ねむねむひばりん

ねむねむ&ひばひば

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マガジン

  • 雑誌ヌガー Vol. 001

    • 6本

    音楽が生活の一部である人間によって作り出された雑誌です。

  • Electric Cello 偏愛紀行

    Electric Cello。それはまだ誰もよく知らない謎の楽器。世界中の工房を紹介しながら、最高のネットサーフィンへと誘います!

最近の記事

【覚書】ブラームスのピアノ四重奏曲第一番をどう弾くか: サン=サーンス? シェーンベルク?

ブラームスのピアノ四重奏曲第一番をどう聴くか、どう弾くかということを、すこし考えさせられる機会があった。 とても調べをやり尽くせない曲なのだけど、こういう方向性で考えたらいいんじゃないか、ということは少しまとまったので、覚書にしてみようと思う。 この曲には明らかに問題がある、ということを遠回しに述べているテキストを見つけたので、まずはそれを引用してみる。 EditionSilvertrustという楽譜出版社から出ているサン=サーンスのピアノ四重奏曲第2番の楽譜についてい

    • 「整」って字、カッコいいよね(あるいは”音楽理論”についての空書き)

      こんにちは、ひばりんです。 ひばりんはいま心が疲れています。 ざんねん! --- で、心が疲れているとですね、 整然としたものを求めてしまうということがあります。 整然としたものを求めているうちは、まだ大丈夫なのですが(疲れてるのと壊れてるのは違うので) しかし、音楽を聴くより音楽理論を考えたくなっている時というのは、だいたい心が疲れている時だとひばりんは思います。 --- さて、ひばりんはいま、とても心が疲れているので、 整然としたことを考えたくなってお

      • Electric Cello偏愛紀行(その5・最終回)

        こんにちは! 世界のElectric Celloをめぐるシリーズも、今回で最終回です。 たくさんの楽器をみてきましたね! もちろんこれからも新しい工房が新しい楽器を世に出していくと思いますので、旅は終わりません。 でも一区切り。 今回は北米です! 記事の終わりに、Electric cello全般について熱く筆を奮ったので、それもぜひ〜。 Prakticello Travel celloというジャンルのものです。 組み立て式で、分解するととても小さくなります。

        • Electric Cello偏愛紀行(その4)

          まだ見ぬElectric Celloを探す旅も、第4回目となりました。 これまでの連載は↓からどうぞ! 今回も引き続き西欧編です! Electric Celloを調べていくと、個人工房もあれば、メーカーっぽい制作元もあるわけで。 個人工房さんのほうが気になりますけど、しっかり掘っていくとメーカーさんにもストーリーがあったりします。Electric Celloというマイナー楽器を売り出すにあたって、「会社の中の誰かの熱意」がそこにあるのを感じます。 逆に個人工房でも、

        【覚書】ブラームスのピアノ四重奏曲第一番をどう弾くか: サン=サーンス? シェーンベルク?

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        • 雑誌ヌガー Vol. 001
          6本
        • Electric Cello 偏愛紀行
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        記事

          Electric Cello偏愛紀行(その3)

          今回は西欧諸国のElectric Celloを巡っていくことといたしましょう! これまでの連載はマガジン↓からどうぞ〜 gf-electric strings カタルーニャのセオ・デ・ウルヘルに構える楽器工房さんのElectric Celloでございます。バルセロナにもショールームがあります。 公式サイトには楽器全体の画像がないので、Facebookをかなり深く探して行って、ようやく見つけたのが上の写真。 マンタエイみたいになっている部分が特徴的ですな。 Elec

          Electric Cello偏愛紀行(その3)

          Electric Cello偏愛紀行(その2)

          ひばりん Electric celloという楽器を偏愛しております。 たぶんこの楽器に着目して旅(ネットサーフィン)をしたひとは、世の中にそう多くはないと思うのですね。 そういうわけで、この連載についてきてくだされば、まだ誰もみたことのないWEBの世界をみれるはず!というわけです。 (連載のマガジンはこちら↓) 今回は東欧に旅に出ましょうか。 Tomáš Reiter トーマス・ライターはチェコ共和国ヴァーツラヴォヴィツェ在住のElectric Cello職人さ

          Electric Cello偏愛紀行(その2)

          Electric Cello偏愛紀行(その1)

          ひばりん Electric Celloという楽器を偏愛しております。 偏愛に理由は必要ございません。が、偏愛すれば旅(ネットサーフィン)ができるのです。旅(ネットサーフィン)は無条件に素晴らしいですよね。 だから、さぁ一緒にElectric Cello探しの旅(ネットサーフィン)に出かけましょう。 Eric Jensen(アメリカ) 世界のElectric Celloコミュニティで伝説となっているのが、エリック・ジェンセンの作品群。美しいだけでなく、ボディを完全に排

          Electric Cello偏愛紀行(その1)

          個室、シェーンベルク

          ひばりん 東京でいいことがあったかと訊かれれば、たぶん沢山いいことがあったけれど、沢山いやな思いもしたから、思わず歪んだ表情になってしまうよ。 ひとは、いやな思いをすると、心がどんどんいやな方に傾いて、酒を飲んだり性を買ったりギャンブルに走ったり、心だけでなく行動までいやな感じになっていく。それで一層心をいやなものに貶めながら、これまで沢山の人が東京に呑まれていった。そういう暗いエネルギーが東京渦をぐるぐると搔きまわしている。 いやな心になったとき、いやな場所に引

          個室、シェーンベルク