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20歳誕生日前日に思うこと

好きな言葉は最初、嫌いな言葉は最後。

今年最後のとか、高校最後のとか、未成年最後のとか。なんだか寂しくなっちゃうんですよね。前に進みたくないわけじゃないけど、後ろの道も名残惜しい。
と、言うのも、この文は私の10代最後の文。明日2月9日で、私はハタチになります。肉の日です。もう成人はしているので、変わるのはお酒が飲めるようになることと、吸わないけど煙草が吸えるようになること、それから10の位が変わることへの気持ちの問題ですね。歳をとりたくないなという気持ちが半分と、飲酒への憧れとワクワクが半分。

大声では言えないけど、私の周りにはフライング飲酒をしている子が何人かいて。まあそれを抜きにしても私は早生まれなので、去年の4月以降周囲の友人たちが次々とバースデーを向かえお酒を飲み始めていた……そんな中取り残されていく疎外感は相当なものです。ものにもよりますが基本私は周りに合わせたいタイプ、『一人だけ𓏸𓏸』が苦手なタイプなので、友達たちが
「今酒飲みながら課題やってるw」
「あのお酒美味しいよね〜こないだ買ったわ」
みたいな話をしていると、
「コノヤロウ…この間までカルピスジュース飲んでたくせにッ……!大人ぶりやがってッ(大人なので合ってる)……!」
とつい唇噛み締め肩震わせてしまうんです。

それでも鴨のワルツ、こんなふざけた文を書いていながらも真面目な性格を貫いて生きてきましたから、『20歳未満の飲酒は絶対にしない』という信条を曲げるつもりはありませんでした。だって法律違反ですってテレビCMもコンビニの店内放送も言ってますからね??

とはいえ
「数ヶ月フライングしても変わらない」
と考えたくなる気持ちは、賛同はできずとも理解はできます。高校卒業してすぐ飲む奴はどうかと思うけど、ハタチの誕生日の1か月前に飲んじゃいました〜ってのに関してはぶっちゃけ大して脳への影響とかなんだとかは問題ないんでしょうね。

一方で私はこの法律に別の解釈をしています。これは
「たった数ヶ月も我慢できない人間が立派な大人になれるのか?」
という煽りなんだと。校則がなんのためにあるのかと一緒ですね。『ルールを守ることを学んでもらうため』。つまりこの飲酒制限は、完全な大人になる前の最後の試練。最後に国から問われているのです。「あなたはルールを守れる人間ですか?」と。それを守り切り誕生日まで我慢したあなたは、これから先の人生を正しい大人として歩むことができるでしょう、と。

あ、もちろん本気で国がそんなカッコイイこと考えてるなんて思ってません。脳の成長とか責任とか自制がどうとか諸々考えて20歳と設定しているのでしょう。いいんです。こういう『最後の試練』『自分との戦い』みたいな厨二病な設定付けてかっこいい風に装わないと、みんなが飲んでる中一人だけお酒飲むの我慢なんてできないんですよ!

あくまで、14歳の頃の心を引き摺ったままの私の個人的解釈です。しかしそれで法律が守れるなら万々歳でしょう。早生まれも、『最後まで諦めず戦い続ける勇者』みたいな感じがしてきませんか?
そして誕生日当日は、自分へのご褒美としてお酒を飲むのです。
「ここまでよく頑張りました。あなたは守らねばならない規則に忠実な人。きっと立派な人間になりますね。」
みたいなことを女神的な人が言ってくれてると妄想しながら。

さてさてそんなわけで、なんだかんだ言って寂しさもありつつも明日が楽しみです。初飲酒を控える私に何かオススメのお酒があったら教えてください。
ちなみに炭酸・辛いもの・苦いものが苦手です。噂によると苦い炭酸の酒…びーるとかいう名前のものがあるようですね。私にとっては拷問具にしか思えませんが好んで飲む方も居るようで……。私の友達はスーパーに売ってる6缶くらいまとめられたビールの…セット?まとめ売り?あるじゃないですか、厚紙みたいなので囲われた6缶入りのあれ。を、買って毎日1缶ずつ飲むのが最近の楽しみなんだとルンルンしながら言っていました。
「お風呂あがりに飲みながら録画してたお笑い番組見るんだ〜♪」
おっさんか。

ということで、初心者にオススメのお酒を教えて頂ければ、当日に脳内女神様のお酌で飲もうと思います。
改めて己へ。20年間よく生きました。
さようなら、10代。
こんにちは、20代。

こちらは最近脳内BGMのバースデーソング。
https://youtu.be/s-wc5uwF_T8?si=FyK0h46yzRzaMMmE

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