
歳が近いのもあって義兄のような存在である。よく叱られる。
事務仕事の手伝いをしたり、困った時には個人として手を差し伸べたりとなんだかんだ仲は良い。

<ジェエル>
力天使で直属の部下。
生まれたばかりの時に、そのポテンシャルの高さを見出して早急に引き取る。
部下と言うよりは弟のように可愛がって、人間性を育みつつ1から1人前に育てた。
そのせいかプライベートでは「兄さん」呼びされている。

<エリオット>
元座天使の堕天使。
10歳違いの実兄だが、兄弟と言うより友達感が強い。
翼をないことを気にしている事から、自身の翼の綿羽を使って白いスカーフを作ってあげたりしている。

現界では仕事関係でよく会うが、プライベートではお気に入りのバーで好きな酒を飲み交わしている。
彼がブチギレた時の対処法もバッチリ。



導きの蒼星

ジョーは天使にしては珍しく、苗字付きの名前をしている。
しかしこれは愛称で、本当の名前は「ジョエル」(Johel)。

かのメタトロンの数ある名の1つを名乗ってはいるが、彼の力の一部を織り込んで作られた別人である。

本人の謙虚さから「そんな偉大な存在になれる気がしない」という身も蓋もない理由で、自分で改名したらしい。
一応本気を出す時は本当の名を語る。

因みに苗字の「ナンス」は「ナンシー」のもじりで「神に愛されるもの」という意味がある。