正解主義から抜け出す方法。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「「正解主義」から抜け出すにはどうしたらいいのか?」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日はいい天気かな。

ちょっと曇りがちかな。

そんな大阪からお届けしておりますけども。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は「正解主義からの脱出方法」というのをお話ししていきたいなと思います。

正解主義っていうのは、なにかと正解を求めてしまう。

「なにが正しいのか?」「なにが間違ってるのか?」ということを常に考えてしまって、正しさっていうものを常に求めていくとか。

正解っていうものにこだわって間違ってることが許せなくなったりとか、正しさにこだわるあまり、すごくギュッと窮屈になってしまったりする状態っていうのを「正解主義」っていうふうに言います。

「理想主義」って理想を求めるっていう似た言葉があって、僕の中で理想主義の中に正解主義も含まれてるっていうふうにも捉えてるんですけど。

今日はだから似たような扱い方ができるんですけど、正解主義について語っていきたいなと思います。

よかったら最後までお聞きください。

けっこうこの正解主義っていうのは昨今多くて、これはいわゆる受験勉強っていうものが正解主義を強くする。

厳密にいうと「答えっていうものは必ずある」とか、それから選択肢が示されたときに「答えは一つである」っていうのも正解主義者の中にけっこうよくあるパターンなんですけども。

なにかと正しさっていうものを追っかけてしまう。

だから「こういうのが正しい」っていう定義づけっていうのをしてしまうわけですね。

今回ネタ元さんでいただいた正しさっていうのは、「30代後半なら結婚してて、子供がいて、その中でも3人いる人が一番勝ちで、マイホーム建てて車も高級ミニバンに乗ってるっていうのが一番の正解」というふうに捉えてると。

で、それの正解っていうものに達していないってことは、自分は間違ってるといって自己攻撃をするっていう。

だいたい正解主義者は、理想主義者もそうなんですけど、正解っていうのを今みたいに自分の中に定義して、そしてそうなっていない自分を責めるっていうことをよくやってしまいがちなんですね。

「こうするのが正しいのに自分はできてません」「こういう状態が正しい状態なのに自分はできてません」っていって自分を責め続ける。

それで、こういうケースにおいてどういうふうにこの問題を見ていくのかっていうと、じゃあこの正解主義ってどこから来たのだろう?っていうルーツを探っていくって方法があるんですね。

たとえば今お話ししたように、今日のネタ元さんは30代後半なら結婚して子供が3人いてマイホームもあって高級ミニバンに乗ってるっていうのが正しいと思ってたわけですけど、これって最近登場したのかな?っていうと多分違ってて。

30代後半に出てきたってことは、多分30前半は違う正しさがあって、20代は20代でまた違う正解があって、10代は10代でっていうふうに、きっとこれは想像ですけども、過去にもそういった正解っていうものに縛られてきたんじゃないかなって推測して。

じゃあ昔はどんな正しさがあったの?それは今どうなったの?とか。

どこからその正しさは来たの?みたいな感じでルーツを探っていく。

そうするとけっこうな確率で親がそうだったとか、それからけっこう受験とか頑張った人は受験勉強をしていた時の塾だったりとか、親も絡みますけど、周りの人がこの大学に行くとかこの高校に行く、この中学に行くっていうのが正しいみたいな考え方をしていて、その影響を受けちゃったっていう場合もあったりとかして。

けっこう子供時代からその正解主義に縛られてきたっていうところは、意外とよく耳にするところなんですね。

そうするとトラウマっていうわけではないんですけども、親がそういった正解主義に縛られてる人だったとすると、その影響を受けて自分も縛られるわけですけど、そしたら「じゃあ自分と親との関係性というのを見つめ直していこうよ」っていうところが王道みたいな感じのアプローチですね。

で、このやり方もけっこう重要で、「あ、なんか昔からそうじゃん、私」みたいなふうに気づいて、けっこう親のそういう呪縛みたいなものからまだ抜け出せてないなぁと思って親を手放すというか、親から心理的に自由になっていくっていうふうなことを目指していくと、この正解主義も親との関係の中がルーツなので、そのルーツっていうことが取れたことになると、これがだいぶ緩和されるっていうような、そういった状況もあって。

なので正解主義が緩和するのでかなり自由度が上がったりとか、すごくこだわりがなくなったりとか、融通が自分でも効くようになったり、結果フットワークが軽くなるみたいな効果が出てくるわけですね。

