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上本町に野田秀樹を見に行く

昨日、上本町の新歌舞伎座にてNODA・MAP「兎、波を走る」を見て参りました。

今でも「新歌舞伎座ってなんばにあるお城みたいな建物ちゃうん?」と思ってる方も多いのでは。
あそこ、ホテルになっちゃったんですよ…

今の新歌舞伎座は近鉄上本町駅直結の、上本町YUFURA内にあります。

かつてその場所には、近鉄劇場・近鉄小劇場という演劇ホールがありました。

私は別に演劇少女というわけではなく。
でも中高同じ女子校に通っていたPちゃんが、大学生になってからもいろいろ誘ってくれたのでした。
Pちゃんのおかげで観劇の楽しさを知りました。

なかでも「夢の遊眠社」は面白かった!
80年代に何度も近鉄劇場に公演を見に行きました。

大学を卒業して社会人になって就職して結婚して。
大学生の頃ほど頻繁に観劇しなくなった頃に、「夢の遊眠社」解散のニュース。

解散記念に旧作がリバイバル上演されることになり近鉄劇場でも公演されることになり。
「行けたら行きたいな」くらいの気持ちだったのは、当時、初めての妊娠中でようやく安定期に入ったところだったから。

千秋楽の日曜日、体調良かったので「よし行こう!」と、当時住んでた奈良から上本町まで出かけて、当日券販売列に並びました。
並んでたら
「あの〜、もしかして、お腹大きいですか?」と同年輩の見知らぬ方から声をかけられ。
「友だちが来るはずだったのですけど、来られなくなったので、良かったら券買ってくれませんか?」

エエーッ!いいんですか!

その方のお隣(結構な良席!)で見ることが出来ました!
その方のお連れの方も妊娠中で来られなかったそうです。

翌93年の1月に長男を生んで95年に次男99年に三男を生んで。
三男が幼稚園に入った頃から、また時々観劇には行くようになりましたが、いつの間にか近鉄劇場はなくなっていました。


31年前に、近鉄劇場で
「目に青葉 山ホトトギス 赤穂浪士」のチケットを譲ってくださった方、そのお友だち。
今でも野田秀樹さんの舞台はご覧になっているでしょうか、NODA・MAPの新作「兎、波に走る」はご覧になったでしょうか。

私はめっちゃ泣きました。

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