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295.高橋一生夢

2022.5.3
体調がすぐれない。
病院に行った方がいいことは分かっている。

かかりつけ医は近所にあるのだけれど、かかりつけ医で紹介状を書いてもらってしかるべき科の専門医なり総合病院なり行くのかと思うとげんなりする。

しばらく市販薬で様子を見ようか…と逡巡していた折り、歩いていると、かかりつけの診療所(自宅からすぐ近くの商店街の中にあり毎日通勤や買い物の時に前を通る)から主治医が出てきた。

主治医は高橋一生だった。

挨拶すると、高橋一生はググっと私に顔を寄せて来た。
うわ、高橋一生と0センチの距離!

「紹介状を書きますから、連休明けに必ず来てくださいね」
「眉を整えたところが荒れています」

カッコ悪!
0センチの距離で耳もとに囁いて、高橋一生は去っていった。

一瞬だったけど問診してもらったので、診療所の受付で言うと880円支払ってくれと。
8000円支払ってもいい気分だったけれど。

職場に戻って部下の女の子に興奮しながら
「高橋一生と0センチの距離で話した!」と言うと
「高橋一生似のお医者さんでしょ」と。

そうだった。
診療所のドクターは高橋一生と瓜二つだが当たり前だが別人なのだった。












こってりラーメンを食べました。


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