ジェエル(うちの子)

profile

固有能力「奇跡」
(超常現象を起こす他、至高の幸運をもたらす。)

​「チームノーン」の名義上のサブリーダーである力天使。
人間換算で大体420歳。

ジョーの直属の部下で、相棒でもある。
年がかなり離れた弟のように育てられ、1人前に育った。
基本的にある程度は成熟しているため、1から育てられるのは非常に珍しいケース。
秘書的な役割を与えられているためか、事務処理能力が非常に高い。

特別製であるジョーと違い、魂を再利用した量産型。
作成者は昼の女神であるへーメラー。
(エルムを作った神でもある)

無性別だが生前に合わせて体は男型
女装はへーメラーが作成時に着せる服をうっかり間違えただけだが、
本人は「作成時の服装がそれなら、それが自分の基本体なのでしょう」と変に解釈し、自主的に女装している。

とはいっても服装はフェミニン系やガーリッシュ系ではなく、カジュアル系や控えめなコンサバ系ばかり。
華奢で中性的なせいかほとんど違和感が無く、割となんでも似合うらしい。

一人称は「僕」で、感情豊かで優しく、割と人懐っこい。
困っている者達に慈悲をもたらし、鼓舞するという
古の天使と似通った性質に育った。
基本的には丁寧口調でクールに振舞っているが、ボロを出すとものすごく幼く、子供っぽい。

趣味は料理や散歩、あと読書。

好きな食べ物は100%リンゴジュースとドーナツバーガー(ルーサー・バーガー)
食事は基本的に不要だが、一応、健康には気を使ってるので手料理はヘルシー志向。

しかし食いしん坊で、外出すると必ずと言ってもいいほどに軽食を食べている。
大食いチャレンジで、難なくペロリと平らげる程の大食らいでもある。
感謝の気持ちは欠かさない良い子。

ドーナツバーガーは現界で初めて食べた思い出の料理で、時々自分で作ることもある。

なお、初めて食べた時は蜂蜜のかかった甘いドーナツを土台に、
ベーコン、ハンバーグが沢山積まれている上に、具が見えないレベルでチーズまみれ。
あと野菜はスライスガーリックや玉ねぎ、ピクルス程度の恐ろしくジャンキーなものだったらしい。
あと、付属のポテトすらバケツサイズだったとか。

戦闘能力

どちらかといえば魔法が得意でサポーター向き。
あらゆる上級魔法を巧みに操る他、通常扱えないはずの悪魔術も使い、
妖魔を一時的に作り出して使役したり、混乱させたりする。

武器は杖。
杖の先端の球は着脱可能で最長3m位の不可視の鎖で繋がっている。
なのでフレイルとして十分に使える。
鎖は実体化することができ、絡めとることも可能。

天使にしては聖なる力が異様に強く、中位の神に匹敵する「奇跡」の力を秘めている。
むやみに力を引き出すと体が過負荷を起こし、体が傷つくバグが発生する。
基本的にジョーの監視の元で制限をかけられている

見て習得することが得意なようで、エルムや、エルニーノの技を完璧に使っている。

幼き神霊

生前の名前は「ジェイル」で苗字無し。

約450年前にとある集落で百年に一度行われるとされる、集落を護る神霊を宿らせる儀式の生贄として育てられた普通の人間。

穢れないようにあらゆる物から断絶された生活を過ごしていたせいか、
教育がなっておらず、心が幼いまま成人してしまった。
唯一の楽しみは「不思議な本をくれる不思議な人とお話したり、本を誰もいない月明かりの下で読むこと」だった。
本好きはこの影響。

なお、調査によれば「不思議な人」は地獄の司書長であるルキフゲ・ロフォカレ本人。
彼にすら心配されるレベルだったのか、差し出した本は全て健全な魔導書だったらしい。
(死んだ後に本は全部回収されている)

儀式で死んだ後は神霊ではなく天使として再生。
儀式の影響で魔光と魂の力が高まって、天使と神霊の間のような中途半端な状態になっている。
一応生前の記憶は朧気ながらもあり、本で学んだ知識は万全。

最初は空っぽゆえに一般天使と同様か、それ以上に虚ろで淡白。
ジョーの相棒としての長い経験から人間性が成長して
ジェエルという人格が完成した。

プライベートだとジョーの事を「兄さん」と呼称しており、かなり懐いている様子。
メンバーともそこそこ打ち解けている。