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どうぞどうぞ、お先にどうぞ!

中2の次女の体育祭に行ってきた。
実は中学に入ったら体育祭など見てもしょうがない←偏りすぎな意見です🙇‍♀💦
と思っていたので、1年生の時はおろか、長女に至っては中学・高校の6年間一度も体育祭に訪れた事が無かったのである。

ではなぜ今回来ようと思ったのか、それは足の遅さに関しては千葉県でベスト3に入る我が家の人間の中で、なんと次女がリレーの選手に選ばれたからである。

本人は謎の踊りを踊りながら
👧「絶対に見に来ないと許さないのねん!」
鼻の穴全開でご満悦。

最初は絶対にホラを吹いていると思い、全く信用しなかったが真実と分かると全員涙と鼻水全開で狂喜乱舞、おニューの(古いw)一眼レフのカメラとムービーを用意📷📹

そして当日、梅雨入り直後だがカラッとした晴天☀
中高合同なのでかなりの人数である。
保護者席だけでなく、生徒席にもテントが張られているのに学校の心遣いを感じた。

長女の母校でもあるので、懐かしい先生を見つけては旧交を温めていた。この学校には都合8年もお世話になっている。

午前中は希望制で各競技を行い、次女は借り物競争をチョイス。

丁度スタート地点の辺りで閲覧出来てラッキーであった😆

色んなお題を手に各テントにやってくる生徒達。
「メガネ」
「帽子」
「ペットボトル」
などなど、お題は様々である。

そんな中次女がスタートをしたのだが、何故か紙を手にまごまごしている。
何か奇天烈なお題に当たったのだろうか!?

ハラハラしながら見守っていると、見かねて担任の先生がやって来て紙を手に取った。

そこには
「イケメンの先生」と書いてあったらしい。

先生は
👨「なんで俺の所に来ないんだ!?」

次女がいぶかしげに

👧「だって〜…イケメンって……😗」

テントが揺れる程爆笑の嵐の中、
先生の顔はみるみる真っ赤になり

👨「…ほらっ💢、行くぞ💢💢!!」

音楽教師とは思えぬ程の速さで次女の手を引っ張り、2人も抜いて2位でゴール出来た。

長女の時からお世話になっているとても良い先生ではあるが、イケメン…イケメンの定義とは…🤔

そして午前のトリは部活対抗リレー🏃
それぞれのユニフォームで滑走する生徒達。
流石に陸上や野球の子達は早い…!
感心していると、制服姿のカール・ルイス(←古さ再びw)が、信じられない速さで駆け抜けて来て、ごぼう抜きで1位。

彼は「帰宅部」であった🤭

昼休憩を挟み、午後の競技。

自分の種目が終わると自由に動き回れるらしく、我々のテントに友達を連れてやってきた次女。
この子も同じリレーの選手である。

高校3年生の組体操。
最後のピラミッドの代わりに安全に配慮して全員で輪になり、足を後ろの生徒の背中に乗せ、ウエーブの様に上下に動く。
ここでいい具合に「栄光の架橋」が流れ、割れんばかりの拍手の嵐。
高3にとっては最後の体育祭。
保護者であろう方々は片手にビデオ、片手にハンカチという姿に同じ保護者としてウルウル来ていると……

次女とその友達がボソッと

👭「ねえ、何でD(英国人講師)が混ざってんの?しかも、帽子かぶってないじゃん😂ピカピカ〜!!ww」

指差す方を見ると、何故か生徒に混ざってスキンヘッド英国人のD先生が太陽の光に照らされて逆ボタル状態でポーズを決めている🤣🤣🤣

その声に周りの保護者も気づき始めたのか、感動の涙を流している横で別の涙を流し始めている。

👭「頭真っ赤じゃん!後で水かけに行ってあげようか!!🤭」

余計な事をペラペラ喋る小娘共に下を向き、揺れ始める保護者達。相方と長女はテントから離脱していた。
まだまだ修行が足りない輩である。

そして大トリの学年対抗リレーがやってきた。
親になって苦節20年、ようやく訪れた晴れ舞台である。
相方はムービー、私がカメラを手に鼻息MAXで待機した。

先ずは中学生から。
先程の友人から次女にバトンが渡る。
渡る…

渡る…

渡……らない??

何をパニックになっているのか、次女は渡されたバトンをまた友人に押し返し、そして焦る友人は更に激しく押し返そうと次女の尻にバトンを押し付ける。

それを見た保護者席からは

👨「おーい!ダチョウ倶楽部か!!」

又も激しく揺れるテント😂😂

何とか体制を立て直し、ヘロヘロしながら3位で次のバトンへ

無事に見届けられて安心して、ふと手元を見ると、互いに記録していなかった事に気付く😱

👨「ママ撮ってないの?」
🦍「え、そっちが撮ってたんじゃないの???」

相方の胸ぐらを摑みながら揺さぶっていると、長女がスマホで撮ってくれていたらしい😅
記録より、記憶に残ったレースであった。

小学校6年の辺りから学校の話を一切しなくなり、登校拒否にこそならなかったものの能面の様な顔で通学していた次女を見ているのは正直かなり辛い日々であったが、この学校に入り毎日血の通った顔で通学出来ているのは素敵な先生と友達のお陰だと思っている…あと5年間、どうぞ宜しくお願い致します🙇‍♀

そして無事に次女とその友人家族と合流し、近くのバイキング行こうという話になり店に入り、互いに顔を見渡す。

👩「なんか…茶色いですね💧」

🦍「砂ホコリ、浴びすぎた?💦」

そう、カラッとしていた天気ではあったがグラウンドから舞い上がる強力な粉塵を頭から浴びまくったお陰で蛾の鱗粉の如く体から粉が舞っている。
何故誰も気が付かないのか。

店の人に
🦍「あの…砂浴びしたんですが、大丈夫ですか?」

👩‍🍳「えーと…あ、ハイ…砂浴び…少々お待ち下さい😦」

もはや何の報告をしているのか分からず、砂浴びを終えて来た小動物の軍団はきまり悪く店の隅で入店を待っていた。

その後無事に入店を許され、お預けを食らっていたワンコ状態の我々は無言で欲望の限りを尽くした。

娘達は食欲満たされる→目の皮たるむ→で、既に船を漕いでいる。

帰りに次女の友人が
👧「〇〇ちゃーん!帰ったらあんスタ(というゲームがあるらしい)やろーね!」

我々は顔を見合わせ
👩🦍「絶対寝るよね…」
秒でシンクロした😅

しかし体育祭というものがこんなにも面白く、感動に満ちているものだと知らなかったので長女には悪い事をしたと改めて謝罪すると、

👩「別にええよ〜、自分の時は友達と体育館の中で涼んでただけだし😁
あ、悪いと思うなら秋の実習終わったらシンガポール連れてって♥」

やはり前言撤回しよ。







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