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森を元気にする、皮むき間伐という森との関わり


"皮むき間伐とは⁇"

 窮屈になった森の木と木の間の木を伐ることを間伐と言い、木の皮をむいて乾燥させ軽くなってから伐り出す間伐方法です。皮むき間伐はチェーンソーを使わない間伐方法なので、おとなもこどもも年齢や性別に関わらず誰でも森と触れ合うことができる長期的な森づくりを考えた一つの手段です。
 木は皮を剥くと立ったまま枯れて、こどもでも持てるくらいの軽さにまで乾燥します。1〜3年後に伐り出し、材として活用され新たな命が吹き込まれます。皮を剥いた木々は、立ったまま枯れて葉を落とすので、森に光が入るようになります。

森のこと

日本の森は、杉やヒノキが植林されたまま放置され木々が細いまま育ってしまっています。木が太れないと、しっかり大地に根を張ることができず土砂災害などを引き起こし、私たちの生活にも大きな影響を与えます。間伐をして大地に光を届けることができれば、木が太れるスペースができ、力強く根を張ることができるため森が元気に再生します。
一緒に森に入りませんか?

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皮を剥いたヒノキ

私たちが皮むき間伐に取り組む理由

私たちNPO法人唐津Switchが運営するシェアハウス根の家のある唐津市の矢作地域は、鏡山の麓に位置する中山間地域にあたり、農家さんが多いエリアです。
田んぼ、山、川、
自然に囲まれた矢作地域の環境は昔から地域の人たちが協力して守ってきました。
そんな矢作地域も人口減少、少子高齢化が進み地域行事や環境を維持していくことが難しくなり、様々な課題が生まれています。
その一つが森、山の管理。
矢作のコミュニティで管理していた鏡山の森も、管理が行き届かなくなってきています。私たちは矢作地域の管理区域である鏡山の森の一部を借りて、
皮むき間伐という手法で森とつながるきっかけづくりに取り組みます。
今まで森に接点のなかった人と森とのゆるやかな接点をつくり、
矢作の人だけでなく、その周辺、矢作地域の資源(ひと・もの・こと)に魅力を感じてくれる人たちと一緒に楽しみながら活動していきたいと考えています。





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