エリザ(うちの子)

Profile

固有能力「炯眼(けいがん)」
(目を通して瞬時に正確な情報を隅々まで把握する)

エルムの部下である天使。
エルバート曰く、なぜか主軸次元にしか存在しない。

階級は主天使で、本部署所属。
男型で量産型。
外見では判断できないが、10年位の新人。

なぜか首が無いが、丁度首の長さと同じ高さに浮いていて、
生活に全く支障はない。

ジェエルと同様に異質な力を有しているのもあって、ジョーに世話を押し付けられた事がある。

それ以来はジョーとは友人関係にあり、よく駄弁を弄する。
元々感情豊かな方だが、結構フランクであっさりした性格になっている。

好物は鶏モモ肉の唐揚げやドーナツバーガーと、脂っこいもの。

なぜかスイーツ依存症で、一日に900kcal程食べないと体が落ち着かないらしい。
(天使は不変の霊体故に食事は必要なく、いくら食べても腹は膨れない)
そのため、お菓子を生成する力を持つエルムにはよく世話になっている。
エルムからしても、生成して無駄に有り余るので助かるそうだ。

戦闘能力

水魔法が得意で、ランスが武器。
本来は突くものだが、魔法と併せることで斬ることも可能。

天使の奇跡の力の他にも、悪魔の力も有している。
魔導書等から知識を得たジェエルと違って、元々備わっている純粋な力で、より自在に扱える。

どちらかと言えばバックアップや防衛が得意。

「炯眼」

まず炯眼とは「物事をはっきりと見抜く力」の意味がある。

  • 一目見るだけで情報を一瞬で全て読み取る。

  • 使用者にとって要らない情報はフィルターをかけられる。

  • 対象をロックオンすることで情報収集が継続でき、ロックオン中はリアルタイムで内容が更新される。

と言った感じで、情報収集系能力において最高の性能を誇る。
また、無限に大量になだれ込む情報に自然と対応でき、処理することも出来る。

異様な出自

一般の量産型ではあるが、データが90%以上欠損しているという特殊な状態の子供の魂から生まれた。

ジョーの独自の調査によれば、エルバートの弟であるロジックが基となっている。

しかし本人は幼くして亡くなり、その魂は「精神」の力として兄達に吸収されているはずである。

魂が現存する事すらありえない存在だが、
並行次元の狭間に漂う残滓が凝縮されて少しだけ魂に戻ったのでは?」とジョーは考えている。

魂に残ったデータは僅かな記憶と外見や特殊能力くらいで、
外見は子供から成人した姿を再現したものだとか。
そのせいかレイチェルに似ている。

記憶が少し混濁している状態で少し忘れっぽい。
でも家族や仲間はしっかり認識している。

「精神」の力

「精神は魂の見えざる器で、心の手網でもある。」

元々ロジックは非常に豊かな感性を持っており、頭の回転が人一倍早く、数時間の未来を予測できる。
そんな少年だった。

「どうあがいても決まったタイミングで死ぬ」という運命があり、
本人的にはスイーツ依存症からの自殺が1番しんどかった死因らしい。

エルバートは「次元を監視、共有する力」はあるが、ただ全てを同時に観て、管理するのは非常に困難。
事実、25年程前はただぼんやりとした幻覚程度で、上手く共有ができていない。

「炯眼」は、それを補うための監視者としての「精神」の力で、
ロジックが亡くなった際に力を吸収した事で、確実に共有できるようになった。

やたら冷静なのは自分の中で同時に色々起こるから、過剰に反応するのも疲れるため。