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ブレット・トレイン

 今回、ご紹介する映画は『ブレット・トレイン』です。
伊坂幸太郎の殺し屋シリーズを原作に、ハリウッドで大胆アレンジされた作品です。
原作は読んでないです。
生田斗真主演で映画化された『グラスホッパー』の続編『マリアビートル』が原作だそうです。
ノリ的にはタランティーノの映画を連想させる笑いと銃弾が飛び交うアクションてんこ盛りの映画です。
 大雑把なストーリーは、東京発京都行の新幹線に、依頼や個人的な復讐で乗り合わせた殺し屋たちが複雑に絡み合って殺し合うと言う話です。
原作では登場人物は日本人ですが、ハリウッド映画なのでほとんどが外国人に変更されています。
後、性別まで変更された人もいます。
ネタバレにならない程度に登場人物を紹介します。

レディ・バグ(天道虫)

ブラピ演じる不幸な殺し屋。
それでも何だかんだと生き延びているので、ラッキーなんじゃないかと思います。
最近までカウンセリングにかかっていたらしいのですが、マリア・ビートルの仲介で今回が復帰一発目の仕事。
本来は別の殺し屋に回ってきた仕事なのですが、依頼を受けた殺し屋が体調を崩したらしく、レディ・バグが代理で仕事をすることになりました。
依頼内容は機関車トーマスのシールが貼られたアタッシュケースの奪取。
殺しには発展しないだろうと、マリアの用意してくれた拳銃を持たずに新幹線に乗り込むのですが……

みかん&レモン

白人の痩せた男「みかん」と黒人のでぶっちょ「レモン」のコンビです。
裏社会では凄腕の殺し屋コンビ「双子」として有名なようです。
レモンは人生は全て「機関車トーマス」で学んだと言って、善人や悪人をトーマスの登場列車たちに例えます。
彼らは白い死神(ホワイト・デス)と言うヤクザの組長から、誘拐された息子(青年)を救出して身代金と一緒に京都まで連れてくるように依頼されています。
すでに誘拐犯たちを殺して、息子と身代金の入ったアタッシュケースと一緒に新幹線に乗り込んでいます。

木村(息子)

幼い息子がビルから突き落とされ、意識不明に重症を負わされ、犯人を追って新幹線に乗り込んだのですが……

木村(父親)

真田広之さんが演じています。
白い死神に組を乗っ取られた元ヤクザの幹部です。
組長をはじめ、妻も白い死神に殺されたため、奇跡的に生き残った息子を大事にしています。
最初から只者ではない感を醸し出していました。
白い死神への復讐が果たせるかもと途中から新幹線に乗り込んできます。

ウルフ

メキシコの組織の殺し屋です。
自分の結婚式で妻とボスを毒殺され、犯人を追って新幹線に乗り込みます。
偶然、別の仕事で結婚式にウエイターとして潜り込んでいた天道虫とぶつかり飲み物で服を汚されたため席を外し、毒入りケーキを食べずに済んだのですが、天道虫のことを覚えていたため、殺し屋の仲間と思い込んでいるようです。

ホーネット

蛇の毒を使う殺し屋です。
ウルフの結婚式で毒入りケーキを作っていた犯人です。
冒頭で動物園から猛毒を持つ蛇が盗まれたと言うニュースが流れていましたが、盗んだ犯人がホーネットです。
新幹線にも持ち込んでいたのですが、天道虫のせいで毒蛇は逃げてしまいます。
ある人物から白い死神の息子を殺す依頼を受けています。

プリンス

一見無害な女子高生。
でもその正体は……
プリンセスではなくプリンスなのは、原作では男の子だった名残です。

さて、こんな物騒で因縁が絡まりあった殺し屋たちが一堂に集まったら何が起こるのか?
それは見てのお楽しみです。

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