退院と仕事復帰

退院翌日。水曜日。
事務作業なら大丈夫と、仕事に復帰。もちろん医師にも聞いてOKだったので普通に通勤した。

と、からだを動かしてると出血がどんどん増えてくる。事務作業といえど社内で歩くことはあるので、そのたび腰に石が乗ってるように重たい。

これって出血量多いの?少ないの?元助産師だけに大混乱。よくよく考えたら退院後の出血量がどれくらいが正常かなんて知らない。これで少なかったら恥ずかしいという気持ちもある。でもとにかくお腹が痛い。ずっと生理1-2日目?みたいな、いや多分それ以上の痛みだった。

それでもまだ耐えられる痛みだと思って水曜と木曜は耐えて、金曜はもともとおやすみだったので朝一病院に行こうと決めた。

予約外の受診だったので2時間近く待ち時間があった。それでもこのタイミングで行ってよかったと今は思う。待っているあいだは痛みで覚えてないがとにかくうずくまるような姿勢で呼ばれるのを待っていた。

医師にとにかくお腹が痛くて退院のときよりも出血がたぶん増えてると思うんです、と伝えたら、まずは診察しましょうということになった。

エコーと内診をしてもらったところ、出血多いほうで、まだまだコアグラ(血液の塊みたいなもの)が子宮内に残っていた。そのため腹痛もひどかったよう。医師にも「これは痛かったでしょう」と言われるくらい体内にまだ手術後の血が残っていたようだ。

子宮内に残っている血液をかき出してもらい(腹痛がすごく強くて診察台で仰け反ってしまった!)、出してもらったあとは少し腹痛が楽になる。医師からはもともと予約していた手術後1週間くらいの月曜、火曜までは安静にするように言われた。

そしてその1週間後の診察でまだコアグラが残っていたり、出血が増えたり腹痛が強いようだったら再手術の可能性もあることを伝えられた。

またあの痛い思いをしなきゃいけないのか…麻酔の気持ち悪いのを体験するのか…と思うと少し気が滅入った。

幸いなことに私は派遣社員だったので休んでもそんなに迷惑がかかることは無かったので、上司に理由を話して休むことにした。

なかなか順調にいろんなことがいかなく、婦人科で待つときも後ろには産科もあって赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

分かっていても、辛いものなんだなぁと痛感した。

#稽留流産  #多嚢胞卵巣