156.書店夢
2018.12.3
友だちと市場へ行った。
大きなショッピングモールのようだが、卸売市場なのである。
新鮮な生鮮食料品から保存食品、お菓子までなんでも売っている。
小売をしている店もあるので、主婦や観光客もたくさんいる。
友だちと集合時間を決めて、それぞれ買い物することに。
ふと見ると、市場の入口のところに本屋があるので立ち寄った。
市場関係者のための売店のようなものかと思ったら、コミックコーナーが妙に充実していて、文庫コミックや全集物まで揃っている。
コミックコーナーで「ぬり絵ハンカチ」なるものが平積みされていた。
昔懐かしい、細川智恵子先生や井出ちかえ先生のぬり絵の図案がプリントされたハンカチ。
可愛い!1枚買おう~と物色していたら「ガラスの仮面ぬりえシリーズ」があった。
へぇ~「ガラスの仮面ぬりえ」なんてあったのね、花とゆめが創刊した頃は、もうぬり絵したりする年頃じゃなかったから知らなかったわ、と思いながら見ていくと「ガラスの仮面ぬりえシリーズ」のハンカチは、ぬり絵ではなく、ちゃんと着色された、ガラスの仮面の名シーンがプリントされたハンカチだった。
「うわぁ!」と次々ハンカチを探して読み耽る。
何故か知らないシーンもある。
どれを買おう、迷うな~…でもずいぶん長く本屋にいるような気がする、待ち合わせは何時だっけ?と、手ぶらでハンカチを物色していたことに気づく。
財布とスマホ!どこに置いた?
イッキに青ざめる。
財布や携帯、今までなくしたことなかったけれど、いつかやらかすと思ってた!
ポンとそこらに置いたはず、と見たら、あった~マガジンコーナーの雑誌の上に、財布もスマホもそのまま置いてあった!良かった~~。
バッグに財布とスマホを仕舞って、しばらくマンガの本を探したりして、時間を確かめようとスマホを出すと、あれっ私のスマホじゃない!
ケースは似てるけど、私のじゃない。
レジに私のスマホを間違えて持っている人が来てないか尋ねに行くと、ちょうど男性がいて、私の持っているスマホはその人のだと言う。
が、その人が持っていたスマホは、やはりケースは似ていたものの、私のじゃない。
どういうこと??
するとレジの人が、さっき同じようなケースのスマホを持って歩いているお婆さんを見たという。
私は、私が間違えて持っていたスマホの持ち主の人に、私の携帯の番号を言って、鳴らしてくれるように頼む。
そしたら「この番号は現在使われておりません」というアナウンス。
どういうこと??
ここでいったん目が覚めて、次に夢内に戻ると、友だちと合流していて、屋台でホルモン焼きを買い食いしてた。
スマホは戻ってきたらしい。
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