因数分解って料理だよね。
数学が苦手な人が必ず躓くと言っていいほど、因数分解って理解しづらい。
ただ単に「展開の逆じゃないか。」と思える人は、そこそこ頭がいい人じゃないだろうか。「こんなん、習ったって意味ないやん。」と思考停止に陥る人が大半だろう。
果たして、本当に意味がないのだろうか。
いやいや、そんなことはない。これほど日常に溶け込んでいる数学もなかなかないのではないだろうか。それでは、考えて行こうと思う。
因数分解は、多項式を分解して因数の掛け算にするわけです。言葉では理解しにくいので、みんながよく知っている『カレーライス』で考えてみよう。
カレーには、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、肉、ルーを使う。つまり
(カレー)=(じゃがいも)×(にんじん)×(たまねぎ)×(肉)×(ルー)
ということ。カレーが多項式、じゃがいも達が因数。
因数分解とは、完成品(多項式)にどんな素材(因数)が使われているかが一目でわかるようにしているだけだ。
逆に素材から完成品にすることを料理する(展開する)。ということ。
因数分解って、料理する人なら必ず使ってるわけ。
ご飯を作るときに、何を使おうかと考えることがすでに因数分解をしようとしているわけだ。そして、それを使って料理をするのが展開だね。
数学が苦手な人って、ご飯作るだけでイライラしない?それって因数分解が苦手だからかもしれない…。
次に素因数分解について考えてみましょう。
6という数字を見て、これを完成品(合成数)とみるか素材(因数)と見るかで数学が苦手かどうかがわかれるんじゃないだろうか。
6というのは2と3の素材からできているから、6=2×3。この2と3が素材(因数)。素材の因数だから素因数といったり言わなかったり(笑)。また、素材の数だから素数といったり(笑)。まあ、この考えで間違えてはないし、こっちの方がわかりやすいなら、こっちで覚えてもらって何の問題もない。
ゲームでもよく出てくる。
素材を集めて、武器を作る。その武器で敵を倒して、素材をゲットのループ。
これって、延々と因数を集めて、展開している(武器作ってる)だけだよね。その武器がさらに次の武器の素材になってたらもうね。中毒性ヤバイ。
つまり、ただひたすらに因数を集めるのっておもしろいんだよ。モンハンおもしろいし。それをどう脚色していくかが面白さの鍵だね。
数学が面白くないのは全く脚色されず、シンプルイズベストを地で行くからだと思う。そこそこ面白いと思うけどね。そう思わない人が大半。
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