人生終わってからが本番

はじめまして、アサヤンネムです。
今日はアイドルになったきっかけをお話します。


2021年1月24日、日曜日。
この日、新しい姿・形でデビューさせて頂きます。


この日を大切にしたいからこそ、
ここで過去を振り返りたいと思い
今この文を書いています。

人は時に

「後ろを振り返るな!前を見ろ!」

と言いますが過去があるからこそ
今の自分を形成出来てるので、
過去の「自分」も大事にしたいから
後ろをたまに振り返ります。

長いですが、電車や寝れない時間や暇つぶしにみてください。



僕が「アイドルを目指したきっかけ」と
アイドルとして伝えたいこと




初めて人前で踊ったり歌ったりしたのは
小学生の頃でした。
その当時は目線は下ばかり、音程も全部外す
表情も表現も何一つとして全く出来ていませんでした。


"発表会アイドル" って感じでした。

クリスマスにサンタさんにマイクをお願いしたり
PCで音源やイベントの制作をしてたのも
今思えば小学生のこの頃からでした。


僕の中の幸せの隣にはいつも
音楽が存在していました。


このまま頑張って練習していれば
いつかは有名な事務所からデビューして
CDなんて5万枚売れてオリコンにも入る
ライブだって最初はショッピングモールとかで…


そうやって小学生の僕は簡単に夢を描けていました。


中学生になりすぐの頃、

いじめられるようになりました。



最初は小さな陰口から
根も葉もない噂からはじまり、
教科書はなくなり、
下駄箱の靴もなくなり
靴に砂をいっぱい詰められ、
画鋲だらけになり
机や椅子もなくなり


「死ね」の一言が書かれた
小さな手紙が入っていたり。


友達も居たけれど信用なんか出来なくて
次第に心を閉ざしました。

今思えばそれくらいの事かよ、って思うけれど
その時は学校が全てで、学校が生きる世界だった
学生の僕にとって地獄の日々でした。


楽になりたい一心で消える事も考えたけれど
どれも未遂で終わり、そんな自分自身へ
また絶望していました。

親や姉兄は心配してくれていたのに
恥ずかしいという気持ちから僕からは一切
何も言わなくて、
何か言われても逆ギレしていました。


不登校になり部屋に引き篭っていた日々にも


音楽

という存在が僕を救ってくれていました。



当日、何も気にせず部屋の中で踊っていたから
今でも実家の2階の僕の部屋の床は
ギシギシ軋んでいます。


そんな地獄から逃げた日々の希望であった音楽も
ある日、曲をつくってあげる と言ってきた
大人に嘘をつかれ騙され崩れ落ちました。


大人も音楽も夢も希望も幸せも絶望も
全部がきもちわるくてきもちわるくて


非行に走りました。


髪を染め、深夜徘徊をして、昼に登校して
気に入らないと怒りだし
授業中も屋上で過ごしたり
ここでは書ききれないくらい色んな事をして
大人に迷惑をかけました。

その当時は、大人やいじめてきた周りの人達へ
何より弱くて逃げ惑う自分への
精一杯の反抗でした。


非行も長くは続かず中学3年生になると
一緒にサボってた人達も高校受験の為に
身なりを整え教室で授業を受けはじめました。
僕はその姿を目にした時、
虚しくも悲しくもなりました。


した事は必ず返ってくる。


成績も1ばかり、期末試験も全て5点以下。

「高校進学は難しい。」

そう5月の午後、夕陽で茜色に染まった
教室で担任から言われたのを今でも覚えています。




いじめられた。

大人に騙された。

非行にはしった。

将来の希望も薄い。




頭の中で描いてた人生、終わった。


これから先、高校を卒業して大学にはいって
夢を追いかけて叶わなければ就職して、
結婚して子供ができて幸せな人生を歩む。

中学生の漠然とした人生計画も
ねじ曲がったままで止まってしまいました。


ここから先、卒業したら中卒で働いて
その先どうする?


周りが青春を輝かせているのに
なんでこうなったの?


いじめられて逃げなければよかった。
大人に騙されても信じればよかった。
向き合ってくれる優しい大人や友達を
もっとちゃんと大事にすればよかった。


自分への後悔と苦しい地獄の中、
諦めない事を諦めて部屋に閉じこもりました。




将来が真っ暗なトンネルで、終わりが見えなくて
日々絶望の海を泳いでいました。



そんな時に、ふとつけたYouTubeのオススメに
モーニング娘。さんが出てきました。

幼少期の頃から大好きだったけれど
中学生になりあまり聞かなくなった今のタイミングで
オススメに出てきたから懐かしくて再生しました。





涙がとまらなかった。





同じ世代の子達が、同じ今を生きているのに
こんなにもキラキラ輝いていて
こんなにもカッコよくて
こんなにも笑顔でいるのをみていたら

自分がしてきた事、
闘わずに逃げた事、
死ぬことを考えた事。

全てがバカバカしく思えて、

「自分もアイドルになりたい…」

「もう一度、夢を追いかけたい。」

そう改めて思えました。


勉強も少しずつ頑張り
僕自身、胸を張っていこう
と決めてから学校へ行くようになりました。

最初はいじめの反動も
真面目に頑張りだした事への周りからの嫌悪感も
全てが怖くて怖くて怖かった。



でも、
そんな時にまたモーニング娘。さんの曲を聴いて
よし!頑張ってみよう!と自分のケツを自分で叩けるようなりました。



それから半年間、
学校に通い授業を受け色んな友達ができたり
精一杯頑張ってたら合格は難しいと
言われていた高校の合格が決まりました。


もう一度、立ち上がれた。


"人生、終わってからが本番なんだ。"



そう思わせてくれた「アイドル」という存在に
感謝と憧れを抱きました。


人は変われる。

辛いのは自分だけじゃない。

明日も生きよう。


そう伝えれる思わせれる
生きる希望になれるアイドルになるのが僕の夢です。



当時、迷惑をかけてしまった
中学の先生達はみんな夢を応援してくれています。


人生まだ始まってもないけど、終わってもまたはじめれる


そう思います。



僕がこれから1人の「アイドル」として


これを読んでくれているアナタの
投げ出してしまった過去、気持ち、現在、未来


全てを
輝かせていきます。



人生終わってからが本番。



アナタの人生、最高にさせます。






アサヤン ネム

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