StableDiffusionの冒険9 修正の仕方と色々な画像の作り方がちょっとわかったので片っ端から完成形を目指してみる。
9月2回目の三連休の初日は雨でした。
それはもう一日中ずーっと雨で、そろそろ恋しくなってきたコーヒーなんか飲みつつ力の指輪とか見ながら、ペチペチとAutomatic1111で溜まっていた画像の修正なんかにチャレンジをばという感じです。
で、何度もやってますとほぼほぼ修正の手順というのは定まってきます。
というか、どっちがAIだよ機械だよ! というほどに修正作業は単純作業なのでした(笑)
Step1
まず、候補の画像を選びます。
次に候補画像の修正箇所を決めて、マスク画像を作成します。マスク画像なんていっても修正箇所を超大雑把に白く塗るだけでございます。
というか正方形を描くだけです。
Step2
そして、Inpaintingモードで画像を修正……というか再解釈してもらいます。この時、「Inpaint at full resolution」を選択しておくと、このマスク面積に合わせた解像度で再解釈して描画してくれるようです。
ということはマスク面積は小さい方が高精細に描きなおしてくれるという感じですね。
Step3
そして、修正したら次にSD UPSCALEで拡大をかけます。
お好みのスケーラーで構わないと思いますが、LDSRはとんでもなく時間がかかるので要注意です!
ここまでは前々回でやった修正の手順と全くおなじです。
Step4
アップスケールされた映像はやっぱりちょっと眠たくなってますので、キリッとさせたいところを再度Inpaintingでマスクをかけて再描画します。
ここだけ進歩しました(笑)
これでとりあえずは終わりという感じです。
そして、見事にこのルーチンでほぼほぼ何とかなってしまうのでした。
自分でペイントし直すとか(無理)、トレスして新しく描くとか(不可能)、そういうのは一切無しでマスク画像を作るためにのみフリーのペイントツールを使う有り様です(笑)
そんなシンプルかつどっちが機械かわからない単純作業の結果がこちらです。
ビフォーとアフターを併せて、ご覧いただければ幸いです。
なお、今回は現代に戻って学生の皆さんをAI画伯に描いてもらいました。
初回生成の解像度は幅が726px縦が512pxです。
この時点でも結構ヒット率が高いです。なんというか裏でこっそり賢くなってるんじゃないでしょうか、AI画伯。
完成形はアップスケールを描けているので1536px×1024pxとちょうど4倍の面積になっています。
画像をクリックしていだけると、アップスケールのかかりかたがわかりやすいかと思います。
修正前提で最初はラフな設定で、とにかく数を引くというのがStableDiffusionでは正解なのかもしれません。
ここまでは顔だけの修正でしたので、かなりサクサク進みました。
ここから下は修正箇所が増えているので、結構苦戦しています。この辺りもコツみたいなのを掴みたいですね。
StableDiffusionでは引きではどうしても顔が潰れる! という現象が多発します。ですが、これは簡単に補正をかけられるので全くもって問題ありませんでした。
それよりも、腕と指がオカシイものの修正の方が遙かに難易度が高かったです。
始める前はむしろ、顔つぶれに絶望して、指ぐらいって全く気にしてなかったんですよね。
もしかすると、これも簡単な方法があって知らないだけなのかもしれません。もうちょっと勉強が必要ですね。
ですが、まったく絵の描けない人間が、AI頼りとはいえここまで自由に使える絵を作れるというのは衝撃的です。
あとは同じキャラクターを色々なシーンで使えたらなあ……
これもTextual Inversionでなんとか、解決出来ないかなあと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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