で、もう一つ正解主義に関して押さえとかなきゃいけないのが、「これが正解だ」っていう定義がありますよね。

さっきの結婚して子供がいて云々・・・なんですけど、「それをその人が本当に求めてるか?」っていう問題が実はあって。

これが正解だからそうなってない自分はダメだっていうところまではわかるんだけど、じゃあそういう自分になりたいのか?っていうと、「なりたいです」って言うんだけど、「う~ん・・・ほんまに?」っていう「?」がつくところがやっぱりあるんですね。

で、これはどういうことかって言うと、順番が逆っていう話を僕はあちこちでするんですけど、このケースもそうで、自分を責めるっていうことが決まっていて、責める理由を探すために正解主義を持ってきてるっていう話なんです。

つまり自分を責めることは確定してて、責める理由が欲しくて、「あ、私結婚してない」とか「子供3人いない」とか「マイホームない」とかっていうところで自分を責められるわけですね。

つまり自分を責めるためにその正解っていうものを作り出している。

だからなんでもいいんですよ。

つまり今の自分を否定できる材料があるのであれば、別に30代後半でマイホームを持ってなかったとしても、じゃあ逆にたとえば年収が1000万だったりとか、それから容姿端麗であったりとか、なんでもいいんですよ。

自分を責めるっていうことがもう確定してるので、責められるだけの十分な理由っていうものを自分で見つければいいということで。

そうするとこれは正解主義そのものっていうのが問題というよりも、「自己否定・自己嫌悪」っていうところがまた主題っていうことになってくるわけですね。

だからそうするとこれは正解主義だけじゃなくなっちゃうんですけど、たとえば今自分を責めてて、こういう理由で責めてるっていうのがありますよね。

恋人がいないっていうことで自分を責めてるとか、仕事がうまくいかないってことで自分を責めてるとか、お金がないっていうことで自分を責めてるとか、なんでもいいんですけども。

そういった自分を責めてるっていうのに理由をつけてると思うんですけど、果たしてその理由っていうものが本当にそうなのか?それが自分にとって重要なことなのか?

それとも自分を責めるためにその理由をでっち上げているのか?っていうことについては、けっこう検討の余地があるんですよ。

だから実際のカウンセリングの中でも、そうやって正解主義とか理想主義の話を聞いた時に、「じゃあ本当にそういうふうになりたいの?」「それ欲しいの?」って言うと、「いや・・・子供は3人もいりません」みたいな。

「あ、じゃあ違うじゃん」みたいなね。

ということが出てきたりするっていうことなんですね。

なので結局ここも自己肯定感みたいな話になっていくんですけども、ただ正解主義っていうものをずっと自分に縛り付けてきた場合もう癖になっているので、そう簡単によう取らん(取れない)のです。バシッとね。

なので、その目的である自己攻撃っていうのをなるべくやっぱり減らしていきたいと。

自己嫌悪するっていうところを減らしていきたいと。

そこでは自己肯定感的なアプローチになるんですけども、「まぁしゃあないよね」というふうに理解を示すとか、それから「自分は自分だから」って言って自分軸を確立していくとか。

それから自分が笑顔になれること、自分のご機嫌をとる。

これいつも言ってますからね、自分のご機嫌をとってあげるっていうこととか。

それから自分の好きなことやる。

まぁ似てますけどね、好きなことやるとか。

自分の価値や魅力をちゃんと受け取るとか、自分をいっぱい褒めるとかね、やり方は沢山あるわけですけど。

要は自己嫌悪っていうところにフォーカスを当てて、そこをなんとかして緩和させていくっていうことをやると、自己嫌悪・自己攻撃をするために正解主義を持ち出してきたんだから、自己嫌悪っていうものが弱くなっていけば正解主義もそんな必要なくなってくるよねっていうことで、これも外れるっていうことになりますね。

そしたらさっきも言ったようにすごく生きやすくなるよねと。

で、この生きづらさっていうところをつくってるっていうのは正解主義であろうがなんであろうが、やっぱり自己否定・自己嫌悪っていうところが強いってことなんです。

だから正解主義っていうのも、職人的なこだわりでやっぱりプライドを持ってやってるって場合は自己否定・自己嫌悪にならないんですね。

なのでその場合は別にいいと思います。

理想主義者も完璧主義者もそうです。

けれど、自分を責めるために使うっていうのが痛いので、これをやっぱりなんとかしていきましょうっていうのが今日のお話でございました。

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