アルバム書き下ろし曲っていいな

こんにちは、ねむこです。

今回はニコニコ動画にフルで動画が公開されていない曲を中心に、紹介していきたいと思います。

1.Miss You/Nhato

サークル Allium Projectのコンピレーションアルバム『StirUp Club Edition V3 | diaphanser』に収録。

Vocalは蒼姫ラピス。

5:35〜6:49辺りの曲です。

目の前に広がる星空の煌めきに圧倒される。そんな感覚でした。確かな熱量をもった音で脳を揺さぶられ、ハイな気分に。これは良いものだ。全体的にはProgressive Tranceですが、部分によってComplextro要素がある曲だと感じました。でもって透明感がやばい。ピアノの音色が星粒のようで素敵。

この曲のラピスちゃんのボーカル、あどけないんですけどすごく神聖さを感じる部分もあって。歌詞にもあるように、流れ星が落ちるまでの一瞬の煌めきと儚さのようなものを感じました。また、メロディが滑らかで美しい。祈りを込めて歌うラピスちゃん。天使。

このCDの楽曲とコラボしたフルカラーイラスト集兼歌詞カードがあるんですが、Miss Youのラピスちゃんの背中には、なんと羽根が生えています。やはり天使。

2.鈍色トリガー/かめりあ

サークル ぐうのねサウンズのコンピレーションアルバム『CIRCLE JERK GALACTIC』に収録。

Vocalは初音ミク。

2:51〜3:26辺りの曲です。

音と歌詞のバイオレンスさに思わず呆然とする。でもなんだか、元気貰えるんですよね。言葉選びとか、厨二心をくすぐるような、ちょっと達観した感じ。でもそれが聴き手の気持ちを奮い立たせる。ある意味、御褒美と言ってもいいかも。音気持ち良いし。性癖noteらしくなってきた。

3.Half Step/livetune

‎livetune feat. 初音ミクの「Tell Your World (feat. 初音ミク)」

トイズファクトリーより販売されたlivetune(kzさん)のミニアルバム『Tell Your World EP』に収録。

Vocalは初音ミク。

初見時、驚きました。kzさんの四つ打ちミクノポップに慣れてる身としては、メロディの裏拍を意識した独特のリズム感がとても斬新で......。いい意味で酔える。これを平然と歌うミクさん、ハンパなくカッコいい。

歌詞も、「たり」が多くて聴いてて心地よいんですよ。かわいい。

あとですね、

「たまにはなんとなくの歌放り投げた」

「りして」

とか、

「君のパラダイムシフトできちゃった」

「りして」

とか、そこで歌詞を区切るの！？ってちょっと驚きました(本当に一瞬なんですが......)。過去形かと思いきや「〇〇なのかもね」って可能性の話だった、みたいな。

ミクさんの気まぐれさというか小悪魔感があって良いですねこういうの。

すっかり「りして」中毒。

4.Playing lonely/room

http://stripeless.bandcamp.com/album/translucent

レーベル Stripelessより配信中のroomさんのアルバム『Translucent』に収録。

Vocalは(おそらく)松田っぽいよ。

Fullを聴けるタイプのアルバム収録曲です。

イントロからもうオシャレ。松田っぽいよくんの高めで良い具合に力の抜けた歌声が合います。間奏のジャジーなピアノも最高。気がつくとリピートしてしまう。

同アルバム収録曲の「さざなみ」「さよなら」もとてもおすすめ。こちらは二曲とも雪歌ユフさんが歌ってます。ぜひぜひ。

5.Jellyfish Drop/loopcoda

http://fogpak.bandcamp.com/album/fogpak-13

参加型コンピレーションアルバム『FOGPAK #13 』に収録。FREE DL可(！)。

Vocalは初音ミク。

このコンピレーションアルバムのテーマは「最高の夏」。

さざ波の音とミクさんの呟くような声が彩りを添えます。サイダーみたいに爽やかポップなインストゥルメンタル。かわいい。

もしこの曲がニコニコ動画に投稿されていたら、「VOCALOID炭酸入り」のタグを付けたいです。夏になるといっぱい聴きたくなる。

6.神様は寝不足/koyori

BinaryMixx Recordsより販売されたkoyori(電ポルP)さんのメジャーアルバム『World on Color』に収録。

VocalはGUMI。

2:00〜2:14辺りの曲です。

粋なギターのフレーズとGUMIの気だるくキュートな歌声、ブラスバンドの合いの手が心地よい一曲。

この曲、最初に聴いたときは「お〜、キュートでイケてるポップスだな〜。」って思ってたんですが、歌詞を見てみたら、悲観的で暗い。電ポルPさんの「サイノウサンプラー」「独りんぼエンヴィー」「愛に奇術師」などとは違う方向性の暗さのような。

しかもサビの歌詞は前向き。これどういうことなんだろう？って思ったんです。

多分、AメロとBメロが主人公「僕」視点、サビで「神様」視点の歌詞になってるのかな。あくまで予想なので確定ではないのですが。自分の人生に疑問を持つ「僕」と、「もう少し進めば分かる。」と見守る「神様」。もどかしい。でも良い。

7.あなたの場所と、私の理由と。/monochromia

レーベル U/M/A/A Inc.より販売された、Lemmさんと西島尊大さんのユニットmonochromiaの1stアルバム『monograph』に収録。

Vocalは初音ミク。

3:42〜4:05辺りの曲です。

もう、歌詞もサウンドも切なくて仕方ない。特にサビがとてもポップで良いです。そして最後のサビ、ずるい。歌詞の変化にもやられました。

感情や事象、あらゆるものに意味や理由を見出だそうとする「私」の無機質さ。冷たさがありつつも美しい。本当にすごい。

今回は7曲紹介させていただきました。

それではこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！