アートマネジメントを学びます、の話。2023年春

アートマネジメントを学びます、の話。

4月からアーツマネージャーメンターシッププログラム『バッテリー』に参加させていただくことになりました。

https://battery-am.studio.site/?fbclid=IwAR1Wnw6hLj9BH2zW4O9ZW2iWuMCZLG4hOZ248BdKhBT0wHvSL9HYz9Usmow


'16にお師匠の団体を卒業以降、インディペンデント人形劇カンパニーの主催者として、公演やイベントの企画制作にそれまでの自経験と拾ってきた知識を総動員して取り組んできたのですが、アートマネージメントの専門知識について学んだことはほぼありませんでした。'22末あたりに「いや、どうもこのままの知識や考え方では主催者として手詰まりじゃないか?」とはたと気がつき。

…業界自体のハラスメント脱却への方向(今振り返ると20代の頃みてきた現場はそれなしでは成立していなかった→それなしでどうこれから現場が回ってゆくのか実感としてわからない)、特に近年の様々なものが高騰してゆく波の中で事業にかかわるお金への考え方、コロナ禍以降刻々と変容する上演芸術を取りまく状況への対応、年齢とともに増してゆく関わってくれる方やシーンへの責任(時間は成長を待ってくれない…)…
「独学で乗り切れる気がせぇへん!!!」と絶叫し机を叩いて街に飛び出したところ、「問題の根は深いです。けれど何か行動しないと何も変わらないですよ。」と言ってくれた友人があり、それから、色んな方に兎に角アートマネージメントや上演芸術について話しかけてみる、という行動をはじめました(迷惑😂‼️)。
自分の性質上、周りの数人の人と話すだけでは、そうだよねの人とはそうだよねで止まり、考え方の違う相手には落ち込むか、傾倒するか、反発するか、混乱するかで終わってしまうので、色んな状況・世代・国籍の100人くらい(もっとかも)と話せたらその後に冷静に自分の考えを纏められるのではないか、と思っています。

専門家と話したい、学びたい!!と応募した『バッテリー』、オンライン面接で「お金の!ことが!わからなくて!!困っております!!」と主張し、いやなにやってんだ確実に落ちたなぁ…と落ち込んでいたらまさかの採択通知。
実は応募規定年齢制限も超過しているのですが、人生で知識が必要になるタイミングはほんまそれぞれやから!ほんまに必要としてることが伝わればチャンスはあるかもしれへん!!!と応募した者を受け入れてくださった主催・選考委員の方に感謝申し上げます。
(U35規定の企画も多く、絶妙に超過してしまった者としては、「この年齢ならもっと先に進んでおれや、ということだろうに進めてへんなぁ。。」とU35の文字を見つけては焦ります。。)

最初の講習から内容ぎっしりのようでうわっ!これは気合い入れて取り組まねば、と部屋を片付けています。
他の参加者の方と一回り年齢が違う…記憶力の低下を痛感しているaround40世代、脳細胞をフル起動して振り落とされんように学んでいきたいです。

生誕年が目立つので躊躇ってしまっていたのですが😅今年はこれに取り組みます!!の決意でシェアします。

「あなたはアーティストなのだから、兎に角なにをおいても稽古や創作をしっかりして、良い活動をして、観てくれる人を増やさないと駄目ですよ。」と言ってくれる仲間や先輩もあり、(ほんまありがたい)そこらへんはMUSTに違いないのだけど、
どの業界の人も、現代は良いものを作るだけでは駄目で、的確に発信していかないと事業として成立し得ない、と発信しておられる。ほんまそうだなと思います。
(あと…。すべてのことに経済活動とコミュニュケーション、チームワークが伴うので、発表するにせよ、篭って作るにせよ、☞活動したければやはり多かれすくなかれアートマネジメントの知識が必要になります。)
アートマネジメントのことをもう少しわかる存在が周りに増えることを期待しつつ、逆に専門家と組めるチャンスがあるとしてもアーティスト自身がマネジメント知識のレベルをもう少し上げていかないと、パフォーミングアーツの市場が整っていない日本では活動継続自体が厳しいな、と打ちのめされてしまう局面が何度もあったので、いま、自分にとってマネジメントの勉強は避けて先に進めないのだと思います。上演芸術はほんとうに、1人ではできひんことなので。

どうしたらもっと世の中に楽しんでもらえるか?

魅力的な観劇機会をもっとつくりたい→
自分のできる企画数をどうしたら増やせるのかな?→
…そうなってゆくには主催者は仲間にアートマネジメントについてのビジョンも明確に伝えていかなければならぬ立場でもあり、自分なりに確信持って行動できる知識や哲学を持っていることが必要なのだなー、と思いました。
(状況に応じて自身の誤りを認識して対処、新しい考え方に更新していける器量をもつ、ということもふくめ)

今年は、自分自身がどういう行動をすることで活動を継続発展させてゆけるか、少しでも具体化してゆきたい、が目標です。

人形美術家、人形遣いとしても引き続き精進してまいります!!
上演依頼や人形制作依頼、出演のお誘いもめちゃくちゃお待ちしております。
人形、ほんまに、めっちゃ遣いたいです。
人形美術家としては、今年は将来的にまとめて公開できる機会を作るためにも、自分の人形を作り溜めたいなと思っています。

公言して後戻りできんようにする作戦。

人形遣い、人形美術家、企画主催者(アートマネージャー)、3兎を追う🐇🐇🐇‼️強欲者を、2023年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

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