Cadreメモ:ブラッドコーラル
幾万もの戦争で流れていった血と戦場に渦巻く狂気の思念が凝縮されて生まれたとされる魔石。
石自体に危険思想が宿っており、世界を暴力や血で満ちた混沌に陥れようとしている…らしい。
(マルセロ談)
効果
超強化
この魔石の力を使うと目が赤く光り、精神抵抗力を除く総合的な戦闘能力が最大で5倍近く強化される。
持ち主を除き、力を使っている間は暴力に意識を奪われ、バーサク状態になってしまう。
しかし1度でも触れてしまうと、勝手に力が発動する時がある。
洗脳
赤い霧のようなオーラを放って他者にも強力なバフを与える事が出来、傀儡のように洗脳させることも出来る。
オーラ自体は使わなくとも常に僅かに発生するので、同じ組織や建物にいたりすると、少しずつ影響を与えていく。
また、直接触れさせるとオーラによる空気感染よりも強烈な効果を与え、洗脳も強固に与える。
それでも強い精神力があれば耐えられることはあるらしく、他にも赤い力が使える者がいる場合、主導権を奪い取ることは可能である。
副作用
侵食
直接注がれなくとも長くオーラに曝されると
痛覚や恐怖心を少しずつ失っていき、次第に暴力に快楽を覚え、陶酔するように洗脳されていく。
また、本人の精神状態によるが
めまいや吐き気、各部位の痛み、睡眠障害、憂鬱感、焦燥感などの強いストレス症状が起こりやすい。
また、中期以降になると血や他者への暴力を渇望するようにもなる。
崩壊
持ち主以外は自発的に短期間に何回も力を使いすぎると心身が物理的に崩壊してしまう。
具体的には、白目を剥いて血涙を流したり、吐血しはじめる。
自制能力を失うと狂暴化して体が増大。身体中から血を流してしまう。
末期になると自壊して酷く萎んで衰弱、最悪死亡してしまう。
そのため、血塗れの変死体という惨状が起きやすい。
因みに感情の昂りによる発動もカウントされるが、勝手に暴走する場合はカウントしないらしい。
補足
元ループスの構成員であるハーネスやシェリーは精神侵食は殆どなかった。
特にハーネスはメンタル面も含めて抵抗力があり、加えて嫌悪感があったらしく、
「力に曝されてると泥が腹の中で蠢くようで気持ち悪い。段々と慣れて気持ち良くなっていくとか言われてたが、僕は終始気持ち悪かった。」といっていたとか。
今は2人とも無事(?)に完治している。
リアとジョーが持つ赤い武器も赤い力を制御できる。
心の自由を重んじる方針に反するのでやらないが、やろうと思えば力を与える事も出来る。完全に治すこともできるという。
その手段を用いない場合、症状に合わせて以下の処置が必要になる。
初期:1週間~半年かけて安静にすれば少しずつ治る。薬漬けになる事もある。
中期:1~10年以上の隔離生活。酷い時は多量の鎮静剤を用いる。
末期:一生をかけるほどの長い療養。