あたし

日々はどうしようもなくつづく

あたし

日々はどうしようもなくつづく

最近の記事

くそ暑い

パリピのインスタの投稿の夏の1ページに気づいたらなっていたり。淹れた紅茶を忘れて放置して色がとても濃くなって渋くなっていたり。まあいっかで今までやれてたことに笑えなくなったり。 いやなことばかりでいなくなりたくなるね毎日。 あたしの毎日は並行して誰かのまいにちの横やななめや縦にあるけれど、あたしは誰かを感じたり感じられなかったりする。 さみしさを共有するのは簡単、よろこびも。 どうしようもないむなしさを共有したときに夜道をだらだら歩ける人間のたいせつさよ。 当たり前に見えるま

    • かなしいうた

      生活がうまくない、人生がわからない。 さかさまにおちていく。 あたまから。足はあたまの真上に。 われる、ぱかん、と、あたまがわれる。 知らないあいだではなく唐突にくる。 やさしいうたとロックンロールとブラックミュージック、文学、映像、たくさん詰まったあたま。あたしのあたま。顔はきれいなまま。 愛、うんとやさしいの、ほしいの?ちがう。 あたしがほしいもの、なんだろう。 どうしたらこころが安らぐの? これは時間がかかるのかな。 どうしたらあたまがからっぽになるの? ずっとば

      • キャラメルとタバコ

        あたしはなにかを食べながら一服するのが好きだ。これは好みが別れる嗜好だが、ラーメンを食べながらだとか油物を食べながら吸うのが好きな人はわりと多い気がする。数年前まではラーメン屋でもパチンコ屋でも吸える店がちらほらあった。あたしは今、コンビニの喫煙所でキャラメルを食べながら一服している。 森永のミルクキャラメルを見るとひいおばあちゃんを思い出す。おばあちゃんはいつも巾着袋にキャラメルをストックしていて20歳を過ぎても会いにいくたび変わらずくれた。 あたしが成人した年の夏、ひい

        • 虚無とのつきあいかた

          すげえ久しぶりにマッチングアプリをいれた。 タップルを使うのは二回目だった。 雨だし、アパートにひとりでいると不安や虚無が覆いかぶさってくる。最近一人になると急激に死にたさが襲ってくる。ああこれはだめだとおもった。友達や恋人や大事な人と会ってはいけないタイミングってあるとおもうんだ、好きすぎて大事すぎて自分の深いとこを知ってる人には気が緩みすぎちゃって傷つけてしまうときがある。怖い。 デートプランを募集できる機能があって、今すぐ表に出て誰か知らん人と話してどっか行きたくて「

          孤独に飼われる

          孤独に飼われる、食われる。ひとつ崩れると、すべてが崩れていくきがしてうごけなくなる。 ほんとうはうしなってなどいないのに。 あたしは過剰にこわくなってしまう。 たしかめてしまう。 いちばん幸せだったはずのときにもそれなりに苦しんでいたから、だから、いつも不安で満たされなくてなくなっていく。 こんなにむずかしいこと考えなくてもいいのに。どうかあたしの心がやすらかでありますように。

          孤独に飼われる

          深夜高速

          高速バスに乗る、早朝のサービスエリアの朝の空気を知ってる。ここにきたのは...。 アメスピ1本分しかない休憩時間にチェーンスモークしながらラップしてた頃がフラッシュバックした。歳をいくつもいくつも重ねるごとに、こういうひしひしとした空気を感じる場所が増えていくんだろう。 生きててよかった、と思える夜は何度も何度もあったのにそれを探しているのは永遠なんてどこにもないからだった。でもたしかにサービスエリアに降りたときそんな夜をおもいだしたんだ。

          ハル

          三月にもなって引きこもりとか。 アパートの階段でたばこを吸う。 外にでたくない。 飲んでいる薬の副作用で血圧が下がっていた、からだがふらふらして生きてるだか死んでるだかわからない。寒さと不調は鬱に拍車をかけるし余裕がないから人に会おうとおもえない。肌が荒れたり髪が抜けたり表情がますます暗くなっていったり。醜いワ、春だよ、もう。 階段から誰かが背中を押したような気がしたのは季節がかわったから。 冬から春へ、季節が死んでく。

          恋や愛について

          セックスしなくても恋人でいられるし、セックスしても恋人でいなくてもいい。イコールじゃない。人に触れたい、たばこを吸いたい、あたしは不安になるんだ。だから補給する。 14のときから恋人かセフレかいなかった期間がほぼなかった。こんなことおおっぴらに言っても誤解されるだけ、おとなしそうな見てくれでヤリマンだとかちゃらんぽらんだとか。 あたしセックスがすごく好きなわけじゃない、やらなくてもいい、どちらかといえばだいぶ音楽や映画やたばこのほうが大好き。ちゃんとあたしのなかを見てくれる人

          恋や愛について

          彼のこと、別れたけど。

          半同棲していた世界でいちばんだいすきだった彼と別れ、今はラップのサイファーかライブイベント、バトルの現場でしか会わなくなった。 「次会うのはステージの上」あたしは立つ。 あいつがラップをやめてなくてよかったとあたしに言ってきたがお前がくるよりずっとずっと前から駅前でラップしてたよ、お前との件でやめるわけねーだろ。と言ったら喜んでいた。そういうやつだ、大好きだった。 それを見ていた友人が彼とあたしは恋人なんかよりもっともっと絆が深いと言っていた、これは絆以外のなにものでもないが

          彼のこと、別れたけど。

          今年の終わり

          年末に高熱をだした。 インフルでもコロナでもなかった、ただの風邪だった。 あたしはいま、なんてことがありすぎた2023年のおわりにぐちゃぐちゃで、センチメンタルだ、ナイーブだ、とんちんかんだ、ぼけなすびだ。 チバユウスケが死んでしまった。発熱する直近のイベントが追悼上映を近くの劇場に観に行ったことだった。リアタイで追えなかったし、好きになったのは解散した後だったしギターのアベフトシが死んでからだった。だけどたしかに、信用できる人間も友達も何もなかった退屈で孤独で暗くて冴えな

          今年の終わり