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割り切り嬢図鑑

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私が、マッチングアプリでいままで出会った、割り切り嬢の生態を綴っていきたいと思います。
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#割り切り

エピソード #3

エピソード #3

名前:Uさん
年齢:40代後半…かな

前回の割り切り嬢との一戦でかなり良い感触を掴んだ、いや掴んでしまったことで若干調子に乗ってしまった筆者は、大してお小遣いも無いくせに次なる割り切り逢瀬を求めて掲示板を漁っていた。

家族の用事で出かける先で、ちょうど2時間半ほど一人になれる時間ができそう。こんな時間の隙間にさえ予定を入れてしまおうとか、今考えるとちょっと病気に近い状態である。
さりとて、切羽

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エピソード#2

エピソード#2

名前:Y美さん
年齢:40代半ば

初のアプリ掲示板利用で、そこはかとない虚しさを感じたエピソード#1から数か月、一向に上向かない出会い率に喘いでいた。
私は自分が喘ぎたいのではない、喘がせたいのだ。私は何を言っているんだ。
その間に、Lineアドをゲットしたのは2名、しかし!どれも、実際に会ってみようと思うには100%勇気どころか、200%勇気を必要としそうな方だったので、適度に身を引いてフェー

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エピソード#1

エピソード#1

名前:K子さん
年齢:40代前半

一旦醒めた出会い系熱が全くの出来心で再燃し、一人の年上奥様とお付き合いをすることになったことで、待ち合わせ系風俗から当時でいう出会い系アプリにシフトチェンジしていったのだが、そうそう上手く見つかるはずもなく、連戦連敗を重ねていた。

課金額がいよいよ諭吉を越えるころになっても、実際に出会えたのは数名、しかも致すことができたのは更に少なくて三名ほどだった。
もしや

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エピソード 0

エピソード 0

名前:不明
年齢:20代半ば

今から20数年前、伝言ダイヤルなるものが世に登場し、出会いの形、特に欲望方面の出会いには革命的な出来事でした。

それまでの、街角での声を掛けるナンパから、個室にある固定電話に、自発的に電話を掛けてくる女性とのやり取りを楽しむテレフォンクラブができました。

それに対し、伝言ダイヤル(俗にQ2ダイヤルとも呼ばれていました)を使ったサービスは、自宅の電話や、当時普及し

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