揺れるワンピース

若葉の間から差す日の光が
照らしていた君のシルエット
あの木の下 ほら
今も 君ははにかんだ笑顔

花火に照らされて いつもより大人びた横顔
不思議な気持ちで眺めていた
紫陽花に見守られ 過ぎた夏の夜
今でもほら君は泣きそうな横顔

いつしか大人になって
時の流れに流されて でも
止まったままの時計の針
止まったままで ねえ そのままで

ほら今も あの木の下で
風に揺れる ワンピース
はにかんだ笑顔が 今もそこにあるよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?