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THINGS Presents PRODUCED IN "LIVE" HOUSE 2021

THINGS Presents PRODUCED IN "LIVE" HOUSE 2021 が
12月18日(土)に代々木にあるLIVE STUDIO LODGEで開催されました。

とても素敵なライブでしたので、記録に残すべくライブレポートを書いてみました。(一部敬称を省略させて頂いております。)

楽曲のリンクはSET LISTからどうぞ!



2021年に入り、コロナ禍で様々な制限がある中企画された「PRODUCED IN HOUSE」を含めた7ヶ月連続リリースも、残すところ一曲のみ。
そんな中で今年の集大成とも言えるTHINGS初のワンマンライブのチケットは、再販も含めソールドアウト。
ここに全てをかけてきたのだろうという、開幕前から並々ならぬ熱を感じ期待が高まっていました。


会場に入るとソウルミュージックを中心としたDJタイム。自然と身体が揺れ、フロアも開演に向けて温まっていく…
開演時刻となり、ブルーの照明に包まれたステージに少し緊張の見られる面持ちで登場したメンバー。
オープニングセッションではアダルトな雰囲気に思わず息を呑みました。
曲が始まると、今か今かと待ちわびたフロアもステージも、一気に解き放たれたように弾けます。

一曲目は切ない大人の恋を歌った「僕しか知らない声を聞かせて」
ステージの上で音に乗り歌い上げる藤正さん(Vo)、鳴らすのが楽しいと言わんばかりの笑みを見せる浅見さん(Gt)、クラシカルなタッチで華を添える田島さん(Key)
サポートメンバーも迎え、重厚感のあるグルーヴが渦巻く様はこれぞ音源では出せない味。一曲目から、このライブを観る事ができて良かったと感じました。

DinoJr.さんと作ったというLovers Rockでは、こんなライブを待っていた!と言わんばかりの観客の盛り上がりように、メンバーのテンションも上がりパフォーマンスにもさらに熱が入ります。
続いて披露した「ひととき」でのポイントは、ライブでどう演奏しようかと話していた浅見さんのギターソロ。少し歪みのかかった音色で前へ前へと目立つかと思いきや、曲の良さである脱け感とのバランスが絶妙!随所で抜き出てくるKeyでもそうですが、Voをそっと支えるような演奏が、THINGSの最大の魅力とも言えるのではないでしょうか。
そしてこのMC明けのセクションで特に印象的だったのが「WORDS」
オレンジのライトが曲の世界観を彩っていて、一気に引き込まれました。
切なさや苦しさ、そして優しげな表情をみせフロアを魅了した藤正さん。全身から憂いを感じる。本当に素晴らしいパフォーマーです…
サビになると伸びやかな歌声で会場が何倍もの広さに感じる錯覚を起こし、同時に、3年後にO-EASTという目標も全く遠くないのだと確信しました。
それを達成する3人をこの目で見たい!


中盤のアコースティックセクションはVo/Key/Gtの編成。アリシア・キーズの名曲「If I Ain't Got You」を披露。
数年前に田島さんと浅見さんのライブに急遽マイクなしで藤正さんが参加したという、思い出の曲らしい。
ストレートで高音の綺麗な歌声は、女性曲を歌うと更に魅力を増しますね。
しっとりとした空気に包まれた後、きっと皆好き!と言って始まった久保田利伸の「LA・LA・LA LOVESONG」
久保田ファンという彼だからこその歌い回しは、流石としか言いようがありません。

続いてはTHINGSからのクリスマスプレゼントと「This Christmas」をカバー。
MCを挟み「Dream of You」「Sincerely」と続きます。
遠く離れた故郷や家族に想いを馳せたこの曲の最後には「Thank you for Mom」と呟き、彼にとって思い入れの強い曲なのだろうと思いました。

最後のMCでは、今日でようやくスタートラインに立てたと話す藤正さん。
THINGSの音楽が聴く人の日常に溶け込んで、少しでも彩れたら、、、と客席の隅々まで視線を送りながら話していました。
3年後にはO-EASTに立つと目標を掲げ、強く語る姿に会場の誰しもが引き込まれたのではないでしょうか。
熱い想いを乗せたラスト2曲。
明るい気持ちにさせてくれる「Best of Your Life」から、THINGSのデビューシングル「光」へと会場の熱気は最高潮。
ステージの全員が履け切る前にアンコールの手拍子が始まるほど、気持ちのいい余韻を残していきました。


アンコールでは今年リリースした曲たちのジャケットをプリントした、Tシャツやパーカーを着て登場。
会場からは、あれ売ってるのかな?等の声が聞こえる…これは今後に期待が高まる演出!
クリスマスが近いからと、ここでもギフトソング。山下達郎の「クリスマス・イブ」を披露。
THINGSの持ち味とも言える"懐かしさ"がとてもマッチしていて、もはやカバーを聴いているという感覚ではなくなってきました…
改めて素敵なユニットです。
アンコールラストは、12/25リリース予定の新曲。
「シャカシャカという音が聴こえたら、そろそろMCを終える」という事らしいのですが…
歌わずに話し続ける藤正さん。
仕切り直して2回目。田島さんの軽やかな口笛が聴こえてきたと思えば、今度は止まらない…笑
3度目の正直で、ようやく聴けた「頼むよ」
肩肘張らず、あー今日楽しかったなぁ〜としみじみ思える選曲に、THINGSらしさを感じました。
キメきらずに終わるのが、何とも親しみやすく、3人のお人柄そのもののようです。
そして、皆んなで楽しめるこの選曲に、音楽を届ける先の皆の事を常に考えているんだと、そんなメッセージも込められているのではと感じました。
会場からLa La La〜という声が聴こえ、
これが当たり前ではなくすごく幸せな光景なのだと、改めて教えてくれるラストソングでした。


3年後THINGSがO-EASTに立った時には、きっとまた何かしらやらかして、会場全体が温かい笑いに包まれるんでしょうね。
素敵なライブをありがとうございました!!


最後に、代々木LIVE STUDIO LODGEさん
緑や木をふんだんに使ったお洒落なライブハウスで、とても居心地のいい空間でした。
端の方で聴かせて頂きましたが、音のバランスもよく、どの位置でもライブを堪能できるのではないかと思います。
また是非ともこちらの会場でライブを楽しみたいです!ありがとうございました!


THINGS Presents
PRODUCED IN "LIVE" HOUSE 2021
SET LIST

1. 僕しか知らない声を聞かせて
2. Colorful
3. Lovers Rock
4. ひととき
5. WORDS
6. 今日から僕らは
7. If I Ain't Got You(cover)
8. LA・LA・LA LOVESONG(cover)
9. This Christmas(cover)
10. Dream of You
11. Sincerely
12. Best of Your Life
13.

enc.
1.クリスマス・イブ(cover)
2.頼むよ

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