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期末&ビジョナリー・カンパニーゼロを読んで

先にビジョナリー・カンパニーゼロの話から。これまで出ているビジョナリー・カンパニーシリーズ1〜4の総集編的な本。1〜4を読んでいないとインプットのされ方は違うかもしれないが、私的には改めて整理されていて、今のタイミングで出会えて最高の本でした。

一番は以下のフレームワーク「ザ・マップ」偉大な企業を動かすもの。

第1段階 規律ある人材
 第5水準のリーダーシップの醸成
 最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
第2段階 規律ある思考
 ANDの才能を活かす
 厳しい現実を直視する
 ハリネズミの概念を明確にする
第3段階 規律ある行動
 はずみ車を回転させて勢いをつける
 20マイル行進 規律ある行動でブレイクスルーに到達する
 銃撃に続いて大砲を発射し、行進と拡張を続ける
第4段階 永続する組織
 衰退の5段階を回避する
 時を告げるのではなく、時計を作る
 基本理念を維持し、進歩を促す(新たなBHAGを実現する)

上記のような要素に多くのページが割かれていました。また、すごく参考になったのは改めてリーダーシップの定義について書かれていたこと。

「リーダーシップとは、部下にやらなければならないことをやりたいと思わせる技術である」

第1に、やらなければならないことを見極めるのはリーダーの役目である。
第2に、重要なのはやらなければいけないことをやらせることはなく、やりたいと思わせることだ。
第3に、リーダーシップとはサイエンス(理屈)ではなくアート(技能)である。

それからリーダーシップスタイルの7つの要素(有能なリーダーの共通項)

1,誠実さ (何を言うかよりも何をするか)
2,決断力
3,集中力
4,人間味
5,対人スキル
6,コミュニケーション能力
7,常に前進する姿勢

他にも本当に気づきの多い本でした。


さて、来週で9月も終わり。9月末で21期が終わります。

国税庁の数字によると、会社が10年続く確率は6.3%程度、20年続く確率は0.4%しかなく、さらに生き残るのはそのうちの6%しかありません。 30年続く確率は0.021%で、さらにそのうちの5%しか生き残れない計算とのこと。

弊社の場合、1,000分の4社には当てはまっているわけですが、更に30年続くのは0.02%ということで、ここからさらに5%つまり20社に1社しか生き残れないということになります。あぁ恐ろしい(汗)

とはいえ、10年に一度の変化をあえて作りに行くということをやってきており、前回はリーマンショックをきっかけに。今回はコロナをきっかけに。半ば自然な流れではありますが、ある意味、意図的に危機を機会に捉えるべく意思決定を諸々しています。そのうえで大切なことは「北極星」だなと感じており、ずっとずっと考えています。今回一人の時間を2日じっくりとったことで輪郭が見えてきて少しずつ霧が晴れてきました。もう少し、更に熟慮を重ねて、

「変えること、変えないこと」
「捨てること、捨てないこと」

をよりクリアに。そして変えることをより研ぎ澄まし、グループ全体にとって新たなもっともっと輝く北極星を示し、次なる成長を創り上げていきたいと思います。

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