300.G夢
2022.9.28
ずいぶん弱っていてヨタヨタと動いているゴキブリがいた。
それでも逃げられたら嫌だ。
ばん!と踏み潰した。
ビシャ!と、ものすごい量の体液が飛び散った。
人間の血液のような、真っ赤な体液。
そこは、祖母の家らしかった。
美しい洋風建築のお屋敷だった。
私は廊下にいて靴を履いていたので、遠慮なしにGを踏み潰したのだった。
真っ白な壁に飛び散った真っ赤な体液。
早く掃除しなければ、跡が残ってしまう。
ティッシュでは追いつかない。
まずは電気をつけて…と、壁のスイッチを押すが電気はつかない。
あたりは薄暗いまま。
どうしよう、薄暗いままでは綺麗に出来ない。
他のスイッチを押してみたが何も起こらない。
もしかして電球が切れているのではなく、停電?
手近のドアを開けて中に入ると電気がついていた。
停電じゃないんや。
そこは応接間だった。
真ん中に大きなテーブルがあって音楽が流れていた。
そして私は中年の男に後ろから羽交い締めにされた。
暴漢!
同時に私はそれが夢だと分かった。
そして声を出せないでいた。
夢ではあるけれど大声を出さないと殺される。
夢の中では大声が出せない。
大声を出すとテーブルの向こう側でスヤスヤと眠っている人たちを起こしてしまう。
「タスケテー」何とか声が出せて暴漢は消えた。
声は外に漏れることなく夢の中だけで響いたらしい。
人々の寝息はまだ聞こえる。
まだ体を拘束されているような気がしたが、タオルケットが丸まって体の下敷きになっていた。
タオルケットを引き抜くと拘束は解けて、別の夢の中に意識が溶けていった。
赤く汚れた壁を早く拭かねばならないのだけれど…
中之島美術館で開催中の「展覧会・岡本太郎」に行ってきました。
会場内はスクリーンで上映されている動画以外は撮影可でした。
NHKでタローマンを見て、再放送されていた土曜ドラマ「太郎の塔」総集編も見て、予習ばっちり。
CM「グラスの中に顔があってもいいじゃないか!」懐かしいですね。
先週末はNHKの「タローマンまつり2号」も開催されていて大盛況でした。大阪展は10/2までですが、この後東京展、愛知展もあるそうです。
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