Cadreメモ:対シャドウ武器
黒側にしかいないシャドウに対して、普通の武器は霞のように通用しない。
黒側に干渉できる力が必要だ。
世の中には奴らに対抗できる素質や、特別な武器も存在するが、
それらを持たない人は一般的にシャドウの残骸を使った武器を用いる。
危険性
対シャドウ武器は何も黒側専用という訳では無く、白側にもがっつり干渉する。
しかし普通の武器と同じように扱ってはいけない。
武器そのものに高濃度の穢れを秘めている為、傷つけたモノに精神的、物理的な猛毒を与えてしまう危険性がある。
使用者には強力さ故の高揚感を与えるが、
短期間に乱用すると精神が汚染され、しまいには狂ってしまう。
精神が弱い素人が扱うとあっという間に精神が汚染される。
合法に入手できるのは専門訓練を受けた「狩人」の資格を有している者だけ。
工房
専門の職人が残骸を加工して、武器を制作する施設。
残骸をそこそこの値で買い取ってくれる。
工房と専属契約を結んで、そこから来る依頼をこなすのが一般的。
昨今は物騒なせいか、武器職の専門学校もあるくらい数が増えている。
三千界連合が定めた法律から、そこまで粗悪な工房はない。
連合所属の工房はやや高級だが、質は保証してくれる。
裏社会では規定を超えた力を持つ武器を制作する高級な会員制工房が割とある。
残骸
残骸はB以上の高いクラスのシャドウから採取できる素材。
鉱石や甲殻、牙などが主だが、高ランクになると核となった欲望の象徴が具現化したものが多い。
日用品が出ることもある。
ランクが高いものほど洗練されているため、シャドウへの干渉力が増す。
しかし、並の工房では高ランクの残骸が扱えないケースが多い。