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怒りを避けるためには?

インドの偉大なヨギー・sadhguru の、
「怒りを避けるためにはどうすればよいか?」
という質問に対する回答が秀逸だったので
シェアさせてもらいます。

彼が話した会話そのままではなく、
ところどころ抜粋しておりますので
ご了承ください。

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質問者:
『人生とはなんなのでしょうか?
どうすれば怒りを避けることができますか?』

sadhguru の回答:

もしあなたが車を運転していたなら、
中央分離帯や運転の下手なドライバー、
突然飛び出してくる子ども、など
色々なものを意識して避ける必要があります。

しかし、道路を運転していて、
「月」を避ける必要はありません。
なぜなら「月」は道路に転がっていないからです。

それと同様に、
「怒り」はどこかに転がっていて
ぶつかるようなものではなく、
実在するものではありません。

「怒り」は人が体現することによって
「怒り」になるのです。

人が何かに腹を立てているとき、
その人は不愉快であり、
周りの人も不愉快でしょう。

人は怒ると実質的に体内に「毒」を排出します。
それはずっと知られていたことではありますが、
近年の検証で科学的にも証明されています。

どうして自らに不快感を与え、
自分自身を毒したいのでしょう?
自分自身に毒を盛っているようなものです。

それは「怒り」が意識的な行為ではなく、
あなたの心があなたの指示通りに動いていない
ことで生じるからです。

もしあなたの心が
あなたの指示通りに動いているのなら、
あなたは絶対に幸せをを望んでいるはずで、
わざわざ怒りを選ばないでしょう。

しかし、
心穏やかに過ごしたいにも関わらず
ついつい腹を立ててしまうのは、
心があなたの指示を無視しているからに
他なりません。

心がどうして指示を聞かないのか、
意識を向けてみましょう。

これを理解すれば、
もう「怒り」を「避ける」必要はありません。

なぜなら「怒り」が
心に居座るのをやめるからです。

あなたが怒ったり、
不愉快になったり、情けなくなったり、
こういう感情に振り回されるのは、
自分をコントロールする
努力をしていないからです。

すべてが事故のように
過失的に偶然起きているのです。

周りの状況が良ければあなたの状況も良くなり、
周りの状況が悪ければあなたの状況も悪くなる。

これは本来人間の人生に
あってはならない姿です。

人生は、
「わたしが愉快なら、周りのすべてが良くなる」
これが本当でなくてはなりません。

しかし今は、
周りの状況がどちらに転ぶかで
あなたの転ぶ方向が左右されている。

それではダメです。
自分の意識で周りの状況を創り出すべきです。

周りの状況が意識を創り出す
という間違った方法を捨て、
自分の人生は自分の意識で形成して下さい。

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何かに怒りを感じている時、
人はその怒りの原因を「誰かのせい」
もしくは「何かのせい」にしがちです。

しかし、
sadhguru のお話のとおり、
「怒り」という感情は、
自分の中の感情を制御できずに、
噴火のように湧き出てくるものです。

結局、なにかに反応して
怒ることを選択しているのは
自分自身なのです。

時々、人の大勢いるところで、
大きな声で喧嘩をしていたり、
苦情や文句を正義感を振りかざして
わめくように主張している大人を見ますが。

そういう方は、
「わたしは自分で自分の感情を
コントロールできてません!」
と、人前で大声で自らすすんで
大発表してしまっているように見えます。

その点、sadhguru の仰っていることは
まさにその通りだと思いました。

周りの状況に
自分の意識を左右されるのではなく、
自分の意識で自分の人生を創造してゆけるよう
意識的に日々を過ごしたいと思います。

こういった「悟りを開いた」と
言われている方が同時代に実在して、
遠い国にいながらも生の声でお話を聞くことが
できる世の中がほんとうにありがたいな、
と感じます。

よいお話を聞くと、
心が清められます。

namaste 🙏🏻✨


※ 写真は故郷・秋田で撮った写真です🤳☀️

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