鬼八伝説 ねんど日本昔ばなし 大分市
物語
大分県大分市佐賀関の木佐上地区は、その昔、「鬼神村」と呼ばれていたそうです。
勇敢で強い人の事を「鬼神」と呼んで敬い、鬼神村が鬼佐上村となり、現在の地名になりました。
日照りが続き、ひどい水不足で悩んでいたある年、村の子供・小助が堤に水をもらいにいくと、恐ろしい竜王がいて水を分けてくれません。
小助と仲良しの「鬼八」が助けに来ました。
鬼八は竜王と激しく戦いますが、相打ちで死んでしまいました。
竜王が倒れた山上に、村人達は「竜王宮」の石碑を建てて祀りました。