鬱病、ほぼ寛解しても

ほぼ寛解してもまだまだ人生にダメージを与えてくるけど、それを乗り越える覚悟を決めるべく書き殴ってみる。


鬱病になったきっかけ

きっかけは大学受験。原因は、「一人っ子なんだから誰にも迷惑をかけず誰にも頼らず一人で生きていきなさい」と育てられたゆえの完璧主義的な考え方だと思う。

大学に落ちたら死のうと思っていた。そのためにロープも買った。いい大学にいけない自分は1ミリも価値がないと思っていた。

当時、受験日が近づくにつれて死期が迫っている感覚だった。模試の判定が前回より悪化すると死にたくないから頑張らなきゃと奮い立たせていた。
狂ってるけど、本気でそう考えていた。狂っていたから、普通じゃないパワーで勉強できた。(本物の死ぬ覚悟ってすごいもので、塾にもいかず3カ月で偏差値が63から75まで上がった。驚きすぎて今でも鮮明に覚えている)

でも、だんだんおかしくなって、参考書をみると軽くパニックになったり、文字が読めなくなったり、家から出れなくなったりした。

いよいよ全く勉強ができなくなって、脳みそがおかしくなってしまったと思い、病院にいきたいと親に伝えた。
心療内科につれていかれた。鬱病だと診断された。(今思えば強迫性障害だったんじゃないかと思う。)

処方された薬の副作用で常に眠たく、単語帳を見ても模様が描いてあるようにしか見えず、絶望した。自分の努力で治せることだとは思えなかった。

生きる理由がいい大学に行くことだけだった。成績がよい自分にしか価値が感じられなかった。これじゃもう生きていても仕方ない、いなくならなきゃと常に考えていた。

そこから病状はさらに悪化し時間の流れもよくわからなくなっていた。
当然のように第一志望に落ち、ちょっと似たようなことが学べそうな大学にセンター試験利用で合格した。

自分を許せなかった。死にたかったけど、名門でもない大学への進学を許してくれた親をこれ以上失望させるわけにいかないと思って生きた。


寛解にむけて

大学生活は思いのほか楽しかった。知らなかった世界にたくさん触れることができた。
家から出れなくなったりという症状はなくなっていた。完璧主義的な考え方も、客観的にみておかしいなと判断できるようになった。
誰にも頼らず誰にも迷惑をかけずに生きていくことは不可能であることも学んだ。むしろもっと人に適切に頼ることを覚えないといけない。余計に迷惑をかける。


鬱の後遺症のようなもの

①「本気で頑張る」がわからない。本気で頑張る = 死ぬ気で頑張ると定義してしまって、それで失敗しているから、同じことを繰り返してしまう気がして、無意識にストッパーがかかっているような感覚がある。
②集中力が続かない。高校生のころは5時間くらいなら平気で集中力が保てて唯一の長所だと思っていたのに、今は正直1~1.5時間が限界。
③とにかく自分に自信がなくなった。
④こんな自分が社会に出れるか不安で仕方がない。
⑤いまだに得体の知れない不安感に襲われることがある。自分が自分じゃないような感覚になることがまれにある。生きていることが不思議になる。
⑥言語処理能力が落ちた気がする。

こんな人間誰も採用したくない

私だったらすすんでは採用しない。今年中に上記の6点、改善する。

